世界観
本作『SDガンダムフルカラー劇場』は、基本的にTVアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの設定を踏襲している。一方で、TVアニメ版では敵同士のキャラクターも、本作中ではほのぼのとした雰囲気の中で敵対関係がうやむやになっており、ガンダムたちもそれを自覚して仲良くやっている節がある。夏、秋の風物詩となるイベント事は敵味方入り交じってにぎやかに開催され、ほぼ毎年の運動会に始まり、海水浴、肝試し、百物語などが行われている。
あらすじ
『機動戦士ガンダム』シリーズのMSたちが小さくデフォルメされた可愛い姿で、時に喧嘩をしながらも、運動会やクリスマスなどの年中行事を楽しみながら和やかな日常を送っていく。続々と増えていく個性の強い面々に振り回されながら、ガンダムやシャアを中心としたドタバタ続きの日常が今日も繰り返されていく。
登場人物
ほとんどのキャラクターが『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダムOO』までに登場するMS、またはMAを擬人化したものとなっているが、一部のキャラクターはそのまま人間の姿で登場。もともとは巨大兵器であったMSと、そのパイロットである人間が対等の扱いとなっている。なお、設定は原作のTVアニメ版シリーズに準拠しており、MSは合成金属「ガンダリウム合金」でできている旨が示唆されているが、丸い手に指が生えたり頬が伸びるなどすることから、ゼータガンダムは「白玉のようなガンダリウム合金でできている」と称するなど、シリアスでリアルな設定がギャグ漫画に即したものへと微妙に変化している。ちなみに、各MSの人格は原作においてパイロットを務めたキャラクターに近いが、必ずしも同じというわけではない。
単行本の装丁
コミックス第1巻から第2巻まではフルカラーの三つ折りポスター、第4巻から第6巻まではフルカラーポストカードが付いており、第3巻のみ双方が付いている。第7巻から第11巻にはカバーを外した本体表紙におまけ漫画を収録。おまけ漫画は第7巻から第9巻は表紙側が1ページ漫画で、裏表紙側が4コマ漫画となっているが、第10巻と第11巻は表紙裏表紙ともに4コマ漫画となっている。
関連作品
本作『SDガンダムフルカラー劇場』はカプセルトイ「SDガンダムフルカラー」がベースとなっているため、TVアニメ『機動戦士ガンダム』から『機動戦士ガンダムOO』までのシリーズすべてが本作の関連作品といえる。ただし、権利関係の影響により、講談社からコミック化された作品以外のキャラクターは登場しない。そのため、「SDガンダムフルカラー」のラインナップに入っていても、本作中に登場しない作品が存在する。なお、ブルーディスティニーは、本作に登場するキャラクターの中で唯一アニメ出典ではなく、セガサターン用の3Dシミュレーションゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』出典のキャラクターとなっている。
関連商品
カプセルトイ
本作『SDガンダムフルカラー劇場』はバンダイが製造販売しているカプセルトイ「ガシャポン」の商品の1つ、「SDガンダムフルカラー」を題材としている。そのため、作中に登場するキャラクターも、雑誌掲載時期に発売された「SDガンダムフルカラー」のラインナップが中心となっている。またコミックス第1巻から第3巻では、巻頭にカプセルトイの販売ラインナップを含めたジオラマポスターが付属している。
メディアミックス
TVゲーム
コミックス第4巻にてTVゲーム化が発表された。だが、これは本作『SDガンダムフルカラー劇場』のTVゲーム化というわけではなく、実際はワンダースワンカラー用のアクションゲーム『SDガンダム オペレーションU.C.』に本作のキャラクターたちが登場するというものだった。自陣の助けとなる役割のアイテムとしてガンダムなどが、敵陣の妨害を役割としたアイテムとしてシャアなどが登場している。
読者投稿
バンダイが製造販売しているカプセルトイ「ガシャポン」の商品、「SDガンダムフルカラー」の300体目として、「月刊コミックボンボン」にてオリジナルガンダムのデザイン原案を読者から募集する企画が行われた。この企画により、読者考案デザインによるサンダーガンダムが作中に登場することとなった。
登場人物・キャラクター
ガンダム
れんぽーに所属しているMSで、「ガンダム」と名の付くMSの元祖。基本的に来る者は拒まず、困っている人がいると放っておけない性格。シャアのライバルであり、ララァに憧れている。のほほんとした性格だが、個性の強い後輩たちには積極的に突っ込みを入れていく。後々「ディジェ」「G-Ⅲガンダム」「νガンダム」「フルアーマーガンダム」など複数のMSの姿をとるようになる。 ガンダムがいじけて自分の殻に閉じこもると「いじけ虫」というガンダムの頭部をした芋虫のようなものが大量発生し、発生時間が長くなると周囲のキャラクターにまでどんよりとした気分が伝染してしまう。これを治すにはガンタンクのキャノンで殻を破り、ガンダムを褒めちぎって立ち直らせるしかない。 ねおじおんが拠点としていた小惑星のアクシズをシャアが地球に落とそうとした際には、落下を食い止めようと頑張った結果生死の境をさまよい、過去に飛ぶこととなった。ハロを発明した人物で、イージスガンダムから尊敬されている。
アレックス
れんぽーに所属しているMSで、ガンダムの妹。のんびりとした天然ボケな性格で、オペレーターを担当している。ガンダムたちと出会うまで実戦経験がなかったが、寒冷地で巨大な雪だるまを作って過ごしていたため力が強い。
ガンキャノン
れんぽーに所属しているMS。きゃの九の生き別れの兄で、外見はそっくり。ガンダムの友人で、ガンダムがボケた際のツッコミ役を担当している。生き別れになっていた弟のきゃの九と再会してからは、区別するため左胸部分に「108」と書くようになった。きゃの九とは仲が良く、ブドウ1房から戦場にいるザクまでキレイに等分して分ける。
きゃの九 (きゃのきゅう)
れんぽーに所属しているMS。ガンキャノンの生き別れの弟で、外見はそっくり。兄のガンキャノンを「きゃのっ八兄さん」と呼び、再会してからは区別するため左胸部分に「109」と書くようになった。ガンキャノンとは仲が良く、ブドウ1房から戦場にいるザクまでキレイに等分して分ける。兄のガンキャノンと違い、ガンダムのことは「ガンダムさん」と呼ぶ。
ガンタンク
れんぽーに所属しているMSであり、ガンダムの弟分。性格が非常に幼く、子供らしい悪意のない邪気に溢れており、気に入らないことがあるとすぐに両肩の大キャノンで砲撃して問題を解決しようとする。これが、作中のパワーバランスを無視した破壊力を発揮するため、シャアからは存在自体が卑怯とも称された。ウイングガンダムと初対面時、彼の翼を羨んで発砲しようとしたが、その前に自爆されてプライドを傷つけられ、しばらくライバル視していた。 水遊びが好きなもののカナヅチであることがコンプレックスだったが、アレックスからスパルタ気味の特訓を受けた結果、腕のみを使用してバタフライができるようになった。怪談が苦手で、ガンダムデスサイズには逆らえない。
ジム
れんぽーに所属しているMS。ガンダム系MSで初の量産型ということもあり、初登場時はコマに収まらないほどの大群で登場する。TVアニメ『機動戦士ガンダム』では常にやられ役だったこともあり「いじめてオーラ」が出ているとされ、じおんのMSからはよく殴る蹴るの暴行を加えられる。中でもギャンからはザコと見下され、子供に仕掛けるような罠にかけられて馬鹿にされている。
ボール
れんぽーに所属している戦闘用ポッド。MSでもMAでもないためしゃべることができないが、ガンダムたちとはかろうじて意思の疎通はできている。ジムと同じくやられ役とされているが、「いじめてオーラ」は発しておらず同じやられ役といっても微妙に立場は上。夏になるとこっそり内部で蚊取り線香を焚いている。ペット的立場にあるという話を聞いた際にはショックを受けるどころか、むしろノリノリで可愛さアピールに出た。
リ・ガズィ (りがずぃ)
れんぽーに所属しているMS。「リ・ガズィ」の名は「リファイン・ガンダム・ゼータ」を意味し、ゼータガンダムのはとこにあたる。顔つきも非常によく似ているが、「エセゼータ」などと呼ばれると激怒し、相手に全治3週間のダメージを負わせるといわれている。
ジェガン
れんぽーに所属しているMS。ジムの後継機にあたる量産型MSで、初めてジムを見た時は、自分をもはるかに上回るその弱そうな外見に勇気づけられつつも、これから倒され続ける人生を悲観してジムとともに涙した。リ・ガズィを「エセゼータ」などとからかい、全治3週間のダメージを負わされたことがある。
GP-01 (じーぴーぜろわん)
れんぽーに所属しているMSで、GP-02とGP-03の兄。別称は「ゼフィランサス」。GP-01に独自のキャラ付けをしようと、ニンジンを持って出迎えた初対面のガンダムに対してアッパーカットを決めるなど、良くも悪くも空気を読まない性格。弟思いではあるが、GP-02に対してはわざと彼が嫌がっている別称「サイサリス」で呼びかけてからかう姿も見られる。 実はガンダムデスサイズに次いで怪談が得意。
GP-03 (じーぴーぜろすりー)
