ソウタとアコ

ソウタとアコ

半ズボンとセーラー服を着用した元気な少年、ソウタと、和服の清楚なお姉さん、アコの二人組が、砂漠をのんきに旅する姿を描いた、奇妙でシュールな姉ショタコメディ。

正式名称
ソウタとアコ
ふりがな
そうたとあこ
作者
ジャンル
不条理・シュール
関連商品
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あらすじ

第1巻

少年のソウタと妙齢の女性のアコは、砂漠を旅していた。そんな中、暑さに疲れ果てたソウタは、一人だけ優雅にラクダに乗っているアコの姿を見て、自分もラクダに乗せてほしいと懇願するも、アコからはけんもほろろに断られてしまう。アコは、その後も懸命に抗議を繰り返すソウタの姿を、親鳥にエサをねだる小鳥と重ね合わせ、一人心の中で楽しんでいた。(エピソード01。ほか、20エピソード収録)

登場人物・キャラクター

ソウタ

セーラー服と半ズボンを着用している金髪の少年。内戦で両親が亡くなり、一人でいたところでアコと出会い、いっしょに砂漠を旅するようになった。明るく元気な性格で、過酷な砂漠の旅もそれなりに楽しんでいる。何を考えているのかわかりにくいうえ、時おり突飛なことを始めるアコの言動に、つねに振り回されている。傷ついたラクダを引き取って旅の仲間に加えていた。ビー玉が好き。

アコ

和服を着た妙齢の女性。美しい黒髪の持ち主。一見すると優雅で清楚だが、無表情で時おりポツリと面白いことをいう一風変わった人物。お見合いから逃げるために、ソウタといっしょに砂漠を旅することになった。裁縫が得意で、巷では伝説とされている幻のラクダというラクダ柄のマントを密かに作っている。しりとりをすると、リコピンやタウリンといった栄養素しかワードが思い浮かばなかったり、ラクダがサボテンを食べている姿を見続けて無心になろうとするなど、かなりの変人。

ヒューゴ

黒髪の少年。砂漠を旅する隊商の一員で、友達を欲しがっていたソウタから声を掛けられた際、一人でラクダに乗れないソウタのことを最初はバカにしていた。根っからの商売人で、ソウタの宿泊する部屋を訪れた際に商品の絨毯(じゅうたん)を持ち込んで、ソウタに売りつけようとしていた。

サチエ

砂漠の地下に住んでいる研究者の女性。眼鏡をかけている。アコの友達で、彼女に幻のラクダの素材になるヤマネズミの毛を提供している。ヤマネズミ程度に手こずるほかの人間を見下しており、サチエ自身の能力をもってすれば世界征服も夢ではないと思っている変人。ソウタから魔女ではないかと疑われていた。

ラクダ

ソウタとアコといっしょに旅をしているラクダ。性別は不明。もともとは別の人間に飼われていたが、奴隷のように使役されることに嫌気がさし、命からがら脱走した。そこでソウタと出会い、彼に飼われるようになる。世話好きで優しいソウタのことを信頼している。

その他キーワード

ピロコロのお菓子

ピロコロという街で売られているお菓子。その昔、ピロコロの英雄が、旅のお供になる兵士に与えていたもの。食べると口の中にある水分を根こそぎ奪われてしまう。アコが、ビンの中に詰めて持ち歩いていた。

幻のラクダ

刃物を受け流し、炎にも耐えるというヤマネズミの毛を素材にしたマント。防御品としてはもちろん、衣料品としても最上級。その着心地から「優しさを着ているようだ」という名言すら生んだ至高の一品。謎のラクダ印が入っているのが特徴で、裁縫が得意なアコが、サチエから素材を得て作成している。

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