概要・あらすじ
宇宙世紀0087、新型モビルスーツであるガンダムMk-Ⅱの開発のために、スペースコロニー「グリーン・ノア2」に呼ばれたエドガー・エドモンド・スミスは、ガンダムMk-Ⅱに搭乗して実戦形式の模擬戦に参加していた。模擬戦の相手は1/2ガンダム。模擬戦はエドガーの惨敗で終わり、エドガーは再戦を決意する。
登場人物・キャラクター
エドガー・エドモンド・スミス (えどがーえどもんどすみす)
ティターンズに所属する軍人。ジャブローでAAA(スリーエー)の腕前を評価されて、ガンダムMk-Ⅱの模擬戦パイロットとなる。負けず嫌いな性格だが任務に忠実で、堅物ではなく、模擬戦の相手パイロットのカン・ウーとも親しい。幼なじみのシシリア・マディンと結婚する前に妊娠させてしまい、彼女の親には苦労して認めてもらって近々結婚の予定。 カン・ウーとの勝負がついたあとは、ティターンズを離反し、ティターンズと敵対する組織のカラバに入る。
ウモン・サモン (うもんさもん)
「宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~」に登場する。エゥーゴを騙る略奪者から町を守る人物で、ハッタリを使って戦ったり、ホラばかり言うので、仲間の間では「誤報のデパート」としても有名。
カン・ウー (かんうー)
ティターンズ所属の軍人。階級は大尉。ガンダムMk-Ⅱの模擬戦の相手となる1/2ガンダムに搭乗する。これまでガンダムMk-Ⅱとの模擬戦では負けなしの凄腕ベテランパイロットで、何人ものパイロットの自信を喪失させてきた。弁髪を伸ばし髭を生やした粗暴な外見だが、観察力は非常に高く、エドガー・エドモンド・スミスの内面的な弱点を見抜く。
アムロ・レイの影武者 (あむろれいのかげむしゃ)
一年戦争の英雄であるアムロ・レイの影武者の1人。本職は地球の環境生態学者。アムロの動きは戦局に大きく影響を与えるので、本物の位置を特定させずに、ティターンズを牽制し続けるために、カラバが用意した。東南アジア方面のティターンズ基地に捕らわれていたところを、エドガー・エドモンド・スミスに救出される。
ウォルナック
ティターンズに所属する軍人。アモン・ドッグのパイロットを務める。機体とコードでつながったゴーグルを着用しており、死者の魂と会話して、敵の位置情報や状況などを知ることができる。
シシリア・マディン (ししりあまでぃん)
「宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~」に登場する。略奪者から逃げているときに、ウモン・サモンに助けられた女性。年齢は22歳だが見た目が幼く、子供と間違われることが多い。ちなみに本編では、エドガー・エドモンド・スミスから名前を語られるだけとなる。
その他キーワード
ガンダムMk-Ⅱ
ティターンズの次期主力モビルスーツとして開発された機体。開発責任者はフランクリン・ビダン大尉。フレームと外装を分けて設計されており、敵の攻撃で装甲が壊されても、全体の性能は低下しない。
1/2ガンダム (はーふがんだむ)
ガンダムMk-Ⅱを開発するために、パーツをかき集めてくみ上げた機体。ティターンズが一年戦争終結直前まで作られていたガンダムタイプのパーツを使用。オリジナルパーツの含有率は約52%で、不足分は現用機のパーツで構成される。一年戦争時とほぼ同じ性能を出せる。正式名称は不明だが、いつの間にか1/2ガンダムという名前が定着した。
1/2ゼータガンダム (はーふぜーたがんだむ)
外装をエゥーゴの主力モビルスーツ・Zガンダムに似せた機体。アナハイムが独自に進めていた可変モビルスーツの実験機の1機を、カラバが譲り受けたものを改葬。カラバに入ったエドガー・エドモンド・スミスの搭乗機で、命名もエドガーによるもの。変形後に盾や武器としても使える飛行ユニットと合体することで、空を飛ぶこともできる。
アモン・ドッグ (あもんどっぐ)
ウォルナックが搭乗する機体。機体サイズは1/2ゼータガンダムの数倍。戦艦を1撃で沈められる圧倒的な火力と、ウォルナックの特殊な能力により、1対6という数で劣る状況でも、優位に戦闘を進める。