れんぽーに所属しているMSで、GP-01とGP-02の弟。別称は「ステイメン」。人間でいうと幼稚園に上がる年頃の幼児。幼いながらも三兄弟の中では一番しっかりしている。武装コンテナを兼ねたアームドベース「オーキス」とドッキングすることができ、その際は「デンドロビウム」と呼ばれる。星のマークが付いたハロを飼っている。
陸戦型ガンダム (りくせんがたがんだむ)
れんぽーに所属しているMSで、ガンダムを「先輩」と呼び、常に敬語を用いて話すほど慕っている。装備が重いため、走ると息切れする。アプサラスとは軍を超えた恋人同士。パワーアップ時の「ガンダムEz8」の姿では額が非常に目立つため、会うキャラ会うキャラにデコピンされる。赤ん坊の頃はボールだった。
ガンダムF91 (がんだむえふきゅうじゅういち)
れんぽーに所属しているMS。照れ屋な性格で、自分のことは平凡な人間だと思っているが、高速移動で分身する特技を持つ。ビギナ・ギナの友人で、彼女がたびたび城を抜け出すのを心配している。またフルパワーモードになるとフェイスカバーが開くのが癖になっている。ビームシールドを持っており、夏はこれによって蚊を落とすことを得意としている。
マドロック
重装備のMS。火力と強力を自慢にしている。「ガンダム6号機」を名乗っているが、自分がなぜ6号機なのか、マークⅡから自分までの間のナンバー、すなわち3から5までがどこにいるのか疑問に思っている。なお、重装備の理由は、本来見えないはずの幽霊などに怯えているためである可能性が示唆されている。
シャア
基本的にはじおんに所属し、「赤い彗星」の二つ名を持つ、MSの目の部分にあたる「モノアイ」の球体。ララァの恋人で、「少佐」「大佐」などと呼ばれる。また、セイラの兄でもある。主に「シャア専用ザク」(シャアザク)の姿でいるため、省略して「シャア」と呼ばれている。若い頃は暴走族に入っていたため、シャアザクは通常のザクに比べて3倍の速度を誇っている。 ちなみにシャアザクが太ると「シャアズゴック」に、シャアズゴックが脱皮すると「シャアゲルググ」に、そしてシャアゲルググが変身すると「ジオング」になる。その他「リックディアス」や「百式」、「サザビー」や「キャスバル専用ガンダム」など、気分に合わせてさまざまなMSの姿をとる。 一度自らのMSとしての生き方に疑問を持ち、ねおじおんが拠点としていた小惑星のアクシズを地球に落とそうとした際、落下の現場にいたため、生死の境をさまよった末に過去に飛ぶこととなった。なお、シャアの本体が日焼けした場合は、玉羊羹のように爪楊枝で刺せばつるんと奇麗に皮を剥くことができる。
ララァ
じおんに所属しているMAで、シャアの恋人にしてガンダムの憧れの人。「ララァ専用MA」を省略して「ララァ」と呼ばれている。趣味や好み、能力などすべてにおいて謎の多い人物で、シャアが小惑星のアクシズを地球に落とそうとした際には、三途の川でまどろむガンダムとシャアを迎えに行くという離れ業も見せる。
ガルマドップ
じおんに所属している小型戦闘機。シャアの旧友で、非常に小さいため殺虫スプレーが効く。お坊ちゃん育ちということもあって少々わがままで、毎年恒例の運動会が開催されない可能性を聞いた時には、主催者であるガンダムに直談判を行おうとしていた。面白そうなことを率先して企画する積極的な性格で、周囲からは警戒されている節が見られる。
ギャン
じおんに所属しているMS。骨董品集めを趣味にしており、世界に自分が1機しか存在しないことに誇りを持っている。また策士で、罠を張ることが大好き。細菌兵器を用いたトラップをうっかり発動させ、れんぽー、じおんに限らずほぼすべての登場人物を風邪で寝込ませたこともある。愛読書は「トラップ一家物語」。その性格から敵が多く、味方であるはずのグフからも嫌われており、ジムの日記では最低の奴呼ばわりされている。 しかし豆腐の角に頭をぶつけると人格が反転し、非常に善良になる。上司であるキシリア・ザビに心酔している。
ザク
じおんに所属しているMS。量産型のため複数体存在するが没個性で、ガンダムたちに気軽に吹っ飛ばされていることが多い。装備を変えた「クラッカーザク」や「マゼラ砲ザク」など、同じザクでも呼び名が違うことがあり、のちに「ザク改」などの派生機も登場する。量産型ながらに各自の個性を伸ばそうと、塗装や体形を変えるなど各々の個体が努力を重ねている。
旧ザク (きゅうざく)
じおんに所属しているMSで、旧式のザク。かなりの高齢のため、たるんでいるように見える若いMSに説教したりと、なかなかに気難しい性格。年配者としての自覚もあり、あの世に対しては憧憬もあるようだが、三途の川を使用してのトライアスロンを計画するなど生涯現役な思考の持ち主。しかしクリスマスには自ら進んでサンタクロース役を引き受けており、大人たちには切り餅を、子供たちにはオモチャを配る好々爺の一面もある。
グフ
じおんに所属している陸専用MS。「青い巨星」の二つ名を持っており、「ザクとはちがうのだよ、ザクとはッ!!」が決め台詞。人望が篤く美人な恋人もいるため、ララァ登場前のシャアはこっそりと妬んでいた。ギャンのことは、味方でありながらも非常に嫌っている。宇宙で戦えないことがコンプレックスでもあり、部下であるザクの勧めるままに金魚鉢を被って宇宙に出て、死にかけたことがある。 また武器であるヒート・ロッドでテレビをつけたり、ヒート・ソードで手の届かない場所にあるものを取ろうとしたりするなど横着な面もある。
ドム
じおんに所属している重MS。三兄弟で、「黒い三連星」の二つ名を持ち、上から「ガイア」「オルテガ」「マッシュ」という名前が付いているが見分けはつかない。縦一列に並んで攻撃を仕掛ける「ジェットストリームアタック」が必殺フォーメーションだったが、ガンダムがガイアを踏みつけてこの攻撃を破ったことを根に持っており、ガンダムを踏んでやろうと機会を狙っていた。
アッガイ
じおんに所属している水陸両用MS。ゴッグとともに地球で留守番している。目の部分にあたる「モノアイ」を360度動かすことができ、背後から近寄って驚かそうとしていたドムを反対に驚かせている。TVアニメ『機動戦士ガンダム』の名シーンである「アッガイの橋」を強制的に体験させて金銭を要求するという詐欺めいたことを行う他、大きな水たまりに悩む女性の前に倒れ込み、橋になる代わりにスカートの中を覗こうとしたりもする。
ズゴック
じおんに所属している水陸両用MS。もともとはザクだったが、シャアズゴックになったシャアとともに、体重が増えたせいでズゴックとなった。しかしこの個体以外にザクが太ってズゴックになった例はなく、シャアに酷似した体質の持ち主と考えられている。そのため、シャアのように自分がまた別の機体に変化してしまうのではないかと怯えている。
ゴッグ
じおんに所属している水陸両用MS。水中や海をこよなく愛し、アッガイとともに地球で留守番している。水中を愛するあまり川遊びの最中に滝から落ちたり、水族館で魚に扮していることもある。宇宙に憧れるアッガイに対して海を褒め称える言葉で返し、イライラさせるような空気を読めないところもある。「夏=海の季節」と考えており、暑さを疎んじ秋を待ちわびる人々の声を聞くたびに秋を憎まずにはいられない。 しかし秋刀魚は好き。
ゾック
じおんに所属している水陸両用MS。存在感が薄いことを気にしており、常に友達を募集中。夏になると他の登場人物には見えない、新しい友達ができることがある。存在感の薄さゆえに、ギャンの作った細菌兵器のウイルスにすら忘れられており、作中で唯一風邪を引かずに済んだ。
ジョニー・ライデンザク (じょにーらいでんざく)
じおんに所属しているMSであり改良型ザク。「赤い稲妻」の二つ名を持っている。赤いことに誇りを持っており、シャアのシャアザクのことは「たらこ色のザク」と称している。ギャンと同じくキシリア・ザビに忠誠を誓っているが、彼女のことを「おとぎ話に出てくる魔女のような存在」と熱弁している。
ケンプファー
じおんに所属しているMS。ガンダムたちの運動会の会場を爆破する予定だったが、部下がアレックスと文通しており、情報を渡していたことで計画が明るみに出て失敗に終わる。のちに部下がまだアレックスと文通していることを知っても諫めることはせず、代わりに実家へ手紙を書くことを勧め、部下思いの一面を見せる。
ザクレロ
じおんに所属しているMA。非常に滑稽な顔をしているが、周囲にお笑いを期待されていることに不満を持っている。ポエマーな一面もあるが、自身の容姿に似合わないことも理解しており、自虐的な言動を繰り返している。
ビグ・ザム (びぐざむ)
じおんに所属している大型MAで、みねばの父親。その体格にふさわしく、大きな器と大きな声の持ち主。じおんを裏切りえぅーごに所属したシャアに対しても、細かいことは気にしないと笑い飛ばしている。感激屋のうえに泣き上戸で、みねばに拒絶された時はメガ粒子砲を乱射しながら走り去った。また梅雨時期の空に向かってメガ粒子砲を撃ち、雨雲を散らせるといった力業を見せることもある。
アプサラス
じおんに所属している巨大なMA。MAとしてはずんぐりむっくりとした風体だが、その正体は美しい女性。兄が厳しく、悪い虫がつかないようにと、このMAの姿でいることを義務づけられている。陸戦型ガンダムとは、軍を越えた恋人同士。
キシリア・ザビ (きしりあざび)
