ネコマジンがいるシリーズ

ネコマジンがいるシリーズ

人型の猫のような不思議な生き物ネコマジンが、悪者から地球を守るために戦うバトルアクション満載のギャグコメディ漫画。「週刊少年ジャンプ」1999年22-23合併号に掲載された『ネコマジンがいる』、「週刊少年ジャンプ」1999年37-38合併号に掲載された『ネコマジンがいる2』の2作を併せたものが『ネコマジンがいるシリーズ』で、『ネコマジンみけ』『ネコマジンZ』と共通の世界観を持つ。『ネコマジン 完全版』に収録されている。

正式名称
ネコマジンがいるシリーズ
ふりがな
ねこまじんがいるしりーず
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
関連商品
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概要・あらすじ

ハイキング中にバイクを盗難されて荒れ野原をさまよい歩いていたアニキウォンバットは、その道中で盗まれたバイクを乗り回すネコマジンとすれ違う。アニキとウォンバットはネコマジンに追いつき、バイクを返してもらうが、バイクはネコマジンが長時間乗り回していたためガス欠になっていた。その後、ネコマジンにガソリンを買ってもらってバイクを復旧させたアニキたちは、ネコマジンの家を後にする。

道中、ネコマジンから絶対に触れてはいけないと言われていた石の玉にふざけ半分で触ってしまい、石の玉に封印されていた悪魔を復活させてしまう。

登場人物・キャラクター

ネコマジン

人型の猫のような不思議な生き物。耳が長く、衣服はチョッキのみで、両腕に腕輪をはめて、つま先が尖ったブーツを履いている。武術に長けているほか、空を自由自在に飛び回ったり、「ねこはめ波」という強力なエネルギー波を掌から放つことができる。田舎町の一軒家で生活をしており、「山田春夫」と名付けた魚を飼っている。町の平和を守る正義の味方を名乗り、同じ田舎町に住んで同じく正義の味方を名乗る小林ピートをライバル視している。 何か頼まれ事をされるたびに金銭を請求するなど、金にがめつい。大好物はタイヤキ。

アニキ

人間の男性。髪型はモヒカンで、両目の周りと右腕に特徴的なタトゥーを入れている。素肌にファーの付いたベスト、両腕にはスタッズの付いた腕輪をはめている。「アニキ」と呼び慕っている弟分のウォンバットと組んでワルぶってはいるが、実際には目立った悪事を働くことはない。ウォンバットとのハイキング中に何者かによってバイクを盗まれ、荒れ野原をさまよい歩いていたところ、盗まれたバイクを運転しているネコマジンと出会う。 悪魔を封じ込めているから絶対に触るなとネコマジンからキツく言われていた悪魔の石に悪ふざけで触って悪魔を目覚めさせてしまう。

ウォンバット

熊のような小柄の人型動物で、鼻にコアラの鼻に似た形の鼻が付いている。話しぶりからオスだと考えられるが、作中では明かされていない。胸元に大きくアルファベットの大文字で「BAD」と書かれた黒いTシャツを着用し、白いスニーカーを履いている以外に衣服は身に着けておらず、大きなリュックサックを背負っている。自称「アイドル系の動物」。 兄貴分のアニキと組んでワルぶっているが、特に目立った悪事を働くことはない。アニキとのハイキング中に、何者かによってバイクを盗まれ、荒れ野原をさまよい歩いていたところ、盗まれたバイクを運転しているネコマジンと出会う。悪魔を封じ込めているから絶対に触るなとネコマジンからキツく言われていた悪魔の石に悪ふざけで触って悪魔を目覚めさせてしまう。

悪魔 (あくま)

小柄な体型をした悪魔。矢印のような形の尖った長い尻尾と、頭部に触覚のようなものが1本生えている。手に白いグローブ、足につま先が尖った白いブーツを履いているほかには、衣服を身に着けていない。大きな岩を軽々と持ち上げるなど、小さな外見からは想像もできないほどの怪力の持ち主。ネコマジンの家の近くにある悪魔の石に封印されていたが、アニキとウォンバットが悪ふざけで封印を解いたため、長い眠りから目を覚ました。

小林 ピート (こばやし ぴーと)

人間の少年。白いラインの入った黒いジャージを着用しており、頭にゴーグルの付いたヘルメットをかぶっている。普段は学校に通っている普通の学生だが、放課後には憎むべき悪から田舎町を守る正義の味方として活動を行っている。武術の腕に長け、ネコマジンからライバル視され、小林ピート自身もネコマジンのことを敵視しており、いつか叩きのめしてやりたいと思っている。 移動手段は主に自転車。

宇宙人 (うちゅうじん)

ボロボッチ星からやって来た2人組の宇宙人。小柄で毛髪や体毛がなく、宇宙服を身に着けて光線銃を携帯している。2人ともに外見の違いはなく、話す時もほぼ同時に話すため、見分けがまったくつかない。宇宙船で地球の田舎町にやって来て、少女を誘拐して地球侵略を企むも、ネコマジンに宇宙船を発見され、勝手に操縦されて宇宙船を壊されてしまう。

少女 (しょうじょ)

人間の少女。長い髪を真ん中で分けてリボンで結び、毛先にパーマをかけた髪型をしている。裾にフリルの付いた、襟付きの黒いワンピースを着用している。地球侵略を企む宇宙人によって誘拐され、木に縄で縛られてしまう。宇宙人と遭遇するも、一向に自分を助けようとしないネコマジンに痺れを切らして早く助けろと叫ぶが、うるさいと頭を叩かれて大泣きしてしまう。

オヤジ

モグラのような外見の人型の生き物。小柄な体型で衣服を身に着けておらず、眼鏡をかけていつも煙草をくわえている。ネコマジンから「オヤジ」と呼ばれていることから、おそらく性別はオス。田舎町で修理屋を営んでおり、ネコマジンが壊してしまった宇宙船の修理を依頼された。相手が誰であろうと修理代はしっかりと徴収し、値段は簡単な修理で3000円ほど。 初めて見る機械でもほとんどの修理は引き受ける。

その他キーワード

ネコマジン(種族)

人型の猫のような種族の生物。羽根や翼を持たないが、空を飛ぶことができる。世界中に生息しており、人間と生活圏をともにしている。現在100種ほどのネコマジンが確認されており、生物学上の正式名称は猫の名称と類似していて、「ネコマジン マンチカン」「ネコマジン スコティッシュ・フォールド」などがある。なお、主人公のネコマジンは固有の名称ではなく、種族名が転じてその名で呼ばれている。 ちなみに「ネコマジン ミックス」と本人が語っていることから、雑種と思われる。

関連

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