概要・あらすじ
元気な小学3年生男子・翔太の家に居候することになった巨大ウサギ型宇宙人・MOONが巻き起こす騒動を描いたSFコメディ。メインの登場人物を小学生とした、高橋留美子が描く、初めての児童向け作品である。現在までに第4話まで発表されている。
登場人物・キャラクター
翔太 (しょうた)
元気いっぱいな小学3年生の男子。運動が得意だが、高所恐怖症という弱点があり、クラスのみんなには内緒にしている。
MOON (むーん)
成人男性サイズのウサギ型宇宙人。自称「宇宙の大王」。地球到着時、飛行船と衝突した拍子にシャトルのスタートキーを紛失、宇宙に帰れなくなり、翔太の家の居候となる。地球人をペットにするためにやってきたと豪語するが、その実、大飯を食らってごろごろしていることが多い。過去を映し出す「アリバイビジョン」、妖怪を可視化する「霊体照射銃」など、ひみつ道具的なアイテムを使うことができる。 語尾に「ぴょん」をつけて話す。
りん子 (りんこ)
翔太と同じクラスでマンションのお隣同士となる小学3年生の女子。元気いっぱいで口が立ち、翔太とはしょっちゅう対立している。
校長先生 (こうちょうせんせい)
翔太、りん子の通う小学校の校長先生。第3話に登場した。カーネル・サンダースに酷似した外見で、フライドチキンの入ったバケットを抱えている。翔太のクラスの男子と女子を仲直りさせるため、校庭の杉の木を使った巨大クリスマスツリー対決を提案する。
雪童 (ゆきわらし)
『MOON大ペット王』に登場する妖怪。第4話に登場した。翔太一家とりん子一家の合同スキー旅行で泊まった宿で、旅館全体を凍りつかせるイタズラをした。普段は見えないが、MOONの作った「霊体照射銃」により、翔太たちの前に和装の子どもの姿であらわれた。弱点は簡易カイロ。