概要・あらすじ
街で小さな電気屋を営む半田溶助は、スッポンやマムシの生き血風呂に入ったり、突然ドーバー海峡を泳いで横断するなどと言い出したりと、予測のつかない変人。従業員の2人は、そんな変態社長の行動に毎日振り回されるのだった。
登場人物・キャラクター
半田 溶助 (はんだ ようすけ)
半田電気商会という小さな電気屋を営む社長。店の制服であるブレザーのような上着を着て、水玉模様の大きな蝶ネクタイを締めている中年の男性。ズボンとブリーフも水玉模様のものを着用している。電気屋は住居も兼ねており、そこでスッポンやマムシの生き血風呂に入っている。営業先の家でも変態的な行動ばかりをとるため、店の売り上げは芳しくない。
従業員A (じゅうぎょういんえー)
街の小さな電気屋、半田電気商会の男性従業員。社長の半田溶助からは「従業員A」や「平社員A」と呼ばれている。本名は「豚山豚八郎」で、その名の通り豚のような顔をしており、頭をスキンヘッドにしている。日々変態的な行動で暴走する社長を抑えたり、ツッコミを入れたりと苦労が絶えない。
従業員B (じゅうぎょういんびー)
街の小さな電気屋、半田電気商会の男性従業員。社長の半田溶助からは「従業員B」や「平社員B」と呼ばれ、客の今日子からも「店員Bさん」と呼ばれている。整った顔立ちをしており、外見はいたってまとも。従業員Aと同じく、変態的で常識がない社長に苦労している。
今日子 (きょうこ)
半田電気商会の近所に住む女子中学生。客としてよく店にやって来る。半田電気商会で2000円以上の品物を買うと1枚もらえるサービス券を10枚持って、たのきんトリオのサイン入りのハンカチとラジカセと交換してもらうために来店する。しかし、そのキャンペーンは社長の半田溶助による虚偽広告であり、交換してもらえないばかりか、生ゴミを浴びせられる。 溶助からはたびたびひどい目に遭わされており、警察署長の父親に言いつけている。
今日子の母 (きょうこのはは)
女子中学生、今日子の母親。娘と同様、半田溶助からひどい目に遭っている。田舎の母親に電気アンマを送ってやろうと、半田電気商会を訪れると、溶助からは股間を足でグリグリされる電気アンマをお見舞いされた。また、半田電気商会のCM出演を依頼されたところ、娘と一緒にキャバレーに売り飛ばされたりと、散々な目に遭っている。
松本 (まつもと)
半田電気商会にクーラーの取り付けを依頼した客。新婚1か月の若い女性。寝室にクーラーを取り付けてもらったものの、試運転をしてみると、クーラーの中から落語家の姿の半田溶助が飛び出てくるという仕掛けになっていた。さらに一瞬で溶助によって全裸にされたうえ、亀甲縛りまでされてしまう。
洋介 (ようすけ)
半田電気商会からラジカセを万引きした少年。実家は裕福なのに、大量の電化製品を万引きしている。半田溶助らが抗議に訪れても、洋介の父親は謝罪する態度はまったく見せず、金で解決しようとした。洋介の万引きは、どんなに繰り返しても、父親がまったく自分のことを怒らないゆえの行動だったが、溶助に怒られて更正する。
宮園 保子 (みやぞの やすこ)
洋介の担任を務める女教師。ジャージ姿だが、スタイルの良い、セクシーな女性。生徒たちに野鳥の巣箱を作らせている時に半田溶助に出会い、溶助が作る奇妙な巣箱に驚く。その後も、女友達とドライブ中にパンクしたところ、遭遇した溶助らに助けを求めるが、社内に嘔吐されたり、車のタイヤを真横に走るように改造されたりと、ひどい目に遭う。