概要・あらすじ
滅亡に瀕している人類を進化させ、種としての力を取り戻すプロジェクトに参加するために、宇宙ステーションのジュピターⅩに到着したレオス・アロイ。レオスはセシア・アウェアのサポートを受けながら、さまざまな「ガンダム」シリーズの世界にダイブしてプロジェクトに必要なデータの回収を行う。
登場人物・キャラクター
レオス・アロイ (れおすあろい)
ジュピターⅩに来た新しいGダイバーの青年。何事にも一生懸命に取り組む真面目な性格。Gダイバーになった当初は機体の操縦技術は未熟だったが、叢雲劾、フォン・スパーク、ドモン・カッシュ、ヒイロ・ユイなどとの戦闘を経て、エースパイロットとも互角に戦えるまでに成長する。
セシア・アウェア (せしああうぇあ)
レオス・アロイやピーニャ・ハーシーたちGダイバーのサポートを行うホロアクター。管理コンピューターによって立体映像を表示されているため、外見は基となった人物をベースにして細部をGダイバーの好みに応じてカスタマイズすることが可能。ミッションの選定だけでなく、Gダイバーの訓練メニューの作成や体調の管理も行う。
ex- (いくす)
GダイバーながらダイブしたほかのGダイバーを監視できる特権を持つ男性。さらにセシア・アウェアに干渉する力もある。「宇宙、閃光の果てに…」の世界にダイブして、ア・バオア・クー戦でアムロ・レイのニュータイプ能力のデータを回収しようと試みるも失敗。その結果、GAデータに大きく干渉を加えてしまいデータを消失させた過去がある。 自分の目的のためにセシアにエクストリームガンダムを製造させている。なお、ex-をサポートするセシアは大人びた外見をしている。
ピーニャ・パーシー (ぴーにゃぱーしー)
第13ダイブルームに着任した新人Gダイバーの少女。クールな男性が好みで、とくにヒイロ・ユイのことを「星の王子様」と呼び執着している。自分をサポートするセシア・アウェアにドレスやセーラー服などを着せて楽しんでいる。
キース・オルス (きーすおるす)
第6ダイブルームでダイブを行うGダイバーの男性。西暦の世界にダイブしデータ回収に向かうが、フォン・スパークに敗れて再起不能となる。その後、レオス・アロイがキース・オルスの任務を引き継いだ。なお、キースをサポートするセシア・アウェアは、眼鏡をかけて、ロングヘアーを後ろで束ねた外見をしている。
叢雲 劾 (むらくも がい)
レオス・アロイが初めてダイブした「ASTRAY」の世界で出会った傭兵の男性。性格は冷静沈着。機体の操作技術は非常に高く、アストレイブルーフレームセカンドリバイを駆ってレオスを圧倒した。
フォン・スパーク (ふぉんすぱーく)
キース・オルスやレオス・アロイ、ex-がダイブした「00F」の世界で出会った男性。「あげゃげゃげゃ」と独特の笑い方をする。精神が破綻しているように見えるが洞察力に非常に優れており、Gダイバーがいなくなって記憶が消えた状態でもレオスやex-との会話で、ある程度の状況を理解してしまう。機体の操作技術は非常に高く、レオスに圧勝した。 唯一、レオスが叢雲劾との戦闘経験を活かした攻撃をくり出した際には肝を冷やし、それを切っ掛けにレオスのことを気にするようになる。なお、ex-によるとレオスとフォン・スパークの声は似ているらしい。
ハナヨ
フォン・スパークに付き従う少女。ヴェーダにアクセスできる能力を持ち、フォンの知りたい情報を瞬時に調べて伝える。セシア・アウェアと同じくホロアクターであるため実際に触れることはできない。
ドモン・カッシュ (どもんかっしゅ)
レオス・アロイがダイブした「Gガンダム」の世界で出会った男性。最強の拳法と言われる流派・東方不敗の使い手。写真に写った一人の男性についてレオスに尋ねるが、レオスはその男性を知っていながら回答を拒否。自分を倒せばすべて話すと言われて、レオスにGガンダムの世界での戦いを意味するガンダムファイトを申し込む。
ローカイ
自身の担当する「Gガンダム」の世界に住み、情報を集めてジュピターⅩに送るエグザクターの一人。「Gガンダム」の世界にダイブしてきたレオス・アロイやピーニャ・ハーシーのサポートを行う。
ディック・ヒガサキ (でぃっくひがさき)
自身の担当する「ガンダムW」の世界に住み、情報を集めてジュピターⅩに送るエグザクターの一人。「ガンダムW」の世界にダイブしてきたレオス・アロイとピーニャ・ハーシーに機体を引き渡す。
ヒイロ・ユイ (ひいろゆい)
レオス・アロイやピーニャ・ハーシーがダイブした「ガンダムW」の世界で出会った少年。強力な射撃武器を持つウイングガンダムやウイングガンダムゼロに搭乗。口数の少ないクールな性格で、ピーニャから「星の王子様」と呼ばれている。
