「限界OL」と「限界メシ」が織りなす4コマグルメコメディ
本作は、「限界OL」と「限界メシ」をテーマに、OLたちの悲痛な日常や食生活事情を軸とした群像劇が描かれる。ふだんの食事や生活のあらゆる場面でさまざまな工夫を凝らし、激務とギリギリの日々を乗り切っている。作中では、ギリ子を中心とした社会人たちによる生活感あふれるレシピが、作った本人のレビューと共に紹介されている。しかし、その中にはお世辞にも魅力的とはいえないレシピや、真似したいとは思えないレシピも少なくない。そこから生まれるシュールさや悲壮感漂うギャグ、そしてテンポのいい会話劇が、本作の大きな見どころとなっている。
限界OL、ギリ子の限界メシ
33歳のOL、ギリ子は長時間のテレアポ業務に追われ、耳から出血するほどの「限界OL」。いつも多忙で、時間のなさと金欠に悩まされている。本来は食事にこだわりがあるものの、料理をしたくない時は「時短」を最優先し、味や栄養、見た目をいっさい無視した、料理とは呼べない「限界メシ」を作っている。そんなギリ子の周りには、彼女に負けない個性的な同僚たちがいる。極度の酒豪で職場でも酒を飲むアヤ、大食漢で白米にこだわる姫草ユリ、そして超辛党の上司、大神ジロウに囲まれたギリ子は、過酷な環境を楽しく美味しく乗り切るための極限メニューを次々と生み出していく。
職場と日常を彩る個性豊かな群像劇
本作は、ギリ子、アヤ、ユリの三人が、職場での様子やグルメを中心に描かれていたが、次第にギリ子たちの上司や友人たちも深く掘り下げられていく。それぞれの生活や人間関係が丁寧に描かれる一方で、より賑やかなキャラクター同士の掛け合いが楽しめるようになる。また、当初はモブキャラクターだった配達員の妻木トシや、ギリ子の隣人で「男の娘」の花房シノなど、同僚以外のキャラクターが主役となるエピソードも増え、群像劇としての側面が強まっていく。個性的なキャラクターが増えるにつれて、物語には衣食住にとどまらない幅広い分野の雑学や「あるあるネタ」も盛り込まれ、特に女性社会人の共感を呼ぶ小ネタが魅力の一つとなっている。
登場人物・キャラクター
霧切 ギリ子 (きりぎり ぎりこ)
アヤの同僚のOL。年齢は33歳。明るい茶髪をショートヘアにしている。本来は料理上手だが、仕事の疲労がたまると「限界メシ」と呼ばれる極端な手抜き料理やサプリメントに頼りがちになる。大好物はグミで、時に食事をグミだけで済ませることもある。食の好みも個性的で、グミに似た食感の食べ物や、炭酸コーヒー、ドクターペッパーといった癖の強い味を好む傾向にある。趣味は漫画やアニメ鑑賞。身長は165センチ。
市川 アヤ (いちかわ あや)
ギリ子の同僚のOL。年齢は34歳。姫カットにした黒のロングヘアで、顔にそばかすがある。極端な酒豪で、時と場所を選ばず飲酒を始めることもあり、特にギリ子の長話に飽きると職場で飲みだすこともある。料理の腕は、お酒の誘惑にさえ負けなければふつうに作れるレベルで、特に酒に合うおつまみにはこだわりを持っている。飲酒運転はしないよう律しているが、長時間の運転などで飲酒を我慢すると、禁断症状が出てしまう。身長は171センチ。