人間のまま登場しているキャラクター。じおんの中枢を担う一族の長女で、24歳の女性。マスクで顔を隠している。ギャンとジョニー・ライデンザクから忠誠を誓われている上司。もともと、TVアニメ『機動戦士ガンダム』では野心家として描かれていたこともあり、ジョニー・ライデンザクからは「おとぎ話に出てくる魔女のような存在」と言われている。
セイラ
人間のまま登場しているキャラクター。シャアの妹で、忘れ物を届ける際に軽く説教をするなど、気丈でしっかりした性格の女性。文化祭の時には女子のみで喫茶店を営んでいたが、唯一男装してウエイターを務め、その魅力で女子たちの視線を釘付けにしていた。運動会の借り物競走で「シャア本体」を借り物として引き当てた際には、「百式」姿のシャアの目に手刀を繰り出して引き抜いたり、幼少時にはシャアの本体をヨーヨーにして遊んでいた過去があるなど、シャアに対してはとにかく容赦がない。
マークⅡ
えぅーごに所属しているMSだが、もとはてぃたーんずに所属していた。てぃたーんずにいるガン一郎とガン二郎の弟。末っ子だからと使い走りにされていたことに不満を持っており、ガンダムに拉致されたのをきっかけに更正した。しかし元来不良気質なので、時折粗暴な言動を見せる。ガン一郎たちが強襲してきた際にサイコガンダムと出会い、互いに一目惚れして恋愛関係になった。 ゼータガンダムとは喧嘩が多いながらも仲がいい。「Gティフェンサー」というサポートメカと合体することで、「スーパーガンダム」にパワーアップすることができる。バウンド犬のかつての飼い主でもある。
ゼータガンダム
えぅーごに所属している航空機形態に変形できる可変MSで、ゼータプラスの兄。寡黙でクールな性格だが、それゆえに動揺したり照れたりしても分かりづらい。心底憎んでいるジオを相手にしている時や、戦闘になるといきなりキレる危険な面もあるが、頭が冷えていればキレないことに気付いてからは、頭部にドライアイスを入れるようになった。 通常時は素面でボケる天然ボケ気質で、かつ自分の容姿に絶対の自信を持つナルシストでもある。マークⅡとは喧嘩が多いながらも仲がいい。登場当初はれんぽーに所属している者たちのことを嫌っており、イトコであるダブルゼータガンダムを苦手としている。雑誌の占いや幽霊を信じており、肝試しなどは非常に苦手。
ゼータプラス
ゼータガンダムの弟。寡黙な兄と打って変わって江戸っ子気質で気が短く、売られた喧嘩は高く買う。一方で気さくで人当たりが良く、女の子には手当たり次第に声をかけてナンパする癖がある。物静かなゼータガンダムの話し方にはマークⅡとともによくイライラしている。過去に悲惨な目に遭ったのか、ゼータガンダムとの兄弟喧嘩の話題に触れられるとフラッシュバック現象を起こして怯えはじめる。
メタス
えぅーごに所属している、MS形態に変形できる可変MA。ゼータガンダムの幼なじみの女性であり、かなり積極的に好意を寄せている。ジオによって魂を抜かれたゼータガンダムを庇い、銃弾の前に身を投げ出したこともあるほど献身的な性格。
ダブルゼータガンダム
えぅーごに所属しているMS。ゼータガンダムのイトコであり、常に明るく快活、思ったことはすぐに実行する、後先を考えないバカ。ねおじおんのサイコガンダムマークⅡとは非常に仲が良いが、一方で血で血を洗う関係を自称している。極度のシスコンで、妹のリィナがダブルゼータガンダムに断りなく3時間以上外出していると、誘拐されたと騒ぎ始める。
リィナ
人間のまま登場しているキャラクター。ダブルゼータガンダムの妹で、兄に対してはっきりと物を言う意思の強い少女。女の子らしいところもあり、バレンタイン時期には、MSを含む女子たちだけで集まってチョコレート作りに勤しんでいる。兄のことは悪気なくバカだと認識しており、借り物競走の借り物で「バカ」を引き当てた際には真っ先にダブルゼータガンダムを呼んでいる。
ガン一郎 (がんいちろう)
てぃたーんずに所属しているMSで、黒いガンダム三兄弟の長男。マークⅡの兄であり、初登場早々にガンダムにカツアゲを行った不良。アンテナ部分中央に「1」と書かれている。うっかり屋で責任感の薄いマークⅡに代わり、バウンド犬を飼っている。しばらく会わないとマークⅡから存在を忘れられることもある。
ガン二郎 (がんじろう)
てぃたーんずに所属しているMSで、黒いガンダム三兄弟の次男。マークⅡの兄であり、初登場早々にガンダムにカツアゲを行った不良。アンテナ部分中央に「2」と書かれている。うっかり屋で責任感の薄いマークⅡに代わり、バウンド犬を飼っている。しばらく会わないとマークⅡから存在を忘れられることもある。
バウンド犬 (ばうんどどっぐ)
てぃたーんずに所属しているMA。マークⅡやガン一郎たちの飼い犬で、片言だが日本語でしゃべることができる。しかしそのため非科学的なことを嫌うアッシマーに捨てられ、一度はガンタンクに拾われている。その後はガン一郎たちに再度飼育されており、時折マークⅡとも出かけている様子が見られる。狂犬病の予防接種を忘れられたことがきっかけで「バウンド・ドッグ」と呼ばれるMS形態に変形し、以降は自由意志で相互に変形できるようになる。 バクゥと仲が良く、一緒に散歩に行く仲。
ハイザック
てぃたーんずに所属しているMS。性格が悪いせいで友だちができず、常に3人で行動しているマークⅡたち黒いガンダム三兄弟を疎んじている。ガルバルディβの舎弟となって過酷な訓練を積み、可変MS「ガブスレイ」に進化する。
ガルバルディβ (がるばるでぃべーた)
てぃたーんずに所属しているMS。厳つい体格をしているが女性で、男と間違われると腹を立てる。意外に面倒見が良く、舎弟になりたいと申し出てきたハイザックの世話をしている。
アッシマー
てぃたーんずに所属している、MS形態に変形できる可変MA。MAの時は円盤のような独特の形状をしているため、ガンタンクにUFOと間違えられて大キャノンで撃ち落とされた。非科学的なものを信じておらず、バウンド犬がしゃべることを知った際は即座に捨てようと進言した。マークⅡを探すガン一郎とガン二郎には、自分でも信じていないダウジングでの捜索を提案するなど、茶目っ気を見せることもある。
ハンブラビ
てぃたーんずに所属している可変MSで、常にハンブラビ3体で行動している。ゼータガンダムに「エイに似ている」と言われたことをきっかけに仲間からも「エイ」と呼ばれ始め、ゼータガンダムを怨んでいる。ハイザック(ガブスレイ)と仲が良かったが、ジオの策略により避けられるようになってしまう。
ジオ
てぃたーんずに所属しているMSで、総大将を務めている。「邪魔な奴らは皆殺し」をモットーとしており、この点に関しては仲間からも引かれている。てぃたーんずを悪の組織と自負しているため、身内での馴れ合いもよくないと考え、仲が良かったハイザック(ガブスレイ)とハンブラビをわざわざ仲違いさせたりもする。
サイコガンダム
てぃたーんずに所属している巨大な可変MA。女性タイプで、ガン一郎たちがマークⅡを懲らしめるための助っ人として呼んだが、マークⅡと互いに一目惚れし恋愛関係になった。手先が非常に器用で、人間国宝のような存在になれるのではと称されている。
キュベレイ
ねおじおんに所属しているMSで、シャアの幼なじみ。女性タイプのMSで、シャアからは「キュベちゃん」と呼ばれている。みねばの世話係で、時に過保護とも言える可愛がり方を見せる。
みねば
人間のまま登場しているキャラクター。ビグ・ザムの娘であり、じおんの正当な後継者としてねおじおんの君主となっている幼い少女。その巨大さや豪快さに圧倒され、当初はビグ・ザムを拒絶していたが、のちにビグ・ザムのメガ粒子砲射出口からみねば自身が射出される遊びなどをして親子の絆を深めている。キュベレイが世話係となっている。
サイコガンダムマークⅡ
ねおじおんに所属している巨大な可変MA。サイコガンダムの妹で、子どもっぽく幼い性格。ダブルゼータガンダムとは非常に仲が良いが、戦闘となると人が変わったように敵意をむき出しにしており、互いに血で血を洗う関係であると自称している。
クインマンサ
ねおじおんに所属しているMS。名前にある「クイン(女王)」の名称通り、気位の高いお嬢様。ただ、そのせいで他人から遠巻きにされることに疲れ、アサリのすまし汁をご飯にかけて食べるような品のないことをしてみたいと考えている。
ヤクトドーガ
ねおじおんに所属しているMS。強化手術を受けているので精神的に不安定なところがあり、イライラしていたかと思えば突然大笑いしたりする。クェスに一目惚れし、邪険にされてもくじけずアタックを繰り返す努力家。
クェス
ねおじおんに所属しているMS。「クェス専用ヤクトドーガ」を略して「クェス」と呼ばれている、女性タイプのMS。シャアに憧れており、自分に想いを寄せているヤクトドーガはタイプではないと一言で切って捨てている。
ターンAガンダム (たーんえーがんだむ)
みりしゃに所属しているMS。もともと月に住んでいたむーんれぃすの1機。古いMSを発掘することを自身のアイデンティティとしており、そのため古い型のガンダムは何かと一度埋めたがる。これが転じて、風邪をひいた相手を砂風呂に埋めるなど、次第に人を埋めたり穴を掘ること自体を趣味とするようになっていくが、実は自分自身が埋まるのも好き。 常にニコニコとあどけなく、友人のパン屋を手伝っているためよくパンの立ち売りをしている。ビギナ・ギナとはパン屋のアルバイト仲間。月にいた頃はよく餅をついていたため、臼と杵を所持している。他人の武器や人のお古で戦うのが得意。
