概要・あらすじ
2041年の日本。ある森の中で、霧原直人・霧原直也の兄弟が目を覚ました。彼らは超能力を持っていたために、世間から迫害を受け、15年間、超能力研究所に隔離されていたのだ。自分たちが外に出られたということは、超能力者が受け入れられる新しい時代がやってきたのだ。そう考えた兄弟は、期待に胸を膨らませる。しかし、街のバーに入った直人と直也は、それがまったくの誤りであることを知る。政府は、精神エネルギーを完全否定しており、超能力を題材にした創作物や神仏信仰さえも禁止するという、厳しい思想統制を敷いていたのだ。ショックを受けた直人は、超能力を小バカにするチンピラ客とトラブルを起こし、サイコキネシスを使ってしまう。直人・直也兄弟は、自分たちの居場所を求めて、逃亡生活を送ることになった。一方、国家保安本部特務部隊に所属する黒木タクヤ・黒木ユウヤ兄弟は、超常現象を否定し、思想犯罪者を追う日々を送っていた。ある日、タクヤたち兄弟は、超能力の存在を訴える集団のリーダー、ミラクルミックを捕獲する作戦に参加。そして、ユウヤが敵にやられそうになった瞬間、とっさに手を伸ばしたタクヤは、超常的な力を発揮する。敵の体は吹っ飛び、周囲に電磁パルスが発生したのだ。呆然(ぼうぜん)とするタクヤたち兄弟の前に、突如として謎の少女、双海翔子が現れ、「結界は破られた」という言葉を残して姿を消す。それからしばらく後、タクヤ・ユウヤ兄弟は、直人・直也と出会うことになった。
登場人物・キャラクター
霧原 直人 (きりはら なおと)
サイコキネシスの能力を持つ青年。銀髪とメガネが特徴。幼い頃から超能力を発揮しており、弟の霧原直也とともに、超能力研究所に預けられる。15年間、研究所で隔離生活を送っていたが、ある日突然、弟と一緒に森の中で目覚める。冷静な性格だが、直也のことになると感情をむき出しにすることが多い。
霧原 直也 (きりはら なおや)
リーディングの能力を持つ青年。水色の髪とスカーフが特徴。兄の霧原直人と同じく、幼い頃から超能力を発揮しており、兄とともに、超能力研究所に預けられる。15年間、研究所で隔離生活を送っていたが、ある日突然、兄と共に森の中で目覚めて外界へ。弱い立場の人間を助けようとする、心優しい性格。
黒木 タクヤ (くろき たくや)
国家保安隊特務部隊に所属する青年。長めの茶髪が特徴。両親は15年前に消息不明になっており、以来、弟の黒木ユウヤと暮らしている。性格は要領の良い楽天家。作戦行動中、ユウヤのピンチを目前にし、サイコキネシスの能力に目覚める。
黒木 ユウヤ (くろき ゆうや)
国家保安隊特務部隊に所属する青年。ショートの黒髪が特徴。両親は15年前に消息不明になっており、以来、兄の黒木タクヤと暮らしている。普段は感情を抑えているが、タクヤにはありのままの自分を見せる。霧原直人・霧原直也兄弟と出会い、リーディングの能力に目覚める。
クレジット
- 原作
-
飯田 譲治・NIGHT HEAD 2041製作委員会
関連
NIGHT HEAD (ないと へっど)
強い超能力を持って生まれた霧原直人と直也の兄弟は、15年前に閉じ込められた超能力研究所から、外の世界へ逃げ出した。彼らを待ち受ける様々なことが、謎の組織へとつながっていくサイキックサスペンス。原作:飯... 関連ページ:NIGHT HEAD
書誌情報
NIGHT HEAD 2041 4巻 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉
第2巻
(2021-12-20発行、 978-4065261651)
第3巻
(2022-04-20発行、 978-4065274798)
第4巻
(2022-10-20発行、 978-4065294819)
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