概要
日本の漫画家。男性。13歳の時に、単行本『奇怪星團』(青雅社)を描き下ろし、漫画家デビュー。以後、継続して作品を発表し、貧しい家計を助ける。1951年、中学卒業後に単身横浜へ転居。合同通信社の図案部に入社。以後、雑誌に短編や絵物語を連載し、1955年には専業漫画家となる。1957年、「少年画報」に連載した『まぼろし探偵』が大ヒット。テレビドラマや映画などになり、一躍人気作家となった。翌1958年には、川内康範原作のテレビドラマ『月光仮面』の漫画化を担当。人気を不動のものにした。1963年には「週刊少年マガジン」にて『8マン』(原作:平井和正)の連載を開始。テレビアニメ化されるなど大ヒットとなるが、1965年3月、桑田が銃刀法違反により逮捕され、打ち切りとなる。以後も、少年向けヒーロー漫画で活躍するが、1977年に少年漫画界から引退。収入もなくなり、苦悩の末に瞑想にたどりつき、『マンガエッセイでつづる般若心経』『チベット死者の書』など、精神世界を題材にした漫画を描く。
ヒストリー
- 1935年4月17日
大阪府吹田市に生まれる。
- 1948年
13歳のときに『奇怪星團』(青雅社)でデビュー。
- 1951年
横浜へ転居。合同通信社の図案部に入社。雑誌に短編や絵物語を連載する。
- 1953年
「三年ブック」に『空とぶ島』を連載。
- 1955年
「おもしろブック」に『竜神丸』を連載。この頃より漫画専業となる。
- 1957年
「少年画報」に『まぼろし探偵』を連載。大ヒットし、人気作家となる。
- 1958年
川内康範原作のテレビドラマ『月光仮面』のコミカライズを担当。「少年クラブ」に連載する。
- 1959年4月1日
『まぼろし探偵』がテレビドラマ化。KRT(現TBSテレビ)にて放映される。
- 1963年
「週刊少年マガジン」にて『8マン』(原作:平井和正)の連載を開始。
- 1963年11月7日
『8マン』が『エイトマン』のタイトルでテレビアニメ化。TBS系列にて放映される。
- 1965年3月
銃刀法違反で逮捕されたため、『エイトマン』の連載が打ち切りになる。
- 1977年
42歳のときに、少年漫画界から身を引く。
- 1985年
けいせい出版より『マンガエッセイでつづる般若心経』を刊行。
作品
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