新・校内写生

新・校内写生

遊人の『校内写生』の続編。不思議なアダルトグッズや不思議な性的サービスなどが存在する、現実世界のようで少し違う世界が舞台。この世界に住むさまざまな人々が、現実にはあり得ない不思議でセクシーな出来事に遭遇する姿を描いたオムニバスコミック。

正式名称
新・校内写生
ふりがな
しんこうないしゃせい
作者
ジャンル
ファンタジー
 
ラブコメ
関連商品
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あらすじ

第1巻

ある日、ボクはアダルトグッズショップで怪し気なオナニーホールを見つける。このオナニーホールは会いたい人に会えるという不思議なグッズだった。しかしボクが会いたいと願っているのは、すでに亡くなっている恋人の優紀だったため、ボクは半信半疑のままにオナニーホールを購入する。店員にはグッズ一個につき一回だけの効果しかないため、何個か買う方がいいと勧められるものの、その申し出を丁寧に断る。そして、その夜ボクがオナニーホールに優紀の名前を書いて使用すると、本当に優紀が現れて二人は結ばれる。しかし、翌朝ボクが目を覚ますと優紀の姿はなく、ボクは昨夜の優紀がオナニーホールの力によるものだと理解する。そこでボクは昨日の店に急いで向かうものの、すでに店はなくなっていた。(SHASEI-1「再会」。ほか、10エピソード収録)

第2巻

定年退職したワシは、新橋駅の路上で靴磨きの少女の美雪と出会う。美雪の家は非常に貧しく、生活費を稼ぐために靴磨きをしているのだと語る。美雪のかわいらしさに魅了されたワシは、その料金の高さに疑問を持ちながらも靴磨きをしてもらうことにする。しかしこれは美雪の罠で、彼女は靴磨きをしながら自らの体を見せつけ、性的奉仕をすることで客の判断力を鈍らせ、さらなる高額なサービスを了承させて、荒稼ぎしていたのである。ワシはまんまと美雪の策にハマり、退職金をはじめとする有り金をすべてつぎ込んでしまい、妻とも離婚。とうとうホームレスとなってしまうのだった。(SHASEI-12「天下一品 磨きっ娘」。ほか、6エピソード収録)

第3巻

独身で恋人もいない会社員の堀九は、仕事中に隠れてアダルトコミックを読むのが趣味という、絵に描いたような寂しい日々を送っていた。そんなある日、堀九は一人会社で残業中に眠ってしまい、目を覚ますと自分のコップの中で溺れている少女を発見する。堀九は慌てて彼女メロディを助け出すが、人間にしては小さすぎる彼女の存在に疑問を抱きつつも、その日いっしょに過ごしたことで親しくなってキスをする。翌朝目を覚ますとメロディの姿はなかったが、靴だけが残されていた。堀九はまたメロディに会えることを信じ、仕事に没頭するようになる。(SHASEI-20「小さな恋のメロディ」。ほか、6エピソード収録)

第4巻

佐渡藍の体に取り憑いた第三の目「のぞき目」は、ある日とうとうしゃべるようになる。のぞき目は女性の体を覗きたくて仕方がないらしく、藍は犯罪行為だと理解しつつも仕方なく従っていた。のぞき目には藍の体をあやつる力があり、抵抗すると藍は激しい頭痛に見舞われるようになっていた。そして藍はのぞき目に逆らえず、女子トイレに侵入することになる。(SHASEI-27「のぞき目 その2」。ほか、6エピソード収録)

登場人物・キャラクター

ボク

SHASEI-1「再会」に登場する。東京都の工場に勤務する若い男性。前髪を目の上で切った黒の短髪にしている。もともとは地方で暮らしており、地元に住む優紀と両思いだったが、優紀が亡くなって寂しい思いをしていた。そんなある日、偶然立ち寄ったアダルトグッズショップで、会いたい人に会えるという触れ込みの怪しいオナニーホールを発見。半信半疑で優紀に会いたいと願うと、その夜優紀が現れ、無事に二人は結ばれる。しかし効果はグッズ一つにつき一度きりで、呼び出した人間はセックスをした翌朝には消えてしまうことを知らなかった。

