機動戦士ガンダムF90（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

宇宙世紀0120、テストパイロットとして地球連邦軍と契約し、第13実験戦団に所属していたデフは、同僚のシド、データ収集者のナヴィと共に地球連邦軍内部の研究機関「サナリィ」が開発した新型モビルスーツ「ガンダムF90」のテストを行っていた。テストは順調に進んでいたが、いきなり謎のモビルスーツに襲われてしまう。

登場人物・キャラクター

デフ

ガンダムF90のテストパイロットを務める男性。軍属ではないが、地球連邦軍と契約しているため、便宜上の階級は少尉。モビルスーツ操作技術が高くて知識は豊富。軍人嫌いなため、軍属でもないのに軍に編入させられたことに愚痴をこぼす。

シド

ガンダムF90のテストパイロットを務める男性。デフの同僚だが、デフより柔軟な思考を持っており、自分が軍に編入されたことも、事情を察して受け入れている。テスト中にガンダムF90をオールズモビルに奪われた後は、過去に地球連邦軍と敵対した組織のモビルスーツを改良した「ギラ・ドーガ改」に搭乗する。

ナヴィ

地球連邦軍の戦術情報局に所属するエリート士官の女性。デフ、シドが乗るガンダムF90のテストデータを収集するため、STガンに乗り込む。ガンダムF90が強奪された際には、何よりもまず自分の出世の心配をするなど、出世意識が強い。

ジョブ

ガンダムF90を開発したサナリィから、テストを視察にきた技術者。ガンダムF90が奪われたことで処分を受けるデフとシドのために尽力する。

ボッシュ

地球連邦軍の軍人。階級は大尉。ガンダムF90のテストを行う実験部隊の隊長も務める。過去に起こった「シャアの反乱」を戦い抜いたパイロットで、その時にνガンダムから発せられた光を見て、人生観が大きく変わる。

ノヴォトニー

地球連邦軍の軍人。奪われたガンダムF90を取り返すために組織された第13独立機動艦隊の指揮をとる。冷静沈着で判断を下すのも早いが、オールズモビルを甘く見る傾向がある。

集団・組織

オールズモビル

火星に本拠地を持つ組織。シドが乗っていたガンダムF90を奪った。かなり古い時代に使われていたモビルスーツを使っていることから、地球連邦軍では「オールズモビル」と呼ばれるが、自分たちでは「ジオン独立火星軍」と名乗る。宇宙世紀0079に起こったジオン公国の独立戦争で敗れた軍人の残党や、その子孫で結成されている。

その他キーワード

ガンダムF90

地球連邦軍内部の研究機関サナリィが開発したモビルスーツ。地球連邦軍の次期モビルスーツに採用されて、デフとシドがテストパイロットを務める。過去のモビルスーツが戦闘のために大型化し続ける用兵思想を原点に戻すため、小型化・高性能化をコンセプトにしている。各所にハードポイントが設置され、システム化された増加ユニットを短時間で換装できる。バリエーションとしては、速力と機動力、後続距離を大幅に増幅したアサルトタイプ「A-TYPE」、後方援護、長距離戦闘で威力を発揮するサポートタイプ「S-TYPE」、重武装型のデストロイドタイプ「D-TYPE」がある。また、デフが乗っている機体には、敵の動きを先読みし機体を行動させる「TYPE-A・R」、シドが乗っている機体には、通常のモビルスーツの3倍の機動性を出せる「TYPE-C・A」という、操縦者をサポートする擬似人格コンピュータシステムも内蔵されている。