カプル
みりしゃに所属している女性タイプのMS。ターンAガンダムの面倒を見ており、少々暴力的なツッコミをする。ギャバンという婚約者がいる。
ハリー専用スモー (はりーせんようすもー)
むーんれぃすのMS。ゴールドカラーで塗装されているため、一目見たシャアが自身も金色の「百式」に姿を変えて、どちらがきらびやかな黄金かを競わされそうになった。シャイニングガンダムが初日の出と戦おうとした際には、金色ということで百式姿のシャア、アカツキとともに駆り出された。
ウイングガンダム
宇宙から落ちて来たMS。自爆が趣味でよく自爆する。ニンジンのお使いという任務で大根を間違って購入したことを理由に自爆し、流れ星となってガンダムたちのところに落ちてきた。この時、ウイングガンダムの大きな翼を羨んだガンタンクに大キャノンを撃たれそうになるが、その前に自爆したことでガンタンクのプライドに傷をつけ、しばらくライバル関係にあった。 女性人気が高く登場時には黄色い歓声が上がるが、その内容は「私を殺しにいらっしゃい」などの一風変わったものが多い。
ガンダムデスサイズ
ウイングガンダムの友人のMS。巨大な鎌を所持して死神を自称し、ガンダムデスサイズが目にした悪い子はみんな死ぬと公言している。だが実際は常識人であり、わがままを言うガンタンクに対しても説き伏せて反省させるなど、周囲の誰もが「人間ができている」と称する非常にいい人。一方で、時折、本物の死神であることを匂わせるような発言をして周囲を戦慄させる。 怪談を語らせると実話しか話さず、その内容は聞いた者全員が気絶するほど怖い。
ガンダムヘビーアームズ
ウイングガンダムの友人のMS。人見知りが激しく、非常に無口。会話が苦手で、話しかける時はナイフに手紙を括り付けて投げつけたり、手品のように書面を見せる。また、他人と意思疎通を図る際には顔を半分隠す癖がある。体のあらゆるところに大量の火器を搭載しているため、初対面の相手には例外なく引かれている。サーカス団で長く働いているため、非常に鋭い感覚を持つ。
ガンダムサンドロック
ウイングガンダムの友人のMS。「マグアナック隊」という護衛集団がついているお坊ちゃんで、のんびりとした性格。初登場の際には迷子となっており、一緒に迷子になっていた幼児のGP-03に面倒を見てもらうような頼りない部分もある。
アルトロンガンダム
ウイングガンダムの友人のMS。初対面の強そうな相手には第一声で相手が正義であるかどうかを問い、戦闘を仕掛ける少々迷惑な人物。ガンダムデスサイズによれば、「正義感と闘争本能に手足が生えている」存在。普段は「ナタク」と呼ばれている。ちなみに、たとえ運動会であろうとも女性とは戦わない主義。
ガンダムエピオン
ウイングガンダムのライバルを自称するMS。ウイングガンダムは、勝つまで勝負をやめない迷惑な相手と評しているが、実際は勝負開始と同時にライフルで撃たれて負け続けており、勝負らしい勝負ができないことに怒っている。ちなみに当のウイングガンダムからは、眼中にないと相手にされていない。
トールギスⅢ (とーるぎすすりー)
ぷりべんたーに所属しているMS。ウイングガンダムが取り返しのつかない厄介ごとを引き起こす前に連れ戻すことを目的にやって来た。のんきなところがあり、運動会においてマークⅡと1対1の綱引きを指名された際にも疑問に感じることなく受け入れていた。
リーオー
ウイングガンダムの任務を邪魔するためやって来たMS。他のMSのように目などの細かいパーツがなく、平坦な顔の真ん中に四角いカメラが付いているため、よく人型テレビと間違えられる。そのため、シャアからホワイトボード用のマジックで表情を描くことを勧められる。
シャイニングガンダム
マスターガンダムの弟子のMF。話す時には常に叫ぶような熱すぎる性格で、マークⅡからは「フォルテシモ野郎」と呼称されたことがある。テンションが上がってハイパーモードになると全身が金色に光り輝く。体温38度は平温以下だと宣言しており、夏にプールに入った際には瞬時にプールを温泉に変えた。基本的にバトルのことしか考えておらず人の話も聞かない。 マスターガンダムと一緒にいる時は、常にお互いで戦っている。一度初日の出と戦おうとした際には、同じく全身が金色ということで百式姿のシャア、ハリー専用スモー、アカツキを伴った。のちに「ゴッドガンダム」にパワーアップしている。
マスターガンダム
ガンタンクの友人で、シャイニングガンダムの師匠のMF。ウイングガンダムを運動会で負かすために助っ人として登場した。基本的に格闘戦のことしか考えておらず人の話も聞かない。シャイニングガンダムと一緒にいる時は常にお互いで戦っている。しかしその実力は暴走したシャイニングガンダム、アルトロンガンダムを同時に瞬殺できるほどである。
風雲再起 (ふううんさいき)
マスターガンダムの飼っている馬型のMF。馬型にもかかわらず、秋になっても肥えていないことをマスターガンダムに疑問視されている。性格は奥ゆかしく、思慮深い。シャイニングガンダムの手合わせ相手、炊事に洗濯、掃除、ゴミ出しや光熱費の支払いなどもこなす。
GP-02 (じーぴーぜろつー)
でらーず・ふりーとに所属しているMS。GP-01の弟であり、GP-03の兄。ずんぐりとした外見なので、GP-01が貼っていた張り紙を見たガンダムには熊と間違えられていた。核兵器などの危険な武器を多数搭載している。別称の「サイサリス」で呼ばれると鳥肌を立てて嫌がり、この名前を知る全員を「殺すリスト」に入れている。 巨大MAの「ノイエ・ジール」に取り込まれて暴走したのを兄弟たちに助けられて以降、GP-01とともにいることが多くなる。GP-03には弱い。
ビギナ・ギナ (びぎなぎな)
とある帝国の王女であるMS。普通のパン屋の娘として暮らしていたが、最近になって王女として城で暮らすようになった。城の住人が全員ご飯党のため、パン党のビギナ・ギナは生活にかみ合わないものを感じており、時々城を抜け出してパン屋のアルバイトをしている。
ブルーディスティニー
「EXAMシステム」という、なんだか暴走系な凄いパワーを発揮すると豪語している青いジム。他の登場キャラクターたちが全員アニメ出典なのにもかかわらず、唯一ブルーディスティニーのみがTVゲームが出典作品であるため、ポリゴンで描かれたカクカクした外見なことを気にしている。
Vガンダム (ぶいがんだむ)
子供らしい無邪気なMS。よく拗ね、よく泣き、よく怖がり、よく遊び、風雲再起を見た時は本物の馬と勘違いしながら目を輝かせていた。女性の友人や知り合いが多いため、ガンダムからは男性の友人の有無を疑問視されたことがある。かけっこが得意で理論上は光の速さを超えられるが、超えると死ぬと言われている。大人な雰囲気に憧れ、一度ゼータガンダムに弟子入りした。 のちに「V2ガンダム」にパワーアップした。
ストライクガンダム
TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の主人公機だが、登場当初はアニメ放送前だったため詳細な設定が明かされず、わけもわからないままデュエルガンダムから逃げ続けていたMS。TVアニメ版が放映されるまで走り続けていたため、急に止まった際に呼吸ができなくなって倒れ、かくまってくれたターンAガンダムに土の中に埋められた。 ストライクルージュとは双子だが、どちらが兄または姉なのかはわかっていない。のちに「フリーダムガンダム」「ストライクフリーダム」にパワーアップした。
イージスガンダム
ストライクガンダムの友人であるMS。目に痛い赤に近いピンク色をしていることから、ガンダムからは「マゼンタ90%」と表現されたことがある。額のパーツが長く、「頭が長い」と揶揄されることが多い。手先が器用でハロ製作を趣味としており、ハロの発明者であるガンダムを尊敬していてサインをもらったことがある。船酔いがひどく、船から下りてしばらくしても回復できない。 のちに「ジャスティスガンダム」「セイバーガンダム」「インフィニットジャスティス」にパワーアップしている。ラクスという許嫁がいるが、のちに解消している。
ブリッツガンダム
イージスガンダムの部下。隠密型MSということもあり、忍者を意識して自分のことを「拙者」と称し、イージスガンダムのことは「イージス殿」と呼んでいる。一方で、テンションが上がるとつい本来の一人称である「僕」と、ですます口調が飛び出す。極度の人見知りということもあり、隠れ身の術のためにいろいろな柄の布を常備している。 船酔いがひどいイージスガンダムを心配し、彼を気絶させてから船に乗せるという忠義心を見せることもある。
デュエルガンダム
イージスガンダムの友人であるMSで、非常によくキレる。登場当初は自身が登場するTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』の放送前だったため詳細な設定が明かされず、わけもわからないままストライクガンダムを追いかけていた。根性や性格が複雑にひん曲がっていると言われているが、相当の犬好きで、バクゥをはじめとした犬と話す際は幼児語を使用する。
バスターガンダム