真理 (まり)

SHASEI-2「ノー○ン?」に登場する。学生の少女で、前髪を目の上で切りそろえ、胸の下まで伸ばしたロングヘアを頭の高い位置でポニーテールにしている。ある朝、登校中に寝坊して下着をはき忘れたことで、下半身裸の中年男性に追われるはめになってしまう。そこで急いで交番に助けを求めるが、真理は自分が下着をはき忘れていたことが理由で男に追われていたとは、まったく気づいていなかった。

陽子 (ようこ)

SHASEI-3「一人悪戯」に登場する。学生の少女で、前髪を目の上で切りそろえ、肩につくほどまで伸ばしたセミロングヘアをハーフツインにしている。バナナにヨーグルトをつけて食べるのが大好きで、誰もいない家庭科室で一人で食べていた。しかし食べながら喘いだり、誤解を招くような言葉を発したりするために、変なことをしていると誤解されている。

裏メニューを使った男性 (うらめにゅーをつかっただんせい)

SHASEI-4「裏メニュー」に登場する。会社員の若い男性で、前髪を額が見えるほど短く切った短髪にしている。仕事上のストレスに悩まされており、ある日ストレス解消のために猫カフェに行く。そこでほかの女性客が「裏メニュー」を注文しているのを目撃し、それが異性の人面猫たちに奉仕されるものだと知って自分も注文する。さっそく性的な満足感を得ようとするが、メスの人面猫たちが自分を取り合った結果、ケンカを始めたことで最終的に自分がケガをしてしまう。

篠島 敦香 (しのじま あつか)

SHASEI-5「類は友を呼ぶ」に登場する。大学生の女子で、前髪を目の上で切り、胸の下まで伸ばしたロングヘアにしている。ある時から自慰に夢中になり、何度も繰り返したことでクリトリスが男性器のように肥大化して困っていた。そんなある日、大学構内での自慰を苫米に目撃され、その日の帰宅中の電車で苫米に痴漢される。そこで苫米もまた自分と同じ症状であることを知り、そのまま電車内で苫米とセックスする。

小栗 (おぐり)

SHASEI-6「ぬいぐるみ彼女」に登場する。会社員の若い男性で、前髪を上げて額を全開にした撫で付け髪に眼鏡を掛けている。結婚願望が強く結婚相談所に通っているが、希望条件に合う女性がいないことで焦っていた。そんなある日、偶然立ち寄ったゲームセンターで、UFOキャッチャーの景品として獲得したあと、プリント倶楽部「Sweets級の憧れフェイス」でいっしょに写真を撮ると、人間に変身するぬいぐるみの存在を知る。そこでさっそくキャッチしたぬいぐるみの麻なみを人間にし、気に入って妻にしようとするが、セックスをした翌日に麻なみが姿を消す。そこで慌てて昨日のゲームセンターに戻ったところ、麻なみがUFOキャッチャーの景品に戻っており、別の男にキャッチされている場面を目撃する。そして、麻なみが別の男のものになることに耐えられず、男をナイフで刺してしまう。

飯田 (いいだ)

SHASEI-7「誕生」、SHASEI-14「オクトパスマン(誕生2)」、SHASEI-16「オクトパスマン ~貪りの果て~」に登場する。大学生の男子で、髪の毛が薄く、坊主頭に眼鏡を掛けている。ある日大学内で自慰に耽っていたところ、二人の女子に見つかって性的にいじめられる。これにショックを受けて帰宅すると、研究者である父親が人間とタコを融合させた「オクトパスマン」を作る研究に成功したことを知り、父親不在のままその被検体となる。そして翌日、昨日の女子二人を襲って復讐を果たす。その後もこの体を利用して女性たちを襲い続けるが、やがて行方不明になっていた父親もまたオクトパスマンになっており、自分と同じ行為を繰り返していることを知る。

橋本 (はしもと)

SHASEI-8「萌えガラポン」に登場する。会社員の男性で、前髪を上げて額を全開にした撫で付け髪にしており、三白眼が特徴。誠実な性格で、ボーナスが出たら学生時代からの恋人に指輪を渡してプロポーズをするつもりだった。しかしその日、課長から「萌えガラポン」と呼ばれる、若い女性から性的なサービスを受けられる遊びを教えられ、夢中になってしまう。結果として、会社を辞めるほど「萌えガラポン」にハマり、恋人とも別れてしまう。

