概要・あらすじ
ある日、受験生の京塚かのえのもとに小学校4年時の同窓会の通知が届いた。待ち合わせ場所が開園前の巨大海上テーマパーク湾岸JUNGLEであったため、興味半分で幼なじみの尾崎近衛とともに参加を決める。しかし、件のテーマパークは「工事中に大量の死人が出た」「殺人鬼が潜んでいる」などの噂が流れるいわくつきの場所であった。
そんなテーマパークを訪れた際にふいに意識を失ったってしまった2人は、無人の園内に取り残されていることに気づく。
登場人物・キャラクター
京塚 かのえ (きょうづか かのえ)
高校3年で受験生の女の子。気丈でしっかりしてはいるが、突発的な出来事にはかなり弱く、パニックになってしまうこともしばしば。小学4年生の時の同窓会の通知が来たため、尾崎近衛とともに湾岸JUNGLEへと向かい、事件に巻き込まれる。近衛とは幼なじみで、幼い頃は「かのこのコンビ」と呼ばれていた。
尾崎 近衛 (おざき このえ)
高校3年で受験生の男の子。普段からボーっとしていて優柔不断なため、自身で物事を決めることが苦手。小学4年生の時の同窓会の通知が来た際に京塚かのえに誘われて湾岸JUNGLEへと向かい、事件に巻き込まれる。かのえとは幼なじみで、幼い頃は「かのこのコンビ」と呼ばれていた。犬を苦手にしている。
谷口 誠 (たにぐち まこと)
開園前の湾岸JUNGLEでウエイターとして働く綺麗な顔立ちをした男の子。西崎透の弟で、京塚かのえと尾崎近衛を湾岸JUNGLEへと呼び出した張本人である。透と苗字が違うのは、親が離婚して別離することになったため。
西崎 透 (にしざき とおる)
小学校4年生まで京塚かのえと尾崎近衛の友達だった男の子。4年生の夏に3人で山の洞窟に遊びに行ったが、洞窟内にあった水たまりで溺れてしまう。捜索隊が見つけた時には息がなく、何年も昏睡状態に陥ったまま入院していた。
場所
湾岸JUNGLE (わんがんじゃんぐる)
新たに建設された夢の人工浮島の名称。豪華なホテルやショッピングセンター、レストランにアトラクションなどが集結する都心のウォーターフロント。作中ではまだ開園前ということで、午後6時から翌日の午前9時までは完全に閉鎖される。