イージスガンダムの友人であるMSで、飄々としたマイペースな性格。デュエルガンダムとは仲が良いのか、意見が合わない時も怒り狂う彼をさらっといなしている。しかしターンAガンダムのような天然ボケを相手にするのは苦手。実はバクゥを可愛がりたいと思っているが、いつもデュエルガンダムに独り占めされているため果たせず、これに関してはデュエルガンダムを妬んでいる。
フォビドゥンガンダム
カラミティガンダム、レイダーガンダムと常に一緒に行動している、悪ガキトリオの1機であるMS。武器が鎌のため、ガンダムデスサイズに同業者の死神と間違われて魂を抜かれかけ、泣いて逃げ帰ったことがある。自由課題を言い渡された際には、答えのページがついていることを見越して夏休みのドリルを率先して選ぶなど、ずる賢いところがある。 カオスガンダム、アビスガンダム、ガイアガンダムに対して先輩風を吹かせてこき使おうとするが、天然ボケのガイアガンダムや皮肉屋のカオスガンダムには通じていない。ごく稀に「フォビ丼」というあだ名で呼ばれることがある。
カラミティガンダム
フォビドゥンガンダム、レイダーガンダムと常に一緒に行動している、悪ガキトリオの1機であるMS。疫病神を意味する名前のため、2人の仲間からは「金運が下がる」、「厄を持ってくるのに役に立たない」などと揶揄されることがある。自由課題を言い渡された際には、答えのページがついていることを見越して夏休みのドリルを率先して選ぶなど、ずる賢いところがある。 カオスガンダム、アビスガンダム、ガイアガンダムに対して先輩風を吹かせてこき使おうとするが、天然ボケのガイアガンダムや皮肉屋のカオスガンダムには通じていない。
レイダーガンダム
カラミティガンダム、フォビドゥンガンダムと常に一緒に行動している、悪ガキトリオの1機であるMS。左手がハンマーでできており、掃除機のコードのような仕様だったら面白いと揶揄されたことがある。自由課題を言い渡された際には、答えのページがついていることを見越して夏休みのドリルを率先して選ぶなど、ずる賢いところがある。 カオスガンダム、アビスガンダム、ガイアガンダムに対して先輩風を吹かせてこき使おうとするが、天然ボケのガイアガンダムや皮肉屋のカオスガンダムには通じていない。
ストライクルージュ
ストライクガンダムとは双子のMSで、すぐに手が出る勝ち気な性格。ストライクガンダムの姉なのか妹なのかはわかっておらず、本人は姉だと主張し続けている。全身薄いピンク色をしており、同じくピンク色系統のイージスガンダムと並んでいると非常に目を引く。
ゲイツ
フォビドゥンガンダムたちを「三馬鹿」と称し、陰で操っていたMS。第六回運動会では、運動会を利用してすべてのMSたちの全滅を狙って暗躍していたが、陰に潜み過ぎたせいで存在を認識されていなかった。のちに「プロヴィデンスガンダム」にパワーアップするが、背中に多くの棘のついた背負いものをしているその外見にちなみ、恵比寿神社の熊手として熊手飾りをたくさん付けられた。
トリィ
ストライクガンダムが飼っている小鳥型のペットロボット。昔、イージスガンダムが製作してストライクガンダムにプレゼントした。ガンダムには、「鳥」で「トリィ」という紛らわしくセンスのない名前を疑問視されている。水を吸うと膨張する素材で改造された際には、水を飲んだだけで40倍くらいの大きさになり、ストライクガンダムを驚かせた。
バクゥ
デュエルガンダムの飼っている軍用犬MS。最初は大型犬だったが、話が進むにつれて腕で抱えられるほど小さな愛玩犬レベルに縮んでいった。デュエルガンダムが甘やかしまくった結果、遊ぶことが大好きで感情が表情や尻尾に出やすくなってしまい、軍用犬とは言えない状態になっている。バウンド犬と仲が良く、一緒に散歩に行く仲。 実はブルデュエルが苦手。
ラゴウ
ガイアガンダム赤が面倒を見ている軍用犬MS。もともとはデュエルガンダムがバクゥとともに飼っていたが、バクゥが軍用犬とは思えない育ち方をしたことを考慮し、せめてラゴウだけは軍用犬らしく育てようとガイアガンダム赤に預けられた。見た目は怖いが、優しい性格をしている。
ラクス
人間のまま登場しているキャラクター。イージスガンダムの許嫁だったが、のちにその関係を解消している。のんびりとした性格のお嬢様で、沖合でゴムボートに乗りウクレレゲリラライブを敢行するなど、少しずれたところがある。ピンク色のハロを飼っており、お互いのハロを探していたGP-03と仲良くなった。
インパルスガンダム
TVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主人公機MSだが、登場当初はアニメ放送前だったため、ガラスケースの中に展示されていた。こらえ性のない性格で、よくトゲのある物言いをする。名前が同じお笑い芸人がいることを理由によくいじられているが、それを忌々しく思っている。腹が立った時は、イージスガンダムに八つ当たりすることで発散する。 「デスティニーガンダム」にパワーアップした際には、これでもうお笑い芸人と呼ばれないと高笑いしていた。
ザクウォーリア
インパルスガンダムの友人であるMS。女性タイプで、量産型だが他の同系機はほぼ登場することはない。インパルスガンダムにザクウォーリアとレジェンドガンダム以外の友人ができないことを心配している。
カオスガンダム
フォビドゥンガンダム、カラミティガンダム、レイダーガンダムの後輩MS。我が道を行くマイペースな性格に見えるが、わざとそう演技している節が垣間見える。夜店や露店の食べ物に目がなく、時に任務ややるべきことを放り出して寄り道をする姿が見られる。
アビスガンダム
フォビドゥンガンダム、カラミティガンダム、レイダーガンダムの後輩MS。文化祭では顔も知らないストライクルージュの誘拐を目論んでとりあえず女子の喫茶店に乗り込み、セイラから平手打ちを食らった。フォビドゥンたちからの無茶ぶりに愚痴を言いつつも従ったり、マイペースなカオスガンダムに突っ込みを入れたりと苦労が絶えない。
ガイアガンダム
フォビドゥンガンダム、カラミティガンダム、レイダーガンダムの後輩MS。緊張がピークに達すると、犬型に変形する癖がある女性タイプ。ガイアガンダム赤の妹で、ケルベロスバクゥハウンドの育成を任されている。本気を出せば巨大な「デストロイガンダム」に変身できる。
ケルベロスバクゥハウンド
ガイアガンダム赤がガイアガンダムに育成を任せた子犬の軍用犬MS。四足立ちの状態でも頭部がガイアガンダムよりも高い位置に来るほど巨大な犬だが、1歳にもなっていない。散歩が大好きで走り始めると加減を知らないため、ガイアガンダムやインパルスガンダムを引きずって走ってしまう。ガイアガンダムが巨大化変身した「デストロイガンダム」に抱き上げられたのが嬉しかったらしく、その後たびたび「抱っこ」をねだっている。
レジェンドガンダム
インパルスガンダムの友人であるMS。登場早々にインパルスガンダムから、「生まれたてのくせにおこがましい」、「誕生日の朝に王様のところに呼び出されて伝説になりそう」などとさまざまな難癖をつけられて喧嘩になった。少々底意地の悪いところがあり、インパルスガンダムが困ったり慌てている姿を見るのを楽しみにしている節が見られる。
アカツキ
カプセルトイ「SDガンダムフルカラー」の、大量のストライクガンダムの武器替えバージョンの中に、1機だけ混じっていた別人。もともとはストライクガンダムと同じ姿だったが、ある日突然金ぴかになっていたMS。特殊コーティングによりビームを跳ね返せすことが可能で、その事実を知ったシャアが同じく金色の自身の「百式」と比較して拗ねていた。 またシャイニングガンダムが初日の出と戦おうとした際には、金色ということで百式姿のシャア、ハリー専用スモーとともに駆り出された。
ガイアガンダム赤 (がいあがんだむあか)
ガイアガンダムの兄で、ラゴウの新しい世話役として赴任したMS。外見はガイアガンダムと同じだが、色が赤い。すっかり軍用犬らしくなくなってしまったバクゥを憂え、ラゴウをしっかりとした軍用犬にするべくきっちりと教育する。しかしきちんとしすぎたためにラゴゥをうまく息抜きさせてやることができず、悩むこととなる。
ブルデュエル
デュエルガンダムの妹であるMS。声が大きな泣き虫で、デュエルガンダムと違って犬を怖がり、大の苦手としている。しかし興味はあり、バクゥが眠っている間にそっと近付いて観察している。のちに多少は慣れ、バクゥが眠っていれば、緊張しつつもそばに座っていられるようになる。
ヴェルデ
バスターガンダムの弟であるMS。嵐のような勢いのわんぱくな性格で、落ち着きがなく常に走り回っている。犬も怖がらないが、バウンド犬に飛び乗って突然変形された時には驚いて腰を抜かした。夏祭りでガンダムスローネドライがワガママを言う姿を見て、自身のわんぱくさを反省する。
ガンダムDX (がんだむだぶるえっくす)
非常にノリの軽いMS。よくいえば人懐っこい、悪くいえば厚かましいところがある。巨大なサポートロボの「Gファルコン」を運んでいる最中、疲れて途方に暮れていたところをアレックスに声をかけられ、知り合う。ターンAガンダムとは比較的仲が良く、ともに月見をする仲。
サンダーガンダム