佐藤(土木作業員) (さとう)

SHASEI-9「合コン」に登場する。工事現場で働く土木作業員の若い男性。バンダナを巻いており、肩につくほどのセミロングヘアにしている。三白眼で、ひげを生やしている。強引で身勝手な性格で、性欲と支配欲が非常に強い。ある日、中学の同級生が開いた合コンに無理やりついて行き、参加者の女性たちと親しくなろうとした。しかし気に入った女性の彩にはバカにされ、失意のまま帰宅してデリバリーヘルスの女性を呼ぶことにする。だが、そこに現れたのが「ミズキ」という源氏名で働く彩で、彼女を長時間にわたり性的に満足させることで最終的に恋人にした。

鈴木 かぐや (すずき かぐや)

SHASEI-10「エレベーターガール」に登場する。とあるビルのエレベーターガールとして働く若い女性。前髪を目が隠れそうなほど伸ばして、肩につくほどのセミロングヘアにしている。美形で胸が非常に大きい。明るく人懐っこい性格ながら、中年男性から香る「加齢臭」が大好きで、嗅ぐと正気でいられなくなるだけでなく、欲情して男性を襲ってしまう。そのため、就職しては仕事中に出会った男性と関係を持ち、五回も解雇されている。今回のエレベーターガールの仕事こそはまじめにこなそうと誓っていたが、仕事初日にやはり乗客の男性を誘惑してエレベーター内で関係を持ち、即解雇されてしまう。

小岩井 桃肴 (こいわい ももな)

SHASEI-10「オナマラン」に登場する。バツイチの若い女性で、前髪を目の上で切りそろえ、ロングヘアを頭の高い位置でツインテールにしている。子供を出産してすぐに夫と別れ、子供も元夫に引き取られたため、一人暮らしをしている。そんなある日、よく自宅に配達に来る配送業者の男性と親しくなってデートすることになるが、彼に配送してもらった謎の生物「オナマラン」に夢中になってしまい、オナマランとの交尾を繰り返すようになる。そんな中、配送業者の男性を家に招くが、オナマランが彼に見つかったうえに、これまでオスだと思い込んでいたオナマランは実は雌雄同体で、人間であれば誰彼構わず襲うことが発覚する。配送業者の男性がオナマランに襲われた挙句オナマランに夢中になってしまい、小岩井桃肴からオナマランを奪って音信不通になってしまう。

ワシ

SHASEI-12「天下一品 磨きっ娘」に登場する。定年退職したばかりの年老いた男性。前髪を上げて額を全開にした撫で付け髪に眼鏡を掛けている。三白眼で鼻が大きい。40年勤めた会社を定年退職した日、東京都の新橋駅の路上で靴磨きをしている少女の美雪と出会う。そこで美雪の境遇に同情し、美雪の美貌にも魅せられて一回5000円の靴磨きをしてもらうことになる。さらに美雪の口車に乗せられ、一部5000円の穴の開いた新聞を買わされる。新聞に穴が開いていたため、胸や下着を露出させている美雪の姿を穴越しに堂々と見られることに気づく。最終的に3万円で性的なサービスまで受け、その翌日からもほとんど毎日通うようになり、退職金をはじめとする有り金をすべてつぎ込んでしまう。そして妻と離婚し、ホームレスになってしまう。

安部 礼次 (あべ れいじ)

SHASEI-13「妖怪っ娘」、SHASEI-21「妖怪っ娘 その2」に登場する。会社員の若い男性で、前髪を目の上で切って七三で分けた短髪で、眼鏡を掛けている。ある日、東京都六本木にある「妖怪話居酒屋」に行き、そこで怪談ライブをしていた港乃妖子と知り合い、交際を始める。しかしこの時、すでに妖子には香菜という女性の幽霊が取り憑いており、これを知らぬままデートすることになる。そしてデート中に姿を現した香菜の要望で、妖子に憑依した香菜とセックスすることになる。その後も幽霊に取り憑かれやすい体質の妖子を助けるために、地下アイドルの芽衣ともセックスする。

