So What?

勉強はできるけどのんびり屋の暮里阿梨と、事故で異世界から飛ばされてきたライムとの交友。そして同居人と、謎のスパイ集団たちとの不思議な生活を描いたファンタジーコメディ。1990年、第21回星雲賞、コミック部門を受賞。

概要・あらすじ

夏休み目前の暑い日、祖父・秋津島家守危篤の報を受け取った暮里阿梨。急いで祖父の家に行くと、家の中は空間が歪み、異世界からきたというライムがいた。原因は、家守が制作していたタイムマシンの爆発で、ライムを元の世界に戻すために家守は幽霊となってこの世に残っていた。こうして、阿梨家守ライムの3人に、タイムマシン製作を手伝いたいという海堂羽隆阿梨の中学の時の同級生・水元桃太郎の2人を加えた奇妙な同居生活が始まった。

登場人物・キャラクター

暮里 阿梨 (くれさと あり)

小さい頃から知識欲旺盛で勉強はとてもよくできて進学高校に行った。しかし、とても不器用で料理はまったくできないというレベル。のんびりマイペースで、玄関先でも、出かけた外でも眠くなったらどこでも寝てしまう特技の持ち主。4歳のときに両親を事故で亡くし、祖父の秋津島家守に引き取られる。祖父が亡くなり、祖父が制作していたタイムマシンの影響で元の世界に帰れなくなったライムのために、高校進学をやめてライムたちと秋津島家で生活を始める。

ライム

秋津島家守が制作していたタイムマシンが爆発して、異世界から秋津島家に飛ばされてきた。秋津島家の家事全般をこなしているが、機嫌が悪いと御飯を作らなくなる。のんびりマイペースな暮里阿梨によくイライラして怒鳴っている。とんがった長い耳をしていて、それが他の人と違うことを気にしてあまり出歩かない。 しかしこの世界に慣れてきて興味を持ち始めてからは、帽子で耳を隠して外にも出るようになる。

秋津島 家守 (あきつしま いえもり)

暮里阿梨の祖父。地方在住のマッドサイエンティストで、昔に戻って出て行ってしまった妻に会いたくてタイムマシンを製作していた。死んでしまった後も、ライムを元の世界に戻すためにこの世に幽霊となってとどまっている。いろいろな本を書いていて、生活費と研究費のためにポルノも書いている。 しかしそれが原因で大学を辞めた。

海堂 羽隆 (かいどう うりゅう)

普段から和服を着ていて、長い髪を後ろで結んでいる。秋津島家守の教え子で、家守が亡くなったと聞いて秋津島家を訪ねてきた。家守が幽霊になっても研究を続けると知り、研究を手伝いたくて暮里阿梨たちと同居することになる。噓のつけない、不器用で真面目な性格。ライムの機嫌が悪く家事をしないときは、代わりに食事を作ったりするが、量の加減ができない。

水元 桃太郎 (みなもと ももたろう)

頭が良く、暮里阿梨と中学のとき成績を争った仲。眼鏡をかけている。7人兄弟の次男で、ゆっくり勉強できる場所が欲しくて阿梨に居候を申し込み同居が始まる。阿梨に恋愛感情があるわけではないが、彼女の事を気にかけている。

春永 睦月 (はるなが むつき)

秋津島家守の研究内容を探りに、ある組織から派遣されてきた。組織でのコードネームは松23号。過去に、自分を信頼してくれていた娘に自分の正体がばれ、そのショックで娘が入院した事を気にして仕事をやめようとしたことがある。しかし上から説得され、すこしゆっくりしろと今の所に派遣され所長をしている。 家守の研究をさぐるつもりはなく、他の組織が探りにきたときは暮里阿梨を守ろうと考えている。本部から送られてくる毎月の生活費が少ないために、生活の足しに畑を耕して野菜を育てている。

茅薙 (かやなぎ)

秋津島家守の研究内容を探りに、ある組織から派遣されてきたが事実上左遷。組織でのコードネームは竹3号。副所長。アルコールに弱い。左遷された先でも仕事をちゃんとこなそうとする超真面目な性格。家守の研究内容を探るために暮里阿梨に近づこうと、彼女に付き合ってくれと告白する。しかし阿梨を騙している事に良心の呵責を感じ胃痛持ちになってしまう。

梅1号・梅2号・梅3号 (うめいちごう・うめにごう・うめさんごう)

秋津島家守の研究内容を探りに、ある組織から派遣されてきたが事実上左遷。梅1号、梅2号、梅3号というのは組織でのコードネーム。同じ姿をしている梅1号、梅2号、梅3号と三人合わせてプラムブラザーズという(実は梅4号もいる)。サングラスをかけていて、普段は小さな3頭身だが、真面目なときは等身が伸びて大きくなる。

柴崎 美桜乃 (しばざき みおの)

松23号たちの同僚。研修明けの初仕事で松23号の連絡係を務めた。松23号のことが気になっている。海外で仕事をしていたが、戻ってきてもまだ松23号が左遷先にいる事に業を煮やし、松23号たちの変わりに仕事をして、成功したらそれを彼らの成功として上に報告しようとしていた。そのため水元桃太郎を通じて暮里阿梨に近づこうとする。

集団・組織

秋津島家 (あきつしまけ)

『So What?』の主人公たちが住んでいる家。秋津島家守が制作していたタイムマシンの爆発により、家の中は空間が歪みまくっている。巨大な猫や、見たことの無い生き物が別の空間から現れては住人を驚かせ、長くても一日で元の世界に戻っていく。しかし、ライムだけは元の世界に戻ることができないでいる。

書誌情報

So what? 全4巻 白泉社〈白泉社文庫〉 完結

第1巻

(1997年6月発行、 978-4592882817)

第2巻

(1997年6月発行、 978-4592882824)

第3巻

(1997年9月発行、 978-4592882831)

第4巻

(1997年9月発行、 978-4592882848)

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