マリオン・ウェルチ (まりおんうぇるち)
レオス・アロイがダイブした「Zガンダム」の世界で出会った女性。ニュータイプの能力でレオスが来ることを感知し、クワトロ大尉と一緒にレオスへの協力を申し出る。
ゼロ・ムラサメ (ぜろむらさめ)
レオス・アロイがダイブした「Zガンダム」の世界で幽閉されている男性。強化人間のデータを回収するために、レオスはゼロ・ムラサメの脱走の手伝いを行う。
刹那・F・セイエイ (せつなえふせいえい)
レオス・アロイがダイブした「ガンダム00」の世界で出会った男性。「イノベイター」と呼ばれる進化した人類。「イノベイター」のデータ回収を目的とするレオスと本格的に敵対することになる。
サビーネ・シャル (さびーねしゃる)
レオス・アロイがダイブした「クロスボーン・ガンダム」の世界で出会った男性。ニュータイプとバイオ脳を学ぶために木星帝国総帥のクラックス・ドゥガチに協力を申し出たレオスの危険性を指摘して、クロスボーン・ガンダムX2改に乗ってエクストリームガンダム type-レオスと戦う。
トビア・アロナクス (とびああろなくす)
レオス・アロイがダイブした「クロスボーン・ガンダム」の世界で出会った少年。クラックス・ドゥガチからニュータイプとバイオ脳を学ぶために手出し無用とレオスに言われるが、ドゥガチを目の前にして手を出してしまう。そのことでレオスと一時的に険悪となるが、最終的にはお互い協力して戦うこととなった。
ロラン・セアック (ろらんせあっく)
レオス・アロイがダイブした「∀ガンダム」の世界で出会った少年。物腰の柔らかい話し方をする、穏やかな性格の人物。かつて自分が女装させられた経験から、レイス・レイスの正体がレオスだと見破る。
レイス・レイス (れいすれいす)
「∀ガンダム」の世界にあるマウンテン・サイクルから発掘された機体に乗っていた少女。ロラン・セアックに会うためにミリシャに行く。その正体は新たに実装されたホロンスキン機能のテストのために、女装してダイブしたレオス・アロイ。見た目はレオスに似合うようにセシア・アウェアが作成した。仕草や態度でロランには正体が男性であることを見破られてしまう。
ギム・ギンガナム (ぎむぎんがなむ)
ex-がダイブした「∀ガンダム」の世界で出会った男性。月世界の武門一族の長にしてギンガナム宇宙艦隊の総司令官も務める。非常に好戦的な性格で、ex-の協力によって発掘・完成したターンXで人類の闘争本能を目覚めさせようとする。
その他キーワード
エクストリームガンダム
ex-がセシア・アウェアに作らせた極限のガンダム。Gダイバーが回収したGAデータも反映されており、非常に高い戦闘力を持つ。GAデータ内の物質情報から再構築されて出現するため、実機は存在しない。射撃特化形態「カルネージ・フェイズ」、格闘特化形態「タキオン・フェイズ」、ファンネル特化形態「イグニス・フェイズ」、機動神話形態「ミスティック・フェイズ」のバリエーションがある。
エクストリームガンダム type-レオス
ex-のエクストリームガンダムを基に開発し、セシア・アウェアがレオス・アロイに譲渡した機体。機体は赤色を基調としている。レオスの経験によって進化するため、極限の可能性を秘めている。格闘進化形態の「ゼノンフェース」、射撃進化形態の「エクリプスフェース」、ファンネル進化形態の「アイオス・フェース」、3種類全ての特徴を持つ「EXA・フェース」のバリエーションがある。 ちなみにゼノンフェースの時のレオスは荒々しい口調に、エクリプスフェースの時はクールな口調になる。
GA (じぇねらるあんさー)
「偉大なる答え」と名づけられたデータ群。作成者、作成目的は不明だが、現実に匹敵するほどの高密度なデータで仮想現実世界を構成できる。外部からの解析を受け付けないため、情報を得るにはGダイバーが仮想現実世界に入って持ち帰るしかない。GダイバーがGAデータから離れるとGダイバーの行ったことはすべてリセットされ、人々の記憶からも消え、壊された物は元に戻る。 ただし離れる前に歴史の流れを大きく変えるような事態が発生すると、GAデータが正しい歴史をたどれなくなり連鎖的に崩壊が起こる。そして最悪の場合、GAデータが消滅してダイブ中のGダイバーも帰還困難となってしまう。
Gダイバー
GAにダイブして人類の進化に必要な情報を回収する者の総称。GA内では戦いによって人類進化が現れていることから、Gダイバーはパイロット技能を習得している。
ダイブ
GAの中に入ること。Gダイバーそれぞれに割り振られた専用の部屋でGAに入る。ちなみにGAから戻ってくることは「ダイブオフ」と言う。