佐渡 藍 (さど あい)

SHASEI-15「のぞき目」、SHASEI-27「のぞき目 その2」に登場する。大学生の男子で、前髪を目の上で切った短髪にあごひげを生やしている。ある日眼精疲労で瞼が重くなり、目が開けられないにもかかわらず、なぜか目を開けているときと同様に周囲が見えるうえに、本来見えるはずのない自分の背後も見えるようになった。これを不思議に思いつつ暮らしていたところ、ある日ついに自分に第三の目「のぞき目」が出現したことを理解する。当初は喜び、のぞき目を利用して女性の下着を覗くなどしていたが、のぞき目がしゃべり始めるようになってからは、彼に支配されて命令されるままに女子トイレに侵入するなど、犯罪行為を繰り返すようになる。のぞき目がしゃべるようになってからは、彼の命令に逆らうと頭痛に見舞われるようになり、逆らえなくなる。

いがらし むきを

SHASEI-17「スマホ売りのきゃわわっ娘」に登場する。東北地方で農家を営む男性で、年齢は51歳。髪の毛が薄くなっており、眉と眉のあいだに大きなほくろが一つある。冬のあいだは地元に妻を残し、東京に出稼ぎに来ている。東北弁で話す。出稼ぎを終えて東京から東北に戻ろうとした際、スマートフォンを売っているグミエルに出会い、彼女の境遇に同情してスマートフォンを買う。そして、スマートフォンを買えば買うほどグミエルの体が見られるサービスがあることを知り、稼いだお金をすべてつぎ込み、最後にはグミエルに服まで奪われてしまう。以前も「マッチ売りの少女」というサービスに夢中になった結果、凍死寸前になったことがあり、出稼ぎ先の人たちからは今年も無駄遣いをしないか心配されていた。

山本 秀夫 (やまもと ひでお)

SHASEI-18「隣人のエッチな秘密」に登場する。会社員の男性で、年齢は40歳。髪の毛が薄く、眼鏡を掛けている。ある日転勤で新しい街に引っ越した際、アナウンサーの鈴木アユのとなりに住むことになるが、当初はアユの正体は知らなかった。そんなある日、部屋に穴が開いており、アユの部屋を覗けることと、アユは仕事のストレスが溜まると部屋で自慰行為をすることを知る。その後は覗き見だけを楽しみに生活を送っているが、特にアユとの仲は進展しなかった。

大木 優 (おおき すぐる)

SHASEI-19「イケメン童貞」に登場する。若い男性で、前髪を目の上で切ったウルフカットヘアにしている。イケメンで、非常に性器が大きい。そのため女性にもてるが、性行為に及ぼうとすると、性器に血が集まりすぎて貧血になり、倒れるのを繰り返している。その結果、1か月のあいだに同じ病院に七回も運び込まれてしまう。このままでは一生セックスができないと悩んでいたが、輸血しながらだとセックスができる事実に気づき、無事にその案を出してくれた担当の女性看護師とセックスすることに成功する。

堀九 (ほりく)

SHASEI-20「小さな恋のメロディ」、SHASEI-28「小さな恋のメロディ その2」に登場する。会社員の若い男性で、前髪を目の上で切った短髪にしている。独身で恋人はおらず、仕事中に隠れてアダルトコミックを読むことが趣味という、寂しい日々を送っていた。そんなある日、会社で一人残業中に眠ってしまい、目を覚ますと自分のコップの中で溺れている少女を発見する。そこで、慌てて彼女メロディを助け出すが、人間にしては小さすぎる彼女の存在に疑問を抱きつつも、その日はいっしょに過ごし、親しくなってキスをした。翌朝メロディは姿を消していたが、靴だけは残っており、再会を待ち望んでいる。アダルトコミックの中では「部長大島」という作品が好き。

稲 勝平 (いな かっぺい)

