限界!推し活伝説 YOSHIO

限界!推し活伝説 YOSHIO

齊藤万丈の代表作の一つで、ヤンキーと推し活をテーマにしている。現代日本を舞台に、熱狂的に健やかな推し活を目指すヤンキー・仁志義男のカオスなオタクライフを描く、ツッパリ推し活コメディ。小学館「サンデーうぇぶり」で2023年10月より配信の作品。2024年6月、「次にくるマンガ大賞2024」Webマンガ部門にノミネートされた。2024年4月から5月にかけて、BSJapanextの声優番組『浪川&岡本 ボイコミラボ』でボイスコミックが公開された。また、放送から1週間後にはボイスコミック部分を切り抜いた動画が、サンデーGX公式YouTubeチャンネル「SundayGXch」で配信。仁志義男を前野智昭、布瀬大介を岡本信彦が演じている。

正式名称
限界!推し活伝説 YOSHIO
ふりがな
げんかい おしかつでんせつ よしお
作者
ジャンル
不良・ヤンキー
 
ギャグ・コメディ
レーベル
サンデーうぇぶりコミックス(小学館)
巻数
既刊3巻
関連商品
Amazon 楽天 小学館eコミックストア

不良×推し活がテーマのヤンキー漫画

不良たちの頂点に君臨する「南宗四天王」の中でも、最強の男・仁志義男が通う里見高校が主な舞台となる。義男が町中の不良たちから喧嘩を売られる毎日の中で、魔法少女アニメ「メリィネイチャー」を応援し、推し活に勤しむ様子が、日常ギャグやバトルアクションを交えて展開される。キャラクターや作画、設定は90年代のなつかしきヤンキー漫画風だが、昭和然としたツッパリ不良が推し活にハマるというギャップが特徴となっている。

推し活に燃える最強の不良少年

主人公の義男は、ふだんは超硬派で寡黙な不良ながら、魔法少女アニメ「メリィネイチャー」の大ファンのアニメオタクという、裏の顔を持つ。周囲にはオタクであることをかたくなに隠し続けている義男だが、時にはオタク趣味がほかの不良たちにバレそうになることもあり、そのたびに妹へのプレゼントということにしてごまかしている。そんな義男は、同級生の舎弟・布瀬大介をはじめとする不良たちに敬愛される一方で敵も多く、義男にケンカを売って成り上がろうする不良たちから毎日のようにケンカを挑まれる。

平和を望むものの、つねに不良に絡まれる

義男は平和で健全なオタク生活を望んでいるものの、町中の不良たちからの挑戦が絶えず、ケンカが原因で推し活グッズが買えないこともある。当初は短時間でケンカを終わらせて推し活を続けていた義男だったが、同じ南宗四天王の阿礼那智をはじめ、義男に挑んでくる不良たちは後を絶たない。推し活にケンカと慌ただしい日常を繰り返しながらも、推しキャラの魔法少女・春真のために奔走する義男の勇姿が見どころとなっている。南宗市の不良たちは、義男がオタクだとはまったく知らないため、そこから生まれる数々のカンちがいエピソードがほほ笑ましい。また、不良で隠れオタクを主人公にしているため、ヤンキー漫画らしい迫力のあるバトルシーンも楽しめるほか、オタクネタや推し活用語も登場する。

登場人物・キャラクター

仁志 義男 (にし よしお)

里見高校に通う2年生の男子。南宗市の不良たちの頂点に立つ「南宗四天王」の一角を担い、里見高校の番長を務めている、誰もがあこがれる伝説の不良。町の不良たちからは絶大な信頼と尊敬を得ているが、実はアニメ「メリィネイチャー」に登場する魔法少女・春真の大ファンという裏の顔を持つ。しかし、アニメファンであることは周囲に秘密にしており、不良で隠れオタクの推し活には苦労が絶えない。メリィネイチャーの二次創作イラストをSNSで公開している、「ナッツ」という絵師にあこがれを抱いている。辛い食べ物が苦手。

布瀬 大介 (ふせ だいすけ)

里見高校に通う2年生の男子。同級生の仁志義男に心酔している舎弟。黒髪ロングヘアで、額に鉢巻きを巻いている。几帳面な性格で、物を順番よく並べたり整理したりするのを得意としている。義男に対してはつねに敬語で接し、どんな状況でも強いだけでなく、カッコいい不良だと信じ続けている。アニメにまったく興味がなく、オタクを見下すような言動をすることもあるが、義男が重度のオタクである事実はまったく知らない。

書誌情報

限界!推し活伝説 YOSHIO 3巻 小学館〈サンデーうぇぶりコミックス〉

第1巻

(2024-03-12発行、 978-4098531455)

第2巻

(2024-06-11発行、 978-4098533442)

第3巻

(2024-09-11発行、 978-4098535910)

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