概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
志摩崎 修太郎 (しまざき しゅうたろう)
志摩崎ニーナの叔父。年齢は27歳。東京で就職し、忙しくも充実した生活を送っていたが、会社が外資系企業に買収されたことをきっかけにクビになり、新たな職に就くこともできないまま一年が経過。預金残高が心もとなくなってきたため、北軽井沢の実家に戻ることを決めた。そこで思いがけず、姉・洋子の娘で自身の姪にあたる志摩崎ニーナの面倒を見ることになり、10歳のニーナとの穏やかな日々を過ごすことになった。元々ものぐさでだらしない性格をしており、さらに無職でニーナの世話役を務めるというだけで実家に暮らしている状況のため、立場は非常に弱い。東京で人間関係がうまくいかなかったことから、何かと自嘲気味なところがある。つい大人目線で発言しがちなところがあるが、純粋なニーナの言葉にはっとさせられたり、彼女の存在に救われたりする瞬間もあり、さまざまな気づきも得ている。時間と共にニーナとの絆を深め、志摩崎修太郎自身の今後についても前向きに考え始め、一歩ずつ歩を進めていく。
志摩崎 ニーナ (しまざき にーな)
志摩崎修太郎の姪。年齢は10歳。修太郎の姉・洋子とフィンランド人の父親のあいだに生まれ、透き通るような色白の肌と銀色の髪、青い目を持つ美少女。両親は離婚し、シングルマザーとなった洋子は仕事で外国を飛び回っているため、日本にいる祖母の家に預けられ、日常を送ることになった。珈琲処「銀亭」のマスターを務める祖父と、日々畑仕事に忙しい祖母に代わり、偶然出戻ってきた叔父の修太郎に面倒を見てもらうことになった。日本語はとても上手に話すが、読み書きは現在勉強中。アニメやマンガ、アイドルが好きで、日本には大きな夢を持ってやって来た。特に女児向けアニメ「プリキャン」が大好きで、日本語を覚えたのはプリキャンのおかげと語っている。将来の夢はあこがれの秋葉原からアキバアイドルとしてデビューすることと、プリキャンになること。日本食が大好きで、中でもラーメンが好き。明るくてポジティブな性格の持ち主。妙に物わかりがよく、しっかりしているところと、天真爛漫で無防備な子供らしい一面を併せ持っている。母親と離れて暮らしているため、本当は寂しいのに我慢しているところがあり、日常的に周囲に気を遣っている。修太郎を慕っており、彼には甘えたり時にはわがままを言ったりすることもある。新しく通い始めた小学校ではムードメーカーとなり、友達の輪を広げている。