SHASEI-22「エロモンGO?」に登場する。会社員の若い男性で、坊主に近い短髪にしている。ふだんは別の地域に住んでいるが、ある日東京出張の際に無料アプリゲーム「エロモンGO」の存在を知る。そして、女性キャラクターと性行為できるこのゲームに夢中になるが、前日の寝不足がたたって判断力が落ち「エロモンGO」のキャラクターと現実の風俗店「立ちんぼガール」に勤務する女性たちを混同。ゲーム同様に無料であると勘違いして、声を掛けられるままに「立ちんぼガール」のヒルガオ、ユウガオ、ヨルガオの三人の女性たちと性行為に及ぶ。その後、しばらく経ってから自分が現実とゲームを混同しており、ゲーム内通貨で支払っていると勘違いしていた。しかし、実際はクレジットカードで代金を支払っていたために、貯金がすっかりなくなってしまう。

佐藤(会社員) (さとう)

SHASEI-23「佐藤さんだぞ」に登場する。会社員の若い男性で、ほとんど頭がはげあがっている。髪の毛が薄いことを非常に気にしており、お気に入りのホステスのダラノガロあき美と親しくなるために育毛にチャレンジしている。しかし、のちにあき美は髪の毛の薄い男性が好みであることが判明する。

タケ

SHASEI-24「君の名は?」に登場する。高校生の男子で、前髪を目の上で切った短髪にしている。ある日、恋人の安葉(やすは)とデートすることになり、この日をタケ自身の初体験の日にしようと意気込んでいた。しかし、突如現れた謎のオーロラの力で、会社員の冬間と入れ替わってしまう。これによって、冬間に会いに来たサクラと初体験する。その後、無事自分の体に戻ることとなる。

冬間 (とうま)

SHASEI-24「君の名は?」に登場する。会社員の若い男性で、前髪を目の上で切った刈り上げヘアで眼鏡を掛け、無精ひげを生やしている。風俗店で遊ぶのが大好きで、ある日数人の風俗嬢との約束をはしごしている途中、謎のオーロラの力で、タケと入れ替わってしまう。しかし、しばらくこれに気づかず、タケに会いに来た安葉(やすは)と、そのまま関係を持った。その後、無事自分の体に戻ることとなる。

薬間 ヒロシ (やくま ひろし)

SHASEI-25「妄想日記」に登場する。アイドル養成学院で、養護教諭を務める若い男性。前髪を目の上で切った短髪にしている。ある日、生徒の麻理麻(まりま)から、体の悩み事があると相談され、性的な悩みなのではないかと妄想を膨らませる。しかし、その悩みが口蓋垂が変わった形であるという相談だったことで落胆する。

黒田 妄香 (くろだ もうか)

SHASEI-26「ろくろ回しの貴腐人」に登場する。主婦の若い女性で、前髪を目が隠れそうなほど伸ばし、胸の下までの長さのロングヘアにしている。一見清楚な雰囲気を漂わせているが、一日中性的な妄想をしている変わり者。夫は世界で名をはせる名医だが、それゆえに多忙なため留守にすることが多く、性的に満たされない日々を送っていた。そこで、趣味を作れば欲求不満を解消できるのではないかと考えて陶芸教室に通い始めるが、そこでも性器を模した陶芸品を連続で作ったことで、講師に激怒されて追い出されてしまう。

大貧 民男 (だいひん たみお)

SHASEI-29「SEX放浪記」に登場する。会社員の男性で、前髪を上げて額を全開にした撫で付け髪に眼鏡を掛けている。4年のあいだ、恋人がいない寂しい日々を送っていた。ある日、偶然飛び降り自殺しようとしていた男性を発見し、止めたことがきっかけで、お礼に「SEX CARD」というごく限られたセレブだけが持つカードをプレゼントされる。当初はこのカードがなんなのかがわからずにいたが、やがて「SEX CARD」は持っているだけで若く美しい女性たちが寄ってくることを知る。そして、次々現れる女性たちとのセックスにのめり込んでいく。

亀内 守 (かめない まもる)

