概要・あらすじ
早朝、越野ヒカリは田んぼにいた。彼女は自分に気合を入れると、そのまま猛スピードで農作業を開始。その後は妹の越野ヒカルと朝食を食べて学校へ向かう。これが彼女の1日の始まりである。こうしてヒカリは、農業を通じて友人や周りの人たちとの交流を深め、のどかな田舎での生活を続けていく。
登場人物・キャラクター
越野 ヒカリ
農業に勤しむ16歳の明るく元気な女子高生。両親がおらず、現在は妹の越野ヒカルと2人で暮らしている。妹思いで、少し過保護な部分もある。住んでいる土地のせいか何事にも動じない性格で、ヤモリを平気でつかんだり、クマが近くにいても怖がったりしない。自作米の銘柄はコシヒカリ。
越野 ヒカル (こしの ひかる)
越野ヒカリの妹で、9歳の小学生。ある理由でしゃべることができず、コミュニケーションはペンとノートで行う。また超能力を使うことができ、物を動かしたり身体を宙に浮かせることも可能で、普段は炊飯釜の中に入って移動している。あまり感情を表に出すことはないが、猪の鳴き声を怖がったり、ヒカリに褒められて照れるなど、親しい人にはさまざまな表情を見せる。
宮城 こまち (みやぎ こまち)
越野ヒカリのクラスメイトの女の子。実家は米屋。普段は優しく笑顔が絶えないが、実は実家が代々忍者の家系であり、女子高生とは別にくノ一という顔も持っている。友達思いで、ヒカリに意地悪をする者がいれば、クナイや手裏剣で脅したりする。
黒羽 ミチル (くろわ みちる)
越野ヒカリのクラスに転入してきた少女。都会育ちのお嬢様で最初は田舎での生活を嫌っていたが、のちにヒカリたちと仲良くなり、一緒に農作業をするようになる。実家はかなり裕福で、田植えのために特製のロボットを作ったり、猪が出た時は戦闘機で爆撃したりと、金に物を言わせた行動を取ることが多い。
花畑 キラリ (はなばたけ きらり)
越野ヒカリの住む稲穂村の神社で巫女として働いている女子中学生。15歳で、ヒカリの中学時代の後輩にあたる。ちょっとした占いが得意で、相手の未来を見ることができる。かつてその能力が災いしてクラスメイトからいじめにあっていたが、ヒカリと出会ったことで明るさを取り戻したという過去がある。以降、ヒカリのことが大好きで、たびたび暴走している。
藤 棗 (ふじ なつめ)
越野ヒカリのクラスメイトで、眼鏡をかけた女の子。科学部に所属しており、いつも怪しげな実験をしている。ヒカリの農作業を手伝った時には、邪魔な岩をどかすのに手製の爆薬を使って吹き飛ばそうとするなど、何かと研究成果を試したがる。
呉 歩 (くれ あゆみ)
越野ヒカリのクラスメイトで、顔が隠れるほど長い髪の女の子。オカルト研究会に所属しており、学校の飼育小屋にいる合鴨を魔王への生贄にしようとして先生に怒られたことがある。藤棗と仲が良く、自分がしゃべる時は棗に耳打ちして、彼女を介してコミュニケーションをとっている。