負けヒロインが多すぎる!@comic

負けヒロインが多すぎる!@comic

第15回小学館ライトノベル大賞にて「ガガガ賞」を受賞した、雨森たきびの同名人気ライトノベルのコミカライズ。ごく普通の高校が舞台。背景モブ高校生・温水和彦は、クラスの人気女子・八奈見杏菜が振られるところを偶然目撃してしまい、恋に敗れた負けヒロイン・杏菜と関わりを持つようになる。ぼっち系男子と、負けヒロインたちが繰り広げる学園青春ラブコメディ。小学館「裏サンデー」にて2022年5月6日より配信。原作小説はテレビアニメ化され、2024年7月14日(13日深夜)より、TOKYO MXほかにて放送。

正式名称
負けヒロインが多すぎる!@comic
ふりがな
まけひろいんがおおすぎる あっとこみっく
原作者
雨森 たきび
漫画
ジャンル
ラブコメ
 
学園
レーベル
裏少年サンデーコミックス(小学館)
巻数
既刊3巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

達観系ぼっち×負けヒロイン

「負けヒロイン」とは、ラブコメにおいて、ほかのヒロインに比べて圧倒的優位にいたにもかかわらず、主人公に選ばれなかった者の総称。本作は、普通ならストーリーの中心から外れて消えていく運命にある負けヒロインにスポットをあてた点が最大の特徴である。そして、負け感あふれる女子たちに寄り添うことになるのが、ライトノベル好きのオタク・温水和彦。クラスの背景キャラとしてひっそり生きてきた達観系ぼっちである温水の穏やかな高校生活が、負けヒロインたちの登場で大きく変わっていく様子を描いた青春ラブコメディとなっている。

温水と杏菜の昼食イベント

メインとなる負けヒロインは、温水のクラスメートで男子人気が高い八奈見杏菜。ある日のファミレスで、温水は、杏菜が幼なじみの男子に振られる現場を目撃する。それ以来交流が始まり、温水と杏菜は、旧校舎横の非常階段で、一緒に昼食をとるようになる。昼食会は杏菜の悩みや愚痴を聞くほか、温水が立て替えたファミレスの代金を回収する目的もあった。お金がないという杏菜は、毎日お弁当を提供し、温水がそれに値段をつけて返済にあてることになったのだ。女の子の手作り弁当という至高のイベントを通じて、二人の距離は縮まり、クラスのモブでぼっちだった温水も変化していく。

登場人物・キャラクター

温水 和彦 (ぬくみず かずひこ)

ツワブキ高校1年C組の男子。兄のことが大好きな2つ年下の妹がいる。ラブコメのライトノベルが好きなオタク。クラスのモブキャラを自認する達観系ぼっちで、友達は一人もいない。校内の水道水巡りを趣味にしており、それぞれの飲み場の水温やカルキの濃度を把握している。文芸部に所属している。八奈見杏菜との出会いをきっかけに、焼塩檸檬、小鞠知花たちと交流するようになる。あだ名は「ぬっくん」。

八奈見 杏菜 (やなみ あんな)

ツワブキ高校1年C組の女子。明るく愛嬌がある美少女で、クラスでも人気が高い。ちょっと抜けた一面があり、かなりの大食らいでもある。クラスメートの袴田草介とは幼なじみで、一途に彼を思い続けている。しかし、草介は転校生の巨乳美少女・姫宮華恋と交際を始めてしまい、負けヒロインになる。なお、親友であり泥棒猫でもある華恋に対しては複雑な感情を抱いている。草介に振られた現場を温水和彦に見られたことがきっかけで仲よくなり、温水が所属する文芸部に入部する。

焼塩 檸檬 (やきしお れもん)

ツワブキ高校1年C組の女子。小麦色の肌とショートカットが特徴の、陸上部のエース。元気いっぱいで天真爛漫な性格だが勉強は苦手。幼なじみの綾野光希に恋心を抱いているが、光希に彼女ができたため、負けヒロインになる。温水和彦と光希が同じ中学出身のため、温水に接触。ひょんなことから陸上部と文芸部を掛け持ちすることになる。

小鞠 知花 (こまり ちか)

ツワブキ高校1年生の女子。文芸部に所属する腐女子。極度の人見知りで、他人と話すのが苦手。そのため、スマホを使って会話することも多い。文芸部の合宿で部長・玉木慎太郎に告白する。しかしその行動が、慎太郎と副部長・月之木古都が交際するきっかけとなり、負けヒロインになる。

クレジット

原作

雨森 たきび

キャラクター原案

書誌情報

負けヒロインが多すぎる!@comic 3巻 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉

第1巻

(2022-10-12発行、 978-4098513369)

第2巻

(2023-08-18発行、 978-4098526741)

第3巻

(2024-07-18発行、 978-4098533886)

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