SHASEI-30「太鼓の立つチン」に登場する。真性包茎の男性で、年齢は31歳。前髪を目が隠れそうなほど伸ばした、ふんわりとした短髪にしている。このままの性器の状態ではセックスできないと、医者にも言われていた。そんなある日、恋人のマリから泊まりがけのデートに誘われ、包茎手術を決意。手術は無事成功し、医師からは抜糸完了までは性器を絶対に刺激しないようにと厳しく言われていた。しかし、その帰宅中に偶然立ち寄ったゲームセンターで「太鼓の立つチン」という、男性器を太鼓のばちのようにして遊ぶアダルトゲームに出合う。その結果「太鼓の立つチン」に夢中になりすぎて性器を痛めてしまい、病院に運び込まれる。そこでまた手術することになり、マリに報告もできないまま、デートをすっぽかしてしまう。

ブルゾン ちえこ

SHASEI-31「ブルゾンちえこ」に登場する。スタイル抜群の若い女性。前髪を眉の上で短く切りそろえ、あごの高さまでのボブヘアにしている。二人の若い筋肉質なイケメンを引き連れて、自分の知らないオフィスに無断で侵入しては、男女関係や性に関する教訓話をしている。

枡田部 翔 (ますたべ しょう)

SHASEI-32「イッてはいけない」に登場する。女性の家を覗くのが趣味の男性で、年齢は28歳。癖のある前髪を目が隠れそうなほど伸ばしてニット帽をかぶり、眼鏡を掛けている。ある日覗きが見つかり、逃げようとしてベランダから飛び降りて死亡した。そこで天使の老人から生まれ変わるための試験として、これからは赤ちゃんと入れ替わり、1年間みだらな行為をしなければ合格させてやると言われて応じる。しかし、赤ちゃんになった途端母親に欲情し、彼女を襲おうとしたためにすぐさま連れ戻され、そのまま不合格となる。

下着泥棒の男性 (したぎどろぼうのだんせい)

SHASEI-33「パンティ奥さん」に登場する。癖のある短髪の男性。ある日、コンビニで見かけた主婦の半手(はんで)のことを気に入り、尾行して彼女の下着を盗んだ。以来この下着を使っては半手とセックスする妄想にふけっていたが、半手と接点を持つ機会を得られずに悩んでいた。そんな中、偶然半手が複数の男性に襲われている光景を目撃。そして彼女を助けるどころか、これを撮影して半手を脅迫することを思いつく。

優紀 (ゆうき)

SHASEI-1「再会」に登場する。ボクの思い人の少女で故人。前髪を目の上で切り、腰まで伸ばしたロングヘアを頭の高い位置で、猫のチャームが付いたヘアゴムでツインテールにしている。明るく素直な性格ながら重病を患っており、ボクと結婚する夢を叶えられずに病死した。しかしある日、ボクが購入した謎のオナニーホールの力で、一晩だけボクと再会を果たす。

苫米 (とまべ)

SHASEI-5「類は友を呼ぶ」に登場する。篠島敦香の通う大学で生命科学の準教授を務める若い女性で、眼鏡を掛けている。前髪を目の上で切りそろえ、ロングヘアを首の付け根の高さで一つに結び、リボンカチューシャをしている。以前からクリトリスが肥大化し、男性器のようになっていた。そんなある日、偶然敦香もまた自分と同じ症状であることを知り、敦香を追いかけて帰宅中の電車で痴漢する。そして敦香に、自分たちは男性も女性も越えた「進化者」であると説き、そのまま敦香と電車内でセックスする。

麻なみ (まなみ)

SHASEI-6「ぬいぐるみ彼女」に登場する。とあるゲームセンターに設置された、UFOキャッチャーの景品。誰かにキャッチされたあとにプリント倶楽部「Sweets級の憧れフェイス」で、獲得者といっしょに写真を撮ると、人間に変身する。その際は前髪を左寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどの長さのセミロングヘアをカチューシャでまとめた、高校生ほどの女性の姿になる。従順で素直な性格で、獲得者の性的欲求にも喜んで応じる。しかし人間でいられるのは一晩限りで、翌日には姿を消えてしまう。さらにその後は店に戻って再びUFOキャッチャーの景品となり、ほかの人間にキャッチされるのを待っている。

(あや)

