概要・あらすじ
20XX年。無名の女優が、映画のオーディションで、プロデューサーと面接をしていた。彼女の名前はクロエ・ラブ。童顔で幼児体型だったが、じつはすでに28歳。死体や通行人といった端役以外は、深夜ドラマの主演経験しかなかった。しかもそのドラマは「ゴーストガール」というホラーアクションで、スクール水着の少女が、鎌を武器に戦うというニッチすぎるものだった。想像以上に崖っぷちな経歴に、採用を見送ろうとするプロデューサー。しかしその頭の中で、「即採用」「欲しい」という何者かの声が響く。頭の中の声は大きくなり、とうとうプロデューサーは正気を失い、口から化け物を吐き出した。クロエは襲ってくる化け物とプロデューサーを蹴り飛ばして外へ逃げた。しかしそんなクロエを、多数の化け物が襲う。あやうく体を乗っ取られそうになった時、黒いスーツの青年が現れ、クロエを救う。彼の名前はカイ・イォド。黄泉からやって来た退魔請負人(ゴーストリーパー)だった。数週間前、黄泉の世界から大量に脱獄した悪霊たちを追って、現世にやって来たのだという。カイはロリコン趣味の変態であり、偶然にもクロエの大ファンであった。カイの話では、クロエはすさまじい霊媒(オカルト)体質であり、自分に合った肉体を探している悪霊に狙われているらしい。自らも霊体であるカイは、クロエの体に憑依したいと申し出る。一度は断るクロエだったが、初めて自分のファンだと言ってくれたカイに協力することを決意する。カイと合体したクロエは、鎖鎌を武器に戦う、セクシーな「ゴーストガール」に変身。圧倒的な強さで悪霊たちを退治した。そして、クロエとカイは主従契約を交わす。カイはクロエの使い魔として忠誠を尽くし、世界中にクロエの名を轟かせることを約束するのであった。
登場人物・キャラクター
クロエ・ラブ
28歳の女性。童顔で幼児体型のため、見た目は20歳以下。貧民街の出身で、生き抜くために窃盗や強盗などを繰り返していた。ある日、大通りで美しい女優の看板を発見。いつか自分もきれいになって世間を見返したいという気持ちを抱き、女優を目指す。しかし、運がなかったことと、問題行動を繰り返したことで、28歳になるまで全然売れない女優人生を歩んだ。黄泉から悪霊が一斉に脱獄し、体を狙われたことで、自分がすさまじい霊媒(オカルト)体質であることを知る。自分の初めてのファンである、カイ・イォドという退魔請負人(ゴーストリーパー)と出会い、彼と協力して悪霊退治に乗り出すことになる。
カイ・イォド
黄泉の管理局「アーカムバレット」に所属する退魔請負人(ゴーストリーパー)。黄泉や現世で悪事を行う悪霊を殲滅(せんめつ)するのが仕事。裸体にチェーンを巻きつけ、その上に黒いスーツを羽織るイケメン。ロリータ趣味で、変態的な言動が多い。女優クロエ・ラブの大ファンで、彼女の出演作は、死体役から通行人役まですべてチェックしている。クロエと契約を交わし、彼女の使い魔として忠誠を誓う。クロエに憑依し、彼女がゴーストガールになった際は、武器である鎌の姿になる。