鴨乃橋ロンの禁断推理

鴨乃橋ロンの禁断推理

『家庭教師ヒットマンREBORN!』完結以来、約8年ぶりとなる天野明の週刊連載作品。警視庁捜査一課の落ちこぼれ、一色都々丸(トト)は、先輩に教えられ、天才探偵だという鴨乃橋ロンを尋ねる。しかし彼は、探偵として致命的な欠陥を抱えていたため、探偵免許を剥奪されていた。訳ありの天才探偵ロンと、間抜けだがピュアな熱血刑事トトのコンビの活躍を描く探偵活劇。集英社「少年ジャンプ+」2020年45号(10月11日)から連載。2023年10月に第1期、2024年10月に第2期テレビアニメ化。

正式名称
鴨乃橋ロンの禁断推理
ふりがな
かものはしろんのきんだんすいり
作者
ジャンル
推理・ミステリー
レーベル
ジャンプコミックス(集英社)
巻数
既刊15巻
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あらすじ

探偵養成学校BLUEの新入生の鴨乃橋ロンは、永遠に解けないといわれた殺人事件をあざやかに解決。教師たちに「彼が卒業したら世界中から未解決事件が無くなる」と言わしめた。ロンも自らの類いまれなる才能を自負し、生涯を探偵に捧げることを宣言するのであった。それから5年後の東京、警視庁捜査一課。落ちこぼれの若手刑事、一色都々丸(トト)は、連続殺人事件の捜査から外されそうになる。そろそろ活躍しないと、捜査一課から飛ばされる。焦ったトトは、総務課の先輩キクさんの勧めで、現在はマンションの管理人をしているという、鴨乃橋ロンを訪ねる。管理人室に住むロンは、ボサボサ頭に死んだ魚よりも艶のない目をしていた。ある事情で、失意のどん底にあるというロンは、外部の情報をいっさい遮断し、管理人室でひたすら怠惰な日々を過ごしていた。その様子を見たトトは、「こんなヤツにロクな推理ができるわけがない」と帰ろうとする。しかし、ロンは、トトの肩に付いた松の花粉、ポケットの缶コーヒーと小銭から、彼が若菜神社に行き、賽銭を投げて神頼みしたことをズバリと言い当てた。それだけではなく、トトの言動から、彼が祖父母に育てられたこと、さらにここに来た目的までも、すべてお見通しだった。ロンの才能に驚いたトトは、あらためてロンに協力を要請する。探偵として致命的な欠陥を抱えていることを理由に、ロンは協力を断るが、最終的にはトトの熱意に負け、事件解決へと乗り出す。こうして、訳ありの天才探偵ロンと、間抜けでピュアな熱血刑事トトのコンビが誕生した。

テレビアニメ

2023年テレビアニメ化。10月2日より『「鴨乃橋ロンの禁断推理」1st Season』としてTOKYO MXほかにて放送。制作はディオメディア。主人公の鴨乃橋ロンを阿座上洋平、一色都々丸を榎木淳弥が演じる。『「鴨乃橋ロンの禁断推理」2nd Season』は2024年10月7日より放送。

登場人物・キャラクター

鴨乃橋 ロン (かものはし ろん)

探偵養成学校BLUEで、解けない謎はないといわれていた天才青年。シャーロック・ホームズの子孫。ボサボサ頭で、左の首筋に「96」と読める傷がある。自覚と記憶なく、犯人を死に追い込むという致命的な欠点があり、事件解決率は100%だが、犯人検挙率は0%だった。BLUE在学中、犯人七人を殺害した疑いを持たれた「血の実習事件」を起こし、探偵資格を剥奪されたうえ、学校も追放される。以後、生きがいである謎解きと事件解決を禁止され、世捨て人のような生活を5年間続ける。間抜けだがピュアな一色都々丸と出会い、彼を傀儡に、再び難事件を解決していく。正体を隠すため「南蛮鴨夫」の偽名を使って行動することが多い。黒蜜が大好物。

一色 都々丸 (いっしき ととまる)

警視庁捜査一課の若手男性刑事。熱意だけはあるが、素直すぎて失敗することが多く、上司からは戦力外と見られている。総務課のキクさんに紹介され、鴨乃橋ロンと出会う。ピュアでマヌケなところをロンに評価され、彼のパートナー、もしくは傀儡として、事件解決に臨むことになる。愛称は「トト」。

雨宮 (あまみや)

警視庁捜査一課の刑事。一色都々丸の上司で、口紅が濃い美女。将来は警視総監になるのが夢。事件現場に現れた鴨乃橋ロンが、犯人を追い詰める姿を見て好意を抱く。ただし、ロンの正体と本名を知らず、都々丸から知人の「南蛮鴨夫」だと聞かされている。

シュピッツ・ファイア

探偵養成学校BLUE「追跡学」教官で、細身の若い男性。鴨乃橋ロンが、禁じられてる探偵行為をしていないかどうか、調査のために来日。しかし、ロンの推理力を目の当たりにして、考えを変更。失踪した自分の家族の謎を解くために、ロンと協力関係を築こうとする。

書誌情報

鴨乃橋ロンの禁断推理 15巻 集英社〈ジャンプコミックス〉

第1巻

(2021-02-04発行、 978-4088825649)

第7巻

(2022-08-04発行、 978-4088832074)

第8巻

(2022-11-04発行、 978-4088832982)

第9巻

(2023-01-04発行、 978-4088833514)

第10巻

(2023-04-04発行、 978-4088834733)

第11巻

(2023-07-04発行、 978-4088836157)

第12巻

(2023-10-04発行、 978-4088837321)

第13巻

(2024-03-04発行、 978-4088838618)

第14巻

(2024-06-04発行、 978-4088840833)

第15巻

(2024-10-04発行、 978-4088842318)

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