餓狼伝説 -戦慄の魔王街-

餓狼伝説 -戦慄の魔王街-

対戦型格闘ゲーム「餓狼伝説」を題材にした作品。ゲームでお馴染みのキャラクターのほかに、漫画オリジナルのキャラクターが多数登場し、ストーリーも漫画独自のものとなっている。「デラックスボンボン」1993年10月号から1994年7号にかけて連載された。

正式名称
餓狼伝説 -戦慄の魔王街-
ふりがな
がろうでんせつ せんりつのまおうがい
作者
ジャンル
バトル
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概要・あらすじ

テリー・ボガードは世界統一武道大会に出場するために、香港にある魔王街を目指す。しかし、その大会は世界中の武道家を誘き寄せて抹殺するためのエサだった。テリーは魔王街の入口で多数の刺客に襲われるが、テリーと同じく大会出場する東丈ベアの協力もあって撃退に成功。そして刺客を指揮していた自雷坊から弟のアンディ・ボガードがすでに魔王街に入り、敵の手に落ちていることを知らされる。

テリーたちは、アンディ救出と敵の本当の狙いを知るために魔王街の黄金宮を目指す。

登場人物・キャラクター

テリー・ボガード (てりーぼがーど)

世界統一武道大会に出場するために魔王街を訪れた男性。正義感が強く、非道な行いには怒りを露わにする。ムエタイの超ヘビー級チャンピオンを一蹴したり、長年武帝王を守ってきた百鬼衆とも優勢に戦えるほど、武道家としての実力は超一流。さらに心無い人間に苦しめられ死んでいった人間の魂を受け止め、自分の力にすることができる。

アンディ・ボガード (あんでぃぼがーど)

テリー・ボガードの弟。テリーとは格闘スタイルは異なるものの、実力は伯仲している。自分とテリーの師匠を殺した人物の秘密を教えるという手紙に騙されて魔王街を訪れるが、一瞬の隙をつかれて敵に捕らわれ、自雷坊によって魔物と融合させられテリーと敵対する。テリーとの戦いで魔物を排除し、正気を取り戻した後はテリーたちと行動をともにする。

東 丈 (ひがし じょう)

世界統一武道大会に出場するために魔王街を訪れた男性。テリー・ボガードとは知り合いで、テリーに負けず劣らず正義感が強い。魔王街の入口で複数の敵に襲われているテリーを手助けし、以降は一緒に行動するようになる。

(まい)

世界統一武道大会に出場するために魔王街を訪れた女性。その華奢な体を活かしたスピードは抜群で、力も並みの男性なら殴り倒せるほど強い。また扇子や長い髪を使ったトリッキーな戦いもできる。東丈と同じく、魔王街の入口でテリー・ボガードを助けた後は行動をともにする。

ベア

世界統一武道大会に出場するために魔王街を訪れた男性。テリー・ボガードたちよりも大柄な体格を持ち、髭を生やした強面。力なき者が殺されかけているところを体で防ぐなど優しい性格で、子供が涙を流すような悪行をする者には容赦ない一撃を叩き込む。魔王街の入口でテリーを助けた後は行動をともにする。

ギース・ハワード (ぎーすはわーど)

かつてテリー・ボガードやアンディ・ボガードによって倒された男性。死亡したと思われていたが、武帝王によって蘇る。以降は武帝王を神と崇め、武帝王復活のために尽力する。

自雷坊 (じらいぼう)

ギース・ハワードの部下の男性。武帝王の復活のために「世界統一武道大会」というエサに引き寄せられた武道家を始末したり、捕らえたアンディ・ボガードと魔物を融合させて手駒にするなどさまざまな策略を巡らす。額にある目玉のようなもので幻術を見せることもでき、テリー・ボガードたちを惑わした。

武帝王 (ぶていおう)

3000年前の中国に生まれ、あらゆる武術、剣術、格闘技、幻術の頂点を極めた男性。1人で1国の軍隊を全滅させるほどの力を持つ。世界制覇に乗り出そうとしたが、時代が自分に追いついていないと感じ、体の秘孔をつき自らをミイラ化して眠りについた。自雷坊たちが殺した武道家や魔王街周辺の住人から血とエネルギーを吸い取りながら復活できる時を待っている。

集団・組織

百鬼衆 (ひゃっきしゅう)

先祖代々武帝王を守り続けた集団。集団を率いるのは総帥の鬼竜幽心。全部で100人いて、それぞれが鬼のような強さを誇ることから「百鬼衆」と呼ばれる。劣勢になると人質を取るなどの卑怯な戦法も平気で使う。

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