やけくそ黙示録

やけくそ黙示録

キュートな女子中学生として復活した、不条理エロ姐さん阿素湖素子が、染色体と潜在意識を操作し、理不尽に暴れ回り、教育問題に挑む(?)学園不条理ナンセンスコメディ漫画。作者吾妻ひでおの不条理ワールド、『やけくそ天使』の続編。

正式名称
やけくそ黙示録
ふりがな
やけくそもくしろく
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
不条理・シュール
 
その他ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

やけくそ天使』の最終話で姿をくらませた阿素湖素子が、何故か女子中学生に若返り、学園生活をおくる。ロリコン教師はお気に入りの美少女を優遇するため、阿素湖素子は自分だけが美少女として居座ろうと、不条理能力で女子生徒の染色体を抜き取り男子の染色体を移植。反撃してきた教師たちとは染色体の投げ合いで抗争。

校内暴力で活気のある別の学校に殴り込みをかけ、血液型がO型の生徒の肉体だけを合体し、阿素湖素子は見事に勝利する、といった不条理なナンセンスコメディが続く。

登場人物・キャラクター

阿素湖 素子 (あそこ そこ)

エロスと不条理の権化。肉体を自在に操り、合体する、脳をぶん投げるなど物理法則を書き換えたり、洗脳などの精神操作もできる不条理な存在。能力はすべてヤルことにしか使われない。淫乱だがおとなし目。美少女を優遇する中学校で、自分だけ美少女になって居座ろうと画策する。掲載誌が青年誌から少年誌になったため、前作『やけくそ天使』よりも容姿が若くなりエロ要素も控えめになっている。

進也 (しんや)

阿素湖素子の養子だが、阿素湖素子をおねーちゃんと呼ぶ。中学校の教師。生真面目でまっすぐな性格。恋人もいるが、姉としての阿素湖素子に向ける親愛は深い。阿素湖素子に見た目の年齢は逆転し、余計に振り回されている。

葉介 (ようすけ)

1話、2話に登場。阿素湖素子に声をかけたばかりに、騒動に巻き込まれる少年。同じ人物だが、1話前半と後半で呼びかける名前が変わる。名前の由来は、漫画家の高橋葉介、夏目房之介から取られている。

教師 (きょうし)

1話最初で、阿素湖素子が潜り込む中学校の教師。美少女には良い点を、男子生徒はおまけ扱いという極端な贔屓をする。阿素湖素子に引っ掻き回され、校長や他の教師を巻き込み染色体を投げ合うという不条理な戦いをする。漫画家のいしかわじゅんがモチーフ。

吾妻 ひでお (あづま ひでお)

原作者本人で、各話に登場する。阿素湖素子と打ち合わせを始めたり、ツッコミに答えたり、進也に点描とタチカワのGペンで攻撃を仕掛けたりと、メタ的に闇躍する。

進也の恋人 (しんやのこいびと)

進也の恋人で中学教師。2話に登場。分身して挨拶を交わす様々な年齢の阿素湖素子を見て、精神が崩壊。自分をうさぎと思い込む。2話の終わりでも正気に戻っていない。

(あおい)

3話に登場。学校のアイドルで、バスケ部のスーパーヒーロー。ろまこめモードの阿素湖素子に興味を持ったばかりに、不条理な体験をする。3話のラストで、存在しない妹に阿素湖素子との仲を祝福されてしまう。

ボス

4話に登場。生徒や教師を操って、阿素湖素子を狙う謎の人物。進也を傷つけられた阿素湖素子が超能力を覚醒し正体を暴くが、『やけくそ天使』の進也がその正体で、『やけくそ黙示録』の阿素湖素子を、阿素湖素子の偽物として倒そうとした。

集団・組織

私立中学 (しりつちゅうがく)

『やけくそ黙示録』に登場する学校。1話前半で、阿素湖素子が最初に潜り込んだ中学校。美少女生徒が優遇され、男子学生は冷遇されるため、阿素湖素子は自分だけ美少女になって居座ろうと画策する。

荒れる中学校 (あれるちゅうがっこう)

『やけくそ黙示録』に登場する中学校。1話後半に登場。教師と生徒が争い、校内暴力で荒れている。阿素湖素子が乱入したことにより、精神崩壊する教師が多発する。

あじま高校 (あじまこうこう)

『やけくそ黙示録』に登場する高校。2話ラストに登場。受験ノイローゼから精神崩壊した生徒たちを阿素湖素子が洗脳し、魚と思い込ませた生徒たちが受験。水の中を泳ぐように宙に浮かぶ受験生たちを見た担当教師が精神崩壊。

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