カプセルトイ「SDガンダムフルカラー」のシリーズ300体目を記念して登場した、本作『SDガンダムフルカラー劇場』オリジナルのガンダム。デザイン原案は読者投稿によるもの。アンテナ部がドリル、全身にバルカンを装備した攻撃的な姿だが、その名に反して雷を出すことはできない。比較的短気でとっつきづらい性格だが、GP-01は実は人情家なのではないかと考察している。
スターゲイザー
突然やって来たMS。出典元のOVA『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』では人工知能を搭載している設定のため、片言で話し世間を知らない。素直な性格で羞恥心が薄いため、たびたびガンダムたちが恥ずかしがるようなセリフを呟く。好奇心旺盛で、いろいろなことを勉強するためにホワイトベースで世話になることになる。
ストライクノワール
ストライクガンダムやストライクルージュと同じシリーズのMSとされているが、特に血縁関係はない。ことあるごとに他人を呪っているが、ガンダムデスサイズによればその効果はまったく発揮されていないという。霊感がなく幽霊を見たことも金縛りに遭ったこともないが、信じ続ければ超常現象を目の当たりにできると思い込んでいる。 怪奇を求めて歩き回っていたところ道に迷い、帰る交通費もないためホワイトベースで世話になることになった。ちなみに文章で読めば怖い話も平気だが、ホラー映画など視覚に訴えるものは大の苦手。
ガンダムエクシア
それすたる・びーいんぐに所属しているMSで、電波障害を起こさせることができる。「オレがガンダムだ」を口癖としており、ガンダムから「ガンダム」の名前を奪おうと意気込んでいる。当初は子供らしいところが見られたが、壮絶な成長痛を乗り越えて「ダブルオーガンダム」になってからは、体も態度も大きくなった。
ガンダムデュナメス
それすたる・びーいんぐに所属している狙撃手で、ガンダムケルディムの双子の兄。話すことのできるオレンジ色のハロを飼っており、同じ場所に同じ色のハロが大量に転がっていても瞬時に自分のハロを識別できることから、ハロ好きのイージスガンダムに同志と認定された。ガンダムエクシアたちがパワーアップしてからは一線を退き、イージスガンダムの全面協力のもと、キャンプコロニーやまびこにてハロだらけの牧場「ハロ畑牧場」をオープンした。
ガンダムケルディム
それすたる・びーいんぐに所属している狙撃手で、ガンダムデュナメスの双子の弟。ガンダムデュナメスと非常によく似ており、ガンダムからは登場当初「デュナメスが分裂した」と言われていた。狙撃手になったのは、ガンダムデュナメスと幼児期に射的をしていたのがきっかけだと語っている。
ガンダムキュリオス
それすたる・びーいんぐに所属している仲間の中でも、極端に気が小さく気遣い屋。しかし実は二重人格で、気性の荒い人格も持ち併せていた。のちにガンダムアリオスにパワーアップし、ガンダムキュリオスの体は気性の荒い方の人格が使用するようになる。
ガンダムアリオス
それすたる・びーいんぐに所属している、気の小さい気遣い屋。ガンダムキュリオスからパワーアップした。もとは二重人格だったが、気性の荒い方の人格が空いたガンダムキュリオスの体を使用することになったため、今は安定している。ホワイトベースに居候することになった際には、食費や家賃をきっちりと納めようと申し出て、ガンダムを恐縮させる。
ガンダムヴァーチェ
それすたる・びーいんぐに所属している、並外れた巨体を誇るMS。その巨体ゆえに大食漢と思われがちだがそれは誤解で、ガンダムヴァーチェ自身はそれを不愉快に感じている。運動会の障害物競走では外部装甲がすべて外れ、本来隠されている極秘の姿「ガンダムナドレ」としての姿が露出してしまい落ち込んだ。のちに「セラヴィーガンダム」にパワーアップした際には、バックパックとして合体しているもう1つのガンダム「セラフィムガンダム」を背後霊などと称されている。
イナクト
登場早々にガンダムエクシアにスイカと間違えられて棍棒で殴打されたMS。有給休暇を取得して海水浴コロニーしおさいにバカンスに来ていた。殴打された後は、泣きっ面に蜂とばかりに尻をカニに挟まれており、シャアからは「災難の遭い方が板についている」と称された。
ガンダムスローネアイン
もう1つのそれすたる・びーいんぐからやって来た兄弟の長兄。責任感が強く、ワガママな弟妹を言い聞かせるためにネガティブな言葉もポジティブな言い方に変えるなど工夫している。ムサイに居候している身で、弟たちの所業をララァに叱られた際には弟たちを必死に庇っている。3人をまとめて呼ぶ際には「スローネ三兄弟」、もしくは「トリニティ三兄弟」と呼ばれているが、これは出典元である『機動戦士ガンダムOO』にてパイロットを務める「ヨハン・トリニティ」に由来する。
ガンダムスローネツヴァイ
もう1つのそれすたる・びーいんぐからやって来た兄弟の次兄。口が悪くワガママな性格。ムサイに居候している身でありながら夜更かしや器物破損を繰り返し、ララァに叱られた際には泣きながら謝罪している。3人をまとめて呼ぶ際には「スローネ三兄弟」、もしくは「トリニティ三兄弟」と呼ばれているが、これは出典元である『機動戦士ガンダムOO』にてパイロットを務める「ミハエル・トリニティ」に由来する。
ガンダムスローネドライ
もう1つのそれすたる・びーいんぐからやって来た兄弟の末妹。性格も幼く、ワガママ。ムサイに居候している身でありながらスナック菓子を食べきらないうちに次々開封するなどの所業を繰り返し、ララァに叱られた際には泣きながらガンダムスローネツヴァイに縋っている。3人をまとめて呼ぶ際には「スローネ三兄弟」、もしくは「トリニティ三兄弟」と呼ばれているが、これは出典元である『機動戦士ガンダムOO』にてパイロットを務める「ネーナ・トリニティ」に由来する。
フラッグカスタム
運動会に飛び入り参加して来たMS。通常は紳士的な性格だが、「ガンダム」と名の付く相手と戦うことが好きなあまり、戦場で出くわすと「愛している」「抱きしめたい」などと叫びながら躍りかかってくると噂されている。「ガンダム」がよりどりみどりの状況にあると知り、有給休暇を取得して、運動会に飛び込んで来た。また借り物競走の借り物ではガルマドップの仕込みで「ガンダム」を引き当て、誰彼構わず捕まえようとした。
勇者ガンダム (ゆうしゃがんだむ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する勇者。性格はガンダムと同じで、面倒見はいいがおかしなところでこだわりを持つ。唐突な登場となったため、当初は夢ではないかと疑っていた。旅に出た直後にモンスター「ありんこ」と対峙した際、キャラメルをあげて見逃そうとしたところ、拳闘士ガンキャノン兄弟が正体を現して仲間になった。 その後も次々に現われる仲間が優秀すぎて、なかなか活躍の場がない。初期装備である木の棒とまな板に愛着を持っており、サムライグフとの戦闘で破壊された際には、スタート地点まで戻って再入手しようとしていた。なお、このRPGがケータイ版になった際には、めん棒と洗濯板を装備した。
拳闘士ガンキャノン兄弟 (けんとうしがんきゃのんきょうだい)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する拳闘士の兄弟。性格はガンキャノン、きゃの九と同じで、勇者ガンダムへのツッコミを担当している。モンスター「ありんこ」に変身して勇者ガンダムに戦いを挑み、勇者としての素質を試していた。なお、拳闘士ガンキャノン兄弟がいると稼ぎは2倍になるが、食費は4倍になる。
賢者アレックス (けんじゃあれっくす)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する賢者。性格はアレックスと同じでのんびりしているが、徳が高く強力な援軍を召喚することができる。最初はマジックポイント回復アイテムが高額であることを理由に勇者ガンダムにパーティ入りを断られたが、アイテムについては自腹を切ると約束し、無事仲間に加わった。さまざまな神を召喚することができるが、全員友達なので、マジックポイントの消費も気持ち程度で済んでいる。
白魔法使いガンタンク (しろまほうつかいがんたんく)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する白魔法使い。性格はガンタンクと同じで悪意のない邪気に溢れており、登場当初は盗賊頭として盗賊ゼータと盗賊マークⅡを従えていた。賢者アレックスが召喚した死神デスサイズに怪談を聞かされて反省し、勇者ガンダムの仲間になった。
盗賊ゼータ (とうぞくぜーた)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する盗賊。性格はゼータガンダムと同じく寡黙で、何を考えているか読めないところがある。魔法が使えるらしく杖を持っているが、戦闘になると杖の先端で目を突くなどの反則技を用い、魔法は使わない。実はレベルが非常に高い、強力なキャラクター。
盗賊マークⅡ (とうぞくまーくつー)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する盗賊。性格はマークⅡと同じく不良っぽいが、行動をともにしていた白魔法使いガンタンクと盗賊ゼータに比べると常識人。投げナイフを使って戦うことを得意としている。盗賊ゼータと同じく実はレベルが非常に高かったが、レベルを超越した圧力に屈し、白魔法使いガンタンクに従っていた。
