新しい足で駆け抜けろ。

新しい足で駆け抜けろ。

中学時代、サッカー部のエースストライカーだった菊里翔太は、高校入学直前に事故に遭い、左足を失う。スポーツをあきらめていた翔太が、競技用の義足と出合い、陸上競技者として再生していく姿を描く。小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」2019年第48号より連載を開始。

正式名称
新しい足で駆け抜けろ。
ふりがな
あたらしいあしでかけぬけろ
作者
ジャンル
陸上競技
 
部活動
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊5巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

概要・あらすじ

中学時代、サッカー部のエースストライカーだった菊里翔太は、サッカーの強豪校に進学する。しかし入学直前、事故に遭ってしまい、左足を失う。1年間の休学後、翔太は学校に通うことになるが、「何もできない」と感じていた翔太は、毎日を無為に過ごしていた。そんなある日の朝、翔太はクラスメートの宇佐美と同じ電車に乗り合わせる。ほかのクラスメートたちが翔太の義足に気を使って距離をとる中、唯一話し掛けてくるお節介な男子だった。駅に到着した二人は、エレベーターの溝にハマった人形を拾おうとしている、小さな男の子を発見する。翔太は反射的にダッシュした。エレベーター直前で義足がはずれかけるが、なんとか扉が閉まるのを防ぐことができた。その様子を見ていた一人の男が翔太に声を掛けてきた。男の名は千鳥政信で、義肢装具士だという。ズボンの裾から義足が見えたという千鳥は、名刺を差し出し、翔太の義足の様子を見ましょうかと提案する。怪しいセールスだと思った宇佐美は、翔太をうながしてその場を退散する。その日の放課後、千鳥は翔太の学校を訪ねてくる。宇佐美の鞄に学校名があったので、調べてやって来たという。どうしても翔太に見せたいものがあるといって、千鳥はキャリーバッグを開けた。そこには陸上競技用の義足があった。朝、生活用義足でダッシュした翔太の走りを見て、翔太にもっと早く走ってもらいたいのだという。せっかくだから試着だけでもという言葉にうながされた翔太は、結局50メートルの試走をすることになった。翔太の気持ちは「何もできない」というあきらめから「何かができるかもしれない」という期待に変わっていた。走り出した翔太は、ただまっすぐ走っているだけなのに「楽しい」と感じていた。走り終えた翔太は、千鳥に感想を聞かれ、「もう一回走りたい」と答えた。こうして競技用義足と出合った翔太は、やがて陸上部に入部し、パラアスリートを目指すことになる。

登場人物・キャラクター

菊里 翔太 (きくざと しょうた)

高校1年生の男子。中学時代はサッカー部のエースストライカーで、全国優勝の経験もある。サッカーの強豪高校に進学するものの、入学直前に事故で左足を失って休学。1年遅れで高校生活を始めることになった翔太は、義足のせいで、無気力な生活を送っていた。偶然出会った義肢装具士の千鳥政信のおかげで、競技用の義足の存在を知り、千鳥と組んでパラアスリートを目指す。

千鳥 政信 (ちどり まさのぶ)

義肢装具士の男性。民間の義肢装具製作所に勤めていたが、スポーツ義足を作りたいという動機から独立。ボロい一軒家を個人事務所兼工房として使用する。生活用義足で走る菊里翔太の姿を、偶然目撃して彼を強引にスカウトする。弁舌が立ち、胡散臭い雰囲気がある。

書誌情報

新しい足で駆け抜けろ。 5巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2020-02-28発行、 978-4098605446)

第2巻

(2020-04-27発行、 978-4098605958)

第3巻

(2020-06-30発行、 978-4098606399)

第4巻

(2020-09-30発行、 978-4098607082)

第5巻

(2020-12-25発行、 978-4098607853)

SHARE
EC
Amazon
logo