銀のニーナ

銀のニーナ

イトカツの代表作で、北軽井沢周辺を舞台にしている。東京で失業し、北軽井沢の実家に戻ってきた志摩崎修太郎は、ひょんなことから10歳の姪・志摩崎ニーナの面倒を見ることになる。無職で独身、27歳の叔父と、銀髪碧眼美少女の姪が、北軽井沢で穏やかな日常を過ごす姿を描いた、ほのぼのとした癒しの田舎ライフストーリー。不本意にも田舎に出戻ってきた修太郎が、シングルマザーの姉・洋子の娘で、自身の姪にあたるニーナの世話係をする中で、北軽井沢の大自然と姪の子供らしい純粋さに癒され、少しずつ前向きになっていく姿が描かれる。友人や家族など、温かな人間関係も魅力の一つとなっている。双葉社の「漫画アクション」2012年5 /8号から2019年8/20号にかけて掲載の作品。書店員を中心とした有志による「マンガ大賞2014」の一次選考作品。2019年11月にはローソン北軽井沢店で『銀のニーナ』のコミックスを購入すると、描き下ろしイラストカードがプレゼントされるキャンペーンが行われた。2016年2月、シーサイド・コミュニケーションズからドラマCD『ドラマCD 銀のニーナ』が発売。志摩崎ニーナ役を大橋彩香、志摩崎修太郎役を前野智昭が演じている。

正式名称
銀のニーナ
ふりがな
しろがねのにーな
作者
ジャンル
家族
 
日常
レーベル
アクションコミックス(双葉社)
巻数
全15巻完結
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

志摩崎 修太郎 (しまざき しゅうたろう)

志摩崎ニーナの叔父。年齢は27歳。東京で就職し、忙しくも充実した生活を送っていたが、会社が外資系企業に買収されたことをきっかけにクビになり、新たな職に就くこともできないまま一年が経過。預金残高が心もとなくなってきたため、北軽井沢の実家に戻ることを決めた。そこで思いがけず、姉・洋子の娘で自身の姪にあたる志摩崎ニーナの面倒を見ることになり、10歳のニーナとの穏やかな日々を過ごすことになった。元々ものぐさでだらしない性格をしており、さらに無職でニーナの世話役を務めるというだけで実家に暮らしている状況のため、立場は非常に弱い。東京で人間関係がうまくいかなかったことから、何かと自嘲気味なところがある。つい大人目線で発言しがちなところがあるが、純粋なニーナの言葉にはっとさせられたり、彼女の存在に救われたりする瞬間もあり、さまざまな気づきも得ている。時間と共にニーナとの絆を深め、志摩崎修太郎自身の今後についても前向きに考え始め、一歩ずつ歩を進めていく。

志摩崎 ニーナ (しまざき にーな)

志摩崎修太郎の姪。年齢は10歳。修太郎の姉・洋子とフィンランド人の父親のあいだに生まれ、透き通るような色白の肌と銀色の髪、青い目を持つ美少女。両親は離婚し、シングルマザーとなった洋子は仕事で外国を飛び回っているため、日本にいる祖母の家に預けられ、日常を送ることになった。珈琲処「銀亭」のマスターを務める祖父と、日々畑仕事に忙しい祖母に代わり、偶然出戻ってきた叔父の修太郎に面倒を見てもらうことになった。日本語はとても上手に話すが、読み書きは現在勉強中。アニメやマンガ、アイドルが好きで、日本には大きな夢を持ってやって来た。特に女児向けアニメ「プリキャン」が大好きで、日本語を覚えたのはプリキャンのおかげと語っている。将来の夢はあこがれの秋葉原からアキバアイドルとしてデビューすることと、プリキャンになること。日本食が大好きで、中でもラーメンが好き。明るくてポジティブな性格の持ち主。妙に物わかりがよく、しっかりしているところと、天真爛漫で無防備な子供らしい一面を併せ持っている。母親と離れて暮らしているため、本当は寂しいのに我慢しているところがあり、日常的に周囲に気を遣っている。修太郎を慕っており、彼には甘えたり時にはわがままを言ったりすることもある。新しく通い始めた小学校ではムードメーカーとなり、友達の輪を広げている。

書誌情報

銀のニーナ 全15巻 双葉社〈アクションコミックス〉

第1巻

(2012-10-27発行、 978-4575841480)

第15巻

(2019-11-28発行、 978-4575853803)

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