死神デスサイズ (しにがみですさいず)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する死神。性格はガンダムデスサイズと同じでいい人。白魔法使いガンタンクとの戦いにおいて、賢者アレックスの召喚した死神として登場。泣き叫ぶ白魔法使いガンタンクの耳元で実話怪談を囁き続け、勇者ガンダムたちに勝利をもたらした。
スラッシュザクファントム
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する、軍の司令官で新米軍人インパルスの上司。バウンド犬、バクゥ、ラゴウを愛犬と呼び従えていたが、新米軍人インパルスに3匹を撃破され激怒。しかしその実力は買っており、勇者ガンダムにレベル上げで役立つ森の泉の女神の場所を教えた際、新米軍人インパルスを同行させた。
新米軍人インパルス (しんまいぐんじんいんぱるす)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する新米軍人。性格はインパルスガンダムと同じく全体的に刺々しい態度を見せる。スラッシュザクファントムの部下で、新人だがなかなかの使い手と評されるマルチファイター。しかしその立ち位置ゆえに、勇者ガンダムからはレベル上げをしても中途半端な器用貧乏になるのではないかと懸念された。
森の泉の女神 (もりのいずみのめがみ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する女神。性格や容姿はセイラと同じで面倒見が良く、体力を回復しても空腹は満たされないという呟きに反応して勇者ガンダムたちに手料理を振る舞う。最終的には寿司まで握れる腕前になった。
流しの武器屋X (ながしのぶきやえっくす)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する武器屋。性格はガンダムDXと同じく人懐っこいところがある。満月の光を浴びるとオオカミの着ぐるみを着て、出会った人間に食べ物を求めて襲いかかる。ただし食べ物を恵んでもらえると、お礼として好きな武器をプレゼントしてくれる。
サムライグフ
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する中ボス。グフと同じで部下からの信頼も厚いが、とある芸人が着用している着物と似た柄の着物を着ているため、勇者ガンダムたちからはギターは持たないのかと疑問視された。森の泉の女神の周辺でレベルを上げすぎた勇者ガンダム一行にボロ負けするかと思われたが、白魔法使いガンタンクの厚意によって攻撃補助魔法で攻撃力を上げてもらい、いい勝負を演じることになる。
賞金稼ぎエアマスター (しょうきんかせぎえあますたー)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する賞金稼ぎ。魔導士ギャンの罠によって勇者ガンダムを賞金首と勘違いし、賞金目当てに勇者ガンダム一行を襲った。しかし勇者ガンダムにありったけの金貨をもらって、あっさりと引き下がる。幼い弟妹がいるらしい。
武闘家ゴッド (ぶとうかごっど)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する武闘家。性格はシャイニングガンダムと同じく直情型で、魔導士ギャンの罠によって勇者ガンダムから挑戦状を叩きつけられたと思い込み、勝利を求めて勇者ガンダム一行を襲った。最終的には、賢者アレックスの召喚した拳神マスターガンダムに説教を受けることになる。
魔導士ギャン (まどうしぎゃん)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔導士。性格はギャンと同じく罠が大好きな策略家。策を弄するため魔導士ギャン本人は弱いと思われがちだが、「シールドミサイル」という攻守に優れた魔法を使用する強敵。このRPGのケータイ版では魔王シャアに代わる新たな魔王として名乗りを上げたが、人望がなくモンスターが従わなかった。
拳神マスターガンダム (けんじんますたーがんだむ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する武闘家の神。武闘家ゴッドとの戦いにおいて、賢者アレックスの召喚した神として登場。性格はマスターガンダムと同じく厳格で、武闘家の師匠然とした態度を崩さず、未熟な部分の多い武闘家ゴッドに説教とともにゲンコツを見舞う。
拳法家ゼータプラス (けんぽうかぜーたぷらす)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する拳法家。コロシアムの腕試し大会において準決勝の相手として登場した。登場早々、勇者ガンダムの「ゼータもどきコンビ」との発言に激怒し、攻撃力が爆発的にアップした。
魔法使いリ・ガズィ (まほうつかいりがずぃ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔法使い。コロシアムの腕試し大会において準決勝の相手として登場した。登場早々、勇者ガンダムの「ゼータもどきコンビ」との発言に激怒し、攻撃力が爆発的にアップした。
剣士ヤクト・ドーガ (けんしやくとどーが)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する剣士で、魔王シャアの側近。コロシアムの腕試し大会において女剣士クェス・ドーガとともに勇者ガンダム一行を葬るべく暗躍する予定だった。しかしその前に準決勝で狩人GP-01、木こりGP-02と対戦することになり、女剣士クェス・ドーガを瞬時に場外負けにされた後、弓矢を至近距離に構えた狩人GP-01に場外負けを迫られた。 コロシアム後に再度勇者ガンダム一行を狙った際には末弟ステイメンを人質にとって戦闘を有利に進めるはずが、女剣士クェス・ドーガが木彫りの熊に気を取られて末弟ステイメンとともにその場を離脱したためあえなく敗北した。
女剣士クェス・ドーガ (おんなけんしくぇすどーが)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する女剣士で、魔王シャアの側近。性格はクェスと同じで自分好みのものにしか興味がない。コロシアムの腕試し大会において剣士ヤクト・ドーガとともに勇者ガンダム一行を葬るべく暗躍する予定だった。しかしその前に準決勝で狩人GP-01、木こりGP-02と対戦することになり、木こりGP-02に一撃で投げ飛ばされて敗北。 コロシアム後は再度勇者ガンダム一行を狙うはずだったが、末弟ステイメンに可愛い木彫りの熊の人形を見せてもらうために剣士ヤクト・ドーガを置き去りにしてその場を離脱した。
狩人GP-01 (かりうどじーぴーぜろわん)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔法使い。性格はGP-01と同じで、コロシアムの腕試し大会において勇者ガンダムたちの決勝の相手として登場した。末弟ステイメンが病に侵されているため、大会の優勝賞品である万能薬を求めて参加していた。弓矢の名手で、どんな獲物も百発百中で額の中心を射貫いて仕留めることができる。 また、狩人GP-01が放つ矢は、背後にいる敵の額をも正確に射貫く。
木こりGP-02 (きこりじーぴーぜろつー)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔法使い。性格はGP-02と同じで、コロシアムの腕試し大会において決勝の相手として登場した。豪腕自慢で女剣士クェス・ドーガを片手で投げられるほどだが、可愛い熊の木彫り人形を作れるほどの手先の器用さも持つ。のちにこの木彫り人形を販売する「クマさんのクマたん屋さん」を開店し、弟子として居着いた剣士ヤクト・ドーガと女剣士クェス・ドーガに、「シショー」と呼ばれ慕われるようになる。
末弟ステイメン (まっていすていめん)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する幼児。狩人GP-01、木こりGP-02の弟で、しばらく闘病生活中だった。しかしコロシアムでの腕試し大会の優勝賞品である万能薬を飲んで全快。狩人GP-01と木こりGP-02に同行して勇者ガンダムと合流し、一度は人質とされたものの女剣士クェス・ドーガに木こりGP-02の作成する木彫りの熊の人形を見せたことで関心を引き、家にある人形をすべて見せるという約束でともにその場から離脱した。
大天使ウイングゼロカスタム (だいてんしういんぐぜろかすたむ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔法使い。性格はウイングガンダムと同じ。コロシアムの腕試し大会での狩人GP-01、木こりGP-02との戦いにおいて、賢者アレックスの召喚した天使として登場。手に怪しげなスイッチを持っており、勇者ガンダムからは出オチと評された。
