あらすじ
第1巻
松本ひで吉がお菓子の袋を開けるたびに、犬はダッシュで駆け寄って来るが、今まで一度ももらえた事がない。だが犬は、「今日はじめてもらえる日かもしれない」と思って瞳を輝かせる。その様子を猫は不敵な表情で見つめていた。(エピソード「#1」。ほか、34エピソード収録)
第2巻
松本ひで吉がテレビのパンダを見てかわいいと叫ぶと、犬は素直にその言葉を受け取り、自分の事だと思ってニコニコしている。一方、猫は尻尾を大きく振っているので、ひで吉はその意味をスマートフォンで調べてみた。(エピソード「#36」。ほか、31エピソード収録)
メディア化情報
テレビアニメ
2020年10月2日より、毎日放送・TBS系「スーパーアニメイズム」枠内にて放送
アニメ全24話収録のDVDがコミックス6巻特装版の付録に
CAST 花澤香菜、杉田智和、金澤まい
イオンペットとコラボ
2020年9月イオンペット発行の情報誌PETEMO TIMESにてコラボ開始
描き下ろしマンガと作者インタビューを掲載
LINEスタンプ
2020年8月 期間限定で無料LINEスタンプ配信
コラボカフェ
2020年9月16日~10月11日 原宿カワイーヤカフェにて
コラボメニューとグッズ販売
関連書籍
講談社「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい事典」2019年12月12日発売
登場人物・キャラクター
松本 ひで吉 (まつもと ひできち)
動物が大好きな女性漫画家。短めの髪を後ろで束ねている。家族と同居しており、家で飼っている犬と猫を非常にかわいがっている。犬と猫に対しては「おねえちゃん」的なポジション。完全なる親バカだが、犬と猫のそれぞれの性格をよく理解し、仕事に明け暮れながらも、動物優先の日常を送っている。職業柄から犬と猫としかしゃべらない日も多く、人としゃべりたいという思いが強い。電話占いでは、前世は広い世界を見てみたいという願望を持ちながらも、アルパカの世話に追われていた中南米に住む女性だと診断された。ちなみに松本ひで吉自身も、中南米の動物フェチである。保護犬シェルター(処分予定の動物を保護し、新しい飼い主を探す施設)でのボランティア活動も行っており、小学生だった頃は6年間生き物係で、毎日ウサギの世話をしていた。仕事場ではトカゲも飼っている。だが乗馬中に馬に蹴られたり、すぐに鳩に囲まれたりと、動物になめられる傾向にある。実在の人物、松本ひで吉がモデル。
犬 (いぬ)
松本ひで吉の家で飼われている小型犬。犬種はプードル。ペットショップにいた頃は、いつもニコニコした、毛量が多く変な動きをする仔犬だった。天真爛漫な性格で、怒られても一切気落ちする事なく、切り替えが早い。歌っている人の横でニコニコする事と、トイレに行く人について行き、ドアの前で用を足すのを見届ける事が好き。仏間は怖いので苦手。松本家にやって来た当初は、痛いくらいに甘嚙みをする事もあったが、猫の指導のおかげで咬まれると痛い事がわかり、以降まったく咬まなくなった経緯がある。テディベアカットにすると非常にかわいいが、犬自身のテンションが下がるので、ふだんはスポーツ刈りにしている。いつも上機嫌でテンションが高く、動物病院で注射を打ってもらった時でさえ、大はしゃぎしていた。誕生日は4月1日。
猫 (ねこ)
松本ひで吉の家で飼われている、白地に黒ブチの猫。ひで吉が溝の奥から、やけにグンニャリしたやる気のない仔猫を救い出したのがきっかけで、松本家に引き取られた。ツンデレな性格で、飼い主を心配している様子などは絶対見せないが、たまに不器用な気遣いを見せる。気に入らなければ相手を殴りつけるのが当たり前で、どんな時も主導権は決して譲らない。食べ物をよく盗むが、食べるためではなくただ盗む事だけが大好きで、手つかずの盗品の山を抱えている。プライドが高く、ビビったり失敗したのを悟られる事を嫌い、周囲に気を使わせる事がよくある。しかし、ひで吉がつらい時には静かに寄り添うなど、優しい一面を持つ。スマートフォンの猫じゃらしアプリが大好きで、みんなが寝静まった夜にはノリノリで遊んでいる。仔猫時代は気弱な性格でビビりだったが、いつの頃からか、魔王のような風格を備えるようになった。誕生日は3月1日。
ひで吉の母 (ひできちのはは)
松本ひで吉の母親。ロングのパーマヘアをしたスリムな中年女性。犬と猫が、飼い主の順位付け1位としている人物。猫からはスキを見せられないライバルと思われている。動物への愛情が深く、PCのパスワードをかつて飼っていた先代の犬や先々代の犬の名前にしているため、PCを使う際にはいちいち号泣する。
先代の犬 (せんだいのいぬ)
松本ひで吉家で飼われていた犬。犬種はプードル。老衰で亡くなる直前は目が白くなり、トイレを失敗しては申し訳なさそうにしていたので、ひで吉の記憶には先代の犬は申し訳なさそうな姿しか残っていない。しかし、ひで吉の担当編集者の中では先代の犬の元気な姿のまま記憶されている事に気づき、得意気に喜ぶ姿がひで吉の中でよみがえった。あとで後悔しないよう、ひで吉が異常とも思えるほど犬や猫をかわいがるようになったのは、この出来事がきっかけとなっている。猫が初めてひで吉の家に来た時に頭突きを何度も喰らっており、のちに猫が頭突きをする行動の裏には「大好き」という意味があった事を知る。
先々代の犬 (せんせんだいのいぬ)
松本ひで吉家で飼われていた、今は亡き柴犬ベースの雑種犬。ある日、お散歩ヒモをつけたまま走って来た先々代の犬を、ひで吉が保護した。さまざまな手段で飼い主を探すものの現れず、ひで吉の家で飼う事になった。メスながら武士のような律儀な性格で、非常に賢い忠犬となった。ある年の春、母親となり、生まれたばかりの子供をひで吉に1匹ずつ紹介した。
友人 (ゆうじん)
松本ひで吉の友人の女性。ロングヘアのスリムな体型。尋常でない犬好きで、変な宗教の勧誘の人物から、犬は畜生なので死んだら消えると言われた際、泣きながら追い返したという逸話がある。
あぷろー
アプリコット色のプードル犬。犬・猫の親戚探しサイトで、松本ひで吉が飼っている犬の、母方の甥っ子だと判明した。胴長短足の優しい性格で、全然怒らない。毛量が非常に多く、体型も巨大サイズ。ちなみに飼い主はすごい美女。
トカゲ
松本ひで吉が仕事場で飼っているトカゲ。松本家に連れ帰ると、犬はほとんど無反応で、猫はビビッているのを悟られないように格好をつけていた。ひで吉に向けて尻尾をフリフリする事があるが、その行動の意味は「威嚇」。
書誌情報
犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 8巻 講談社〈ワイドKC〉
第1巻
(2018-06-13発行、 978-4065117750)
第2巻
(2018-10-12発行、 978-4065136218)
第3巻
(2019-05-13発行、 978-4065157572)
第4巻
(2019-12-13発行、 978-4065182130)
第5巻
(2020-09-11発行、 978-4065207727)
第6巻
(2021-04-13発行、 978-4065229996)
第7巻
(2021-10-13発行、 978-4065251041)
第8巻
(2024-11-13発行、 978-4065375754)