Unnamed Memory

Unnamed Memory

越水ナオキの代表作で、古宮九時の小説『Unnamed Memory』のコミカライズ作品。古宮九時の小説『Babel』と同じ世界観で、それぞれ時代の違う同じ世界が描かれている。とあるファンタジー世界の「魔女の時代」と呼ばれる時代を舞台にしている。大国ファルサスの王太子・オスカーが、青き月の魔女・ティナーシャと共に過酷な運命に抗い、歴史を変えていく壮大なファンタジーロマンス。物語の随所に壮大な伏線が仕込まれており、それらが明かされた際のカタルシスや劇的なストーリー展開が大きな魅力となっている。KADOKAWA「月刊コミック電撃大王」2020年11月号から連載の作品。本作の原作である古宮九時の小説『Unnamed Memory』は、宝島社「このライトノベルがすごい! 2020」単行本部門、ノベルズ部門でそれぞれ第1位を獲得している。オーディオブック版『Unnamed Memory』が2020年10月より「Audible」で配信されており、朗読を小澤亜李、角田雄二郎が担当している。また、原作小説版のテレビアニメ『Unnamed Memory』が2024年4月より、AT-X、TOKYO MX、MBS、BS11ほかで放送された。オスカーを中島ヨシキ、ティナーシャを種﨑敦美が演じている。

正式名称
Unnamed Memory
ふりがな
あんねーむど めもりー
原作者
古宮 九時
作画
ジャンル
ファンタジー
 
恋愛
レーベル
電撃コミックスNEXT(KADOKAWA)
巻数
既刊7巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

オスカー

大国ファルサスの王太子。フルネームは「オスカー・ラエス・インクレアートゥス・ロズ・ファルサス」。ファルサスの王太子として歴史に名を刻むと噂されるほどの才能の持ち主。また貪欲なまでの努力家で、文武両道に秀でている。世界で唯一の魔法を無効化する伝説の王剣アカーシアを使いこなし、魔女も含めた魔法士の天敵とされる。15年前に「沈黙の魔女」によって王家に呪いをかけられ、世継ぎをつくれない体にされた。そのため、試練を乗り越えた者の願いを叶えるという「青き月の魔女」の塔を登破し、魔女のティナーシャに解呪を願い出る。しかし呪いを解けないと断言されたこともあり、腹案として、呪いに耐え切って子供を産むことのできるティナーシャへの結婚を申し込んだ。ティナーシャに結婚は断られるものの、1年間自らの守護者としてファルサスに来てもらう形を取り、共に過ごすようになる。ティナーシャにさまざまな服を与えることをひそかな楽しみとしている。

ティナーシャ

大陸に五人しかいないとされる魔女の一人で、「青き月の魔女」と呼ばれる女性。フルネームは「ティナーシャ・アス・メイヤー・ウル・アエテルナ・トゥルダール」で、幼名は「アイティ」。荒野に立つ青い塔の最上階に住んでおり、塔のさまざまな罠や試練を乗り越えて登破した者の願いを叶える魔女として知られる。ある日、「沈黙の魔女」に世継ぎをつくれない呪いをかけられたファルサスの王太子・オスカーが、試練を達成したことで解呪を願い出てくる。完全な解呪はできないと断るが、ティナーシャ自身は呪いに耐え切って子供を産むことができるため、オスカーから結婚を申し込まれる。その申し出は拒否するものの、妥協案として1年間ファルサスでオスカーの守護者として過ごすことを承諾する。外見の年齢は16歳ほどに見えるが、自らの体の成長を止めているだけで実際は数百年の時を生きている。魔獣との戦いで重傷を負ってからは、治癒のために体の成長を3年ほど進めており、女性らしい外見となった。日頃のアプローチを含めてオスカーを鬱陶しく思いながらも、なんだかんだで信頼している。

クレジット

原作

古宮 九時

キャラクター原案

chibi

書誌情報

Unnamed Memory 7巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉

第1巻

(2021-04-09発行、 978-4049137125)

第2巻

(2021-09-27発行、 978-4049139891)

第3巻

(2022-06-10発行、 978-4049144727)

第4巻

(2023-01-10発行、 978-4049148299)

第5巻

(2023-08-10発行、 978-4049151893)

第6巻

(2024-02-26発行、 978-4049155419)

第7巻

(2024-09-27発行、 978-4049159219)

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