宿屋ターンA (やどやたーんえー)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する宿屋の主人。山に生えているきれいな花を、万能薬に調合できる幻の民族「ムーンレィス」の1人。小学校の時の必須科目だったので薬の調合自体はできるが、宿屋ターンAが万能薬を作るとなぜかパンになってしまう。
ブリキの木こりスターゲイザー (ぶりきのきこりすたーげいざー)
ガンダムエクシアの電波障害によって、ガンダムがプレイしていたRPGに入り込んでしまったスターゲイザー。職業が木こりGP-02とかぶっていたため、勇者ガンダムがこのRPGを「木こりの多いゲーム」と評する一因となった。ゲームに入り込んだ原因をガンダムエクシアと自分、ゲーム、テレビ、そして盗賊ゼータから発されている電波によるものと推測している。
呪術師ストライクノワール (じゅじゅつしすとらいくのわーる)
ガンダムエクシアの電波障害によって、ガンダムがプレイしていたRPGに入り込んでしまったストライクノワール。もともとのストライクノワールと異なり、「呪術師」ということで、人を呪うだけの霊能力を持っている。試しに勇者ガンダムを呪った際には運のパラメーターをゼロにしてしまい、ものすごく叱られた。
精霊ララァ (せいれいららぁ)
ガンダムエクシアの電波障害によって、ガンダムがプレイしていたRPGに入り込んでしまったララァ。強大な力を持つ精霊であり、封印処理を受けたまま、ストライクガンダム、イージスガンダム、インパルスガンダムを洗脳するため、その力を魔王シャアに利用されていた。のちに賢者アレックスと友達になっている。
魔王シャア (まおうしゃあ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGに登場する魔王。その正体は、ガンダムエクシアの電波障害によって、ガンダムがプレイしていたRPGに入り込んでしまったシャア。精霊ララァの力を利用してストライクガンダム、イージスガンダム、インパルスガンダムを洗脳し、戦士として操っていた。
護衛騎士ガルマドップ (ごえいきしがるまどっぷ)
作中でガンダムがプレイしていたRPGのケータイ版に登場する、魔王直属の護衛騎士。フィアンセとともに諸国漫遊している間に魔王シャアが倒されてしまい、土産が無駄になったことを悔やんでいた。新たな魔王になろうとしていた魔導士ギャンには、歯に衣着せないツッコミを見せる。
勇者見習いエクシア
作中でガンダムがプレイしていたRPGのケータイ版に登場する勇者の見習い。魔導士ギャンの罠で張り出されていた勇者ガンダムの手配書を見て、「オレがガンダムだ」と名乗り出た。魔導士ギャンの洗脳を跳ね返せる「粒子返し」という技術を使うことができる。
集団・組織
れんぽー
ガンダムが所属している組織。もともとはじおんと敵対して戦闘を繰り返す間柄だったが、話数を重ねるうちにじおんのキャラクターたちとも仲が良くなっており、ともに海水浴や運動会、文化祭などの行楽に興じるようになっている。
じおん
シャアが所属している組織。もともとはれんぽーと敵対して戦闘を繰り返す間柄だったが、話数を重ねるうちにれんぽーのキャラクターたちとも戦闘シーンがなくなっていくほどに仲が良くなっており、ともに海水浴や運動会、文化祭などの行楽に興じるようになっている。ねおじおんが登場した際には所属キャラクターたちがこたつに入ってその登場を視聴しており、寝耳に水な状況にパニックに陥った。
えぅーご
マークⅡやゼータガンダムなどが所属している組織。反れんぽーを掲げる組織ということもあり、当初はえぅーご所属のゼータガンダムはガンダムたちを嫌っていたが、えぅーごがガンタンクに窮地を救われて以降、急激に交流が進んだ。
てぃたーんず
サイコガンダムやガルバルディβなどが所属している、えぅーごの敵対組織。総大将を務めるジオは「世界征服を企む悪の組織」と称している。しかしジオの掲げるモットーには味方であるてぃたーんずのメンバーたちも引いている。
ねおじおん
みねばが君主を務め、キュベレイが所属している組織。登場当初は「あくしず」と呼ばれていたが、みねばの情操教育のために雪山に訪れた際、偶然遭遇したガンダムたちにねおじおんを名乗っている。またこの登場に、じおん所属のキャラクターたちは寝耳に水だとパニックに陥った。
みりしゃ
ターンAガンダムやカプルが所属している組織。基本的にはむーんれぃすと敵対している組織として扱われており、特にカプルはむーんれぃすに強い敵対心を抱いている。
むーんれぃす
月に住む人物やキャラクターの総称。地球を征服するつもりはなく、ただ住む場所を譲ってほしいと願っているが、みりしゃの理解は得られていない。月にウサギが住んでいないことを明言しており、光る竹を通じて月から地球へ移動することが可能。
でらーず・ふりーと (でらーずふりーと)
GP-02が所属している組織。作中ではGP-02以外にでらーず・ふりーと所属のキャラクターは登場しないが、GP-02が兄弟たちで暮らすようになってからも時折でらーず・ふりーとから体調を心配する手紙が届くなど、アットホームで仲間想いな組織である。
それすたる・びーいんぐ (それすたるびーいんぐ)
私設武装組織。争い事の根絶を目的としており、武力をもって争いに介入し、その根絶を図っている。具体的には、「武力」と書かれたバケツに水を汲み、争っている者たちに水をかけるという活動を行っている。修行中のシャイニングガンダムに、バケツリレーで水をかけ続けたことがある。
場所
ホワイトベース
れんぽーの戦艦で、ガンダムたちが暮らしている場所。マークⅡたち黒いガンダム三兄弟に落書きされたことがある。ほぼ家としての機能しか見せていないが、宇宙用の戦艦であるにもかかわらずなぜかこたつ部屋が存在したり、自動ドアを手動で開けたりすることをジムに突っ込まれている。少しは感情もあるらしく、涙を流したり、仮に「シャア専用ホワイトベース」として赤く塗られ一角獣のようになったらという話になった際には、心揺さぶられていたこともある。 居候がやって来ることも多く、さらにホワイトベースでくつろぐ者たちも多いため、大掃除を敢行した際には「ガンダム」の名を持つ多くのMSが集まった。
ムサイ
じおんの戦艦で、シャアたちが暮らしている場所。ホワイトベースと同様に、内部にこたつの部屋などが確認されている。またやはり多少の感情を持っており、主人であるシャアがホワイトベースを「シャア専用ホワイトベース」に改造する野望を持ち始めた頃から、ホワイトベースをライバル視している姿が見受けられるようになる。
キャンプコロニーやまびこ
昼も夜も常に晴天、さらに小川が流れ、四季を満喫できるという、キャンプのためだけに作られた宇宙コロニー。高低さまざまな山があり、ピクニックからハードな登山まで幅広く楽しめる。行楽地として海水浴コロニーしおさいとともにその名を知られた場所で、ガンダムたちがよく利用している。のちにキャンプコロニーやまびこ内に、ガンダムデュナメスとイージスガンダムによるハロだらけの牧場「ハロ畑牧場」がオープンした。
海水浴コロニーしおさい (かいすいよくころにーしおさい)
海水浴シーズンにガンダムたちが必ず訪れる行楽用の宇宙コロニー。キャンプコロニーやまびことともにその名を知られた行楽地で、リゾートホテルや旅館などの施設も充実している。釣りや潮干狩りといった行楽も含めて自然な海を満喫できる。類似コロニーに「常夏コロニーわいはー」が存在している。
その他キーワード
デビルガンダムヘッド
人を襲って暴れる山菜。数十年に一度生えるか生えないかという、とても珍しい植物系のガンダム。発生条件などは判明していないが、ごく稀に大きく育ち、異常なスピードで増殖していく。おひたしにすると歯ごたえがあって美味しいらしく、酒のつまみに良いとされている。増殖元を断つとすべて枯れてしまう。
ハロ
ガンダムが発明したとされる、ボールに目と口をつけたようなキャラクター。第5回運動会では各組の旗印として掲げられたこともある。イージスガンダムはこのハロ製作を趣味にしており、考え事や悩み事があると量産する癖がある。ちなみにガンダムがハロを作ったのは、素敵な友だちが欲しかったという理由による。
MS (もびるすーつ)
本来は、二足歩行の人型をした大型の有人機動兵器。だが、本作『SDガンダムフルカラー劇場』においては、小型・デフォルメ化された、独自の思考・感情を持つ存在となっている。本作に登場するキャラクターのほとんどがこれにあたる。
MA (もびるあーまー)
MSよりも大型の有人機動兵器だが、それぞれの目的に特化した形状のものがほとんどで、一部を除いて人型をしていない。また、MAの定義は出典元となる作品の世界観によって異なる場合もある。本作『SDガンダムフルカラー劇場』においては、小型・デフォルメ化された、独自の思考・感情を持つ存在となっている。ララァやサイコガンダムなどがこれにあたる。
MF (もびるふぁいたー)
TVアニメ『機動武闘伝Gガンダム』に登場する架空のロボット兵器。MSに類似した兵器だが、こちらはコンソールなどは使わず、パイロットがさまざまなセンサーを内蔵したゴム状のスーツを身に着け、自身の動きに機体を追従させることで操縦する。いわば格闘戦に特化したMSのようなものだが、本作『SDガンダムフルカラー劇場』においては、小型化・デフォルメされた、独自の思考・感情を持つ存在となっている。 シャイニングガンダムやマスターガンダムがこれにあたる。