猫なんかよんでもこない

猫なんかよんでもこない

プロボクサーのミツオが、同居していたアニキの去ったアパートで2匹の猫クロとチン子と過ごす日常を描く。作者、杉作の、18年にわたる猫との生活を記した実録漫画。

正式名称
猫なんかよんでもこない
ふりがな
ねこなんかよんでもこない
作者
ジャンル
動物・ペット
 
関連商品
Amazon 楽天

概要・あらすじ

プロボクサーのミツオは、漫画家の兄と同居中。ある日、アニキが2匹の捨て猫を拾ってくる。2匹はクロチン子と名付けられ、暇を持て余すミツオが世話を焼くことに。しかし、アニキが結婚して引っ越すことになり、ミツオクロチン子、1人と2匹の共同生活が始まった。

登場人物・キャラクター

ミツオ

『猫なんかよんでもこない』の主人公であり作者自身。漫画家のアニキのアパートに居候する28歳のプロボクサーだったが、網膜裂孔によりボクシングを断念。さらにアニキが結婚を機に田舎へ帰ったため、飼われていた猫のクロとチン子の面倒を見ながら一人暮らしをすることになる。アニキの勧めで、バイトをしながら漫画家を目指し始めた。 名字は不明だが、友人からは「杉サン」と呼ばれている。

アニキ

主人公ミツオの兄で漫画家。捨て猫だったクロとチン子を拾い、飼っていた。アパートでミツオと同居していたが、結婚を機に田舎へ引っ越しパン屋を目指す。同居時代は収入の少ないミツオを扶養しており、部屋を出る際には約20万円を置いていった。

クロ

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。オス。アニキが拾ってきた2匹の子猫のうちの1匹で、アニキは最初、メスと思っていた。臆病だったがミツオの応援と、近所の野良猫の代替わりによって、付近のボスとなった。しかし、ケンカの傷が元で猫エイズに感染してしまう。

チン子

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。メス。アニキが拾ってきた2匹の子猫のうちの1匹で、新潟弁の「ちんこい(小さい)」という意味で命名された。18年にわたりミツオと生活を共にする。

ウメサン

ミツオがバイトをしていた検診センターで、栄養等の指導をしていた女性。バイト時代は殆ど会話がなかったが、飲み会でミツオの食生活や猫の衛生管理を注意するうちに、親しくなる。後にミツオと結婚し、一児をもうけた。チン子を「チンさん」と呼ぶ。

ポコ

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。メス。1匹で鳴いているところを見かねたミツオが拾った。毛の柄から、近所の大ボス猫キャハンの子と思われる。拾った当初は威嚇を繰り返したがミツオに懐き、里親に出される話も出たが手放さない事となる。チン子とは微妙な関係が続いた。

大家さん (おおやさん)

ミツオが住むアパートの大家をしている女性。アパートはペット不可だったがチン子を黙認してくれていた。しかし近所の苦情を受けてミツオの部屋を訪ね、チン子をはっきりと確認してしまう。後に、アパートをペット可へ変更。自宅ではゴールデンレトリーバーのデカを飼っていた。

デカ

『猫なんかよんでもこない』に登場する犬。大家さんが自宅で飼っているゴールデンレトリーバーのオス。人なつっこく、ミツオに抱きついて顔をなめたがる。散歩は大家さんと一緒に行っている。

銭湯のおばちゃん (せんとうのおばちゃん)

ミツオのアパートの近所で銭湯を営んでいる。ミツオと同郷の出身で行くたびにジュースをおごってくれる。猫を長年飼っており、助言をすることもあった。

ハカセ

ミツオの知り合い。ポコの里親探しに尽力する。八丈島に住む義母を里親として紹介し、ミツオと共に家を訪ねた。

マツさん

ミツオの隣の部屋に越してきた青年で、もともとミツオと顔見知りだった。クーちゃんという静かなオス猫を飼う。職業は不動産関係。

ハイイロ

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。野良猫三兄妹の1匹。オス。クロと仲がよかった。別のアパートの玄関先でよく老人に餌をもらう野良猫だったが、アパートの撤去に際し、一度ミツオの前に現れ、以後、姿を消す。

マダラ

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。野良猫三兄妹の1匹。メス。クロの初恋の相手で、トロい。チン子が不妊手術をしたことで、近所のオス猫の人気を集めることになる。

オレンジ

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。野良猫三兄妹の1匹。オス。チン子に気があったがふられる。クロとは敵対関係。後にどこかの家で飼われる。

白黒のボス (しろくろのぼす)

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。クロやチン子が子猫の頃の、近所のボス猫。他とは風格が違う。チン子の初恋の相手だが、多くのメスに慕われていた。

キャハン

『猫なんかよんでもこない』に登場する猫。チン子の縄張りに台頭してきたボス猫で、近所に次々と子をもうけていた。呼び名は、後ろ足の模様が脚絆を連想させるためと思われる。

動物病院の先生 (どうぶつびょういんのせんせい)

ミツオの独身時代のかかりつけ獣医で、大柄な女性。チン子の不妊手術の際、クロにも去勢と室内飼いを勧めた。ポコの里親を探している間も、ミツオがポコを飼い続けることに期待していた。ミツオが引っ越した後も電話で相談に乗ってくれる。

SHARE
EC
Amazon
logo