賢者ちゃんは悟ってない!

賢者ちゃんは悟ってない!

魔法や精霊などのあらゆる知識を極め、世間から「賢者」と称されながらも、自分の身の回りのことは何もできない少女と、彼女に弟子入りすることになった賢者志望の少年の学園生活を描いたファンタジーコメディ作品。KADOKAWA「月刊ドラゴンエイジ」2017年11月号から2019年4月号まで連載。

正式名称
賢者ちゃんは悟ってない!
ふりがな
けんじゃちゃんはさとってない
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
レーベル
ドラゴンコミックスエイジ(KADOKAWA)
巻数
全3巻完結
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概要・あらすじ

魔物などの外敵から身を守るための、勇者や魔法使いなどの職業が発達した世界。そのなかでも、魔法や精霊などの知識を極めたとされるものは「賢者」と呼ばれ、人々から尊敬を集めていた。とある田舎で育った、賢者に憧れる15歳の少年は、魔法の名門、聖・グリモア学院への入学を認められ、学院のある白の都を訪れる。彼は、学校を訪れたとたんに何故か学院長から追い出されそうになるが、世界が誇る3人の賢者の1人、白の賢者こと賢者ちゃんに気に入られ、彼女の弟子として入学を認められるのだった。

登場人物・キャラクター

弟子くん (でしくん)

15歳の少年。あらゆる魔法を極めた賢者を目指し、魔法を勉強しているが、魔法の能力は未熟。唯一まともに使える魔法は、自分の姿を他のものに変身させる「変化魔法(モシャテール)」だけで、それもフクロウ限定。魔法の名門、聖・グリモア学院への入学を認められたものの、入学しようとした瞬間に学院長から追い返されそうになってしまう。 しかし、変化魔法が賢者ちゃんに気に入られ、彼女の弟子として入学を許され、寮の同じ部屋で暮らすことになる。聖・グリモア学院のある白の都からは遠く離れた田舎の家で生まれた。6人兄弟の長男で、兄弟たちの面倒を見ながら家事を手伝って育ったためか、掃除などの家事全般が得意。

賢者ちゃん (けんじゃちゃん)

15歳の少女。魔法や医学などのあらゆる知識を極めた賢者であり、卓越した魔法の才能を持つ。緋、碧、白の3人の賢者のうちの1人「白の賢者」に認定されている。生まれてからの15年間、聖・グリモア学院の中で育った。魔法をはじめとしたあらゆる知識に精通しているとされている賢者だが、学院長から甘やかされて育ったため、掃除や洗濯などの身の回りのこと全般はまったくできない。 部屋の片付けはおろか、着替えすらも自分一人ではおぼつかないほどだが、自分ではそれを普通だと思っている。また、男性と触れ合った経験が少なく、恋愛や性に関する知識も乏しい。そのため、弟子くんの前でも恥じらいなく着替えや入浴をしようとする。弟子くんの変化魔法を気に入り、自分の弟子にする。

学院長 (がくいんちょう)

魔法の名門、聖・グリモア学院の学院長を務める女性。右目に片メガネをかけている。かつて、伝説の黄金竜ファフニールを1人で倒したことがあるとされる魔法使い。一見上品そうに見えるが、かなり自分勝手な性格の持ち主。賢者ちゃんを溺愛している。性知識などの「汚れた知識」を賢者ちゃんに覚えさせないよう、賢者ちゃんが生まれてからは聖・グリモア学院に男子生徒が入学するのを邪魔し続けており、学院はほぼ女子生徒しかいない。 そのため、弟子くんの入学も最初は妨害しようとしていた。賢者ちゃんを可愛がるあまり、たびたび下着を盗むなどの奇行をしているが、そのために弟子くんからは、陰で「変態」などと呼ばれている。

アスモデ

女性の姿をした魔物。露出度の高い服装をしている。人間たちの住む都を破壊することに快楽を見出しており、名前通りの淫靡な言動が特徴。魔物たちの勢力、魔王軍の中でも高い能力を持つ「大罪魔将」と呼ばれる幹部の1人で、単独で都市を破壊することができるとされる実力者。賢者ちゃんと戦うため、魔王軍の一大勢力を率いて白の都を襲うが、賢者ちゃんの浄化魔法によって一撃で浄化されてしまい、恥じらいを知る純情な性格にされてしまう。

書誌情報

賢者ちゃんは悟ってない! 全3巻 KADOKAWA〈ドラゴンコミックスエイジ〉

第1巻

(2018-06-09発行、 978-4040727387)

第2巻

(2018-10-09発行、 978-4040729145)

第3巻

(2019-06-08発行、 978-4040732053)

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