概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
オスカー
大国ファルサスの王太子。フルネームは「オスカー・ラエス・インクレアートゥス・ロズ・ファルサス」。ファルサスの王太子として歴史に名を刻むと噂されるほどの才能の持ち主。また貪欲なまでの努力家で、文武両道に秀でている。世界で唯一の魔法を無効化する伝説の王剣アカーシアを使いこなし、魔女も含めた魔法士の天敵とされる。15年前に「沈黙の魔女」によって王家に呪いをかけられ、世継ぎをつくれない体にされた。そのため、試練を乗り越えた者の願いを叶えるという「青き月の魔女」の塔を登破し、魔女のティナーシャに解呪を願い出る。しかし呪いを解けないと断言されたこともあり、腹案として、呪いに耐え切って子供を産むことのできるティナーシャへの結婚を申し込んだ。ティナーシャに結婚は断られるものの、1年間自らの守護者としてファルサスに来てもらう形を取り、共に過ごすようになる。ティナーシャにさまざまな服を与えることをひそかな楽しみとしている。
ティナーシャ
大陸に五人しかいないとされる魔女の一人で、「青き月の魔女」と呼ばれる女性。フルネームは「ティナーシャ・アス・メイヤー・ウル・アエテルナ・トゥルダール」で、幼名は「アイティ」。荒野に立つ青い塔の最上階に住んでおり、塔のさまざまな罠や試練を乗り越えて登破した者の願いを叶える魔女として知られる。ある日、「沈黙の魔女」に世継ぎをつくれない呪いをかけられたファルサスの王太子・オスカーが、試練を達成したことで解呪を願い出てくる。完全な解呪はできないと断るが、ティナーシャ自身は呪いに耐え切って子供を産むことができるため、オスカーから結婚を申し込まれる。その申し出は拒否するものの、妥協案として1年間ファルサスでオスカーの守護者として過ごすことを承諾する。外見の年齢は16歳ほどに見えるが、自らの体の成長を止めているだけで実際は数百年の時を生きている。魔獣との戦いで重傷を負ってからは、治癒のために体の成長を3年ほど進めており、女性らしい外見となった。日頃のアプローチを含めてオスカーを鬱陶しく思いながらも、なんだかんだで信頼している。
クレジット
- 原作
-
古宮 九時
- キャラクター原案
-
chibi
書誌情報
Unnamed Memory 7巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2021-04-09発行、 978-4049137125)
第2巻
(2021-09-27発行、 978-4049139891)
第3巻
(2022-06-10発行、 978-4049144727)
第4巻
(2023-01-10発行、 978-4049148299)
第5巻
(2023-08-10発行、 978-4049151893)
第6巻
(2024-02-26発行、 978-4049155419)
第7巻
(2024-09-27発行、 978-4049159219)