SHASEI-9「合コン」に登場する。大学生の女子で、前髪を目の上で切り、肩につくほどのセミロングヘアにしている。ミスキャンパスも狙えるほどの容姿ながら、おしゃれをするためのお金が不足しているために、隠れて「ミズキ」の源氏名でデリバリーヘルスで働いている。そんなある日、合コンで佐藤(土木作業員)に出会うが、身の丈に合わないことばかりを言う佐藤(土木作業員)を小馬鹿にし、まったく相手にしなかった。しかしその直後、佐藤(土木作業員)を接客することとなった。その際に店には秘密で、本来のメニューにはないセックスをしてもいいと言ったせいで佐藤(土木作業員)に襲われ、彼のテクニックに夢中になり、交際することになった。

美雪 (みゆき)

SHASEI-12「天下一品 磨きっ娘」に登場する。東京都新橋駅の路上で、靴磨きをしている少女。前髪を目の上で切り、肩につくほどのセミロングヘアをリボンカチューシャでまとめている。非常に胸が大きく、男性客を虜にしている。2歳の頃に父親を亡くし、病弱な母親を支えながら二人の弟の学費を稼いでいると語っているが、真偽は不明。この身の上話に同情した男性を相手に、一回5000円で靴磨きをしている。一部5000円の穴の開いた新聞を男性に買わせることで、穴越しに露出した自分の胸や下着を見せて判断力を低下させている。そして、最後には一回3万円の男性器磨きに誘い、荒稼ぎをしている。美雪のサービスによって、新橋駅の路上には破産したホームレス男性が大量に発生している。

港乃 妖子 (みなとの ようこ)

SHASEI-13「妖怪っ娘」、SHASEI-21「妖怪っ娘 その2」に登場する。安部礼次の恋人の若い女性。前髪を目の上で切りそろえ、胸の下まで伸ばしたストレートロングヘアをどくろのチャームが付いたヘアゴムでハーフツインにしている。一人称は「妖ちん」で、語尾に「~ニャン」を付けて話す。霊媒体質で、知らず知らずのうちに幽霊を引き寄せ、取り憑かれてしまう。東京都六本木にある「妖怪話居酒屋」で怪談ライブを行っており、礼次とこのライブで知り合った。しかし、この時にはすでに香菜という若い女性の幽霊に取り憑かれており、礼次はこれを知らぬままデートすることになる。また、それからしばらく経ってから、芽衣という地下アイドルの女性の幽霊にも取り憑かれてしまう。

グミエル

SHASEI-17「スマホ売りのきゃわわっ娘」に登場する。東京都の路上でスマートフォンを売っている少女。前髪を目の上で切って左寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのセミロングヘアにしている。本業はアイドルながら、安定して稼げないために並行してスマートフォンを売るアルバイトをしている。スマートフォンは一つ目は無料で、買った客にはあらかじめスマートフォンにインストールされているゲームを用いて、グミエル自身の下半身を見せている。二個目からはスマートフォンは2万円で販売し、購入者はスマートフォンを買えば買うほど露出の激しいゲームがプレイできる。この方法でグミエルは荒稼ぎしており、いがらしむきをは一文無しにされてしまう。

鈴木 アユ (すずき あゆ)

SHASEI-18「隣人のエッチな秘密」に登場する。アナウンサーを務める若い女性。前髪を目の上で切り、胸の下まで伸ばしたロングヘアにしている。アイドル並みの美貌を誇るが、アナウンサーとしての実力は今一つで、原稿を正しく読めずによく嚙んでしまう。それが原因でストレスが溜まっており、自宅で自慰に耽ることが多い。引っ越してきたばかりの山本秀夫のとなりで暮らしているが、秀夫の部屋から鈴木アユ自身の部屋を覗けることや、自慰をいつも見られていることには気づいていない。

メロディ

SHASEI-20「小さな恋のメロディ」、SHASEI-28「小さな恋のメロディ その2」に登場する。堀九の働くオフィスに現れた小人の少女。前髪を目の上で切って左寄りの位置で斜めに分け、肩につくほどのセミロングヘアにしている。ふつうの人間の六分の一ほどの大きさで、オフィスの中でしか生きられない。ある日、残業中の堀九に近づこうとして、堀九のコップの中に落ちて溺れてしまう。そして堀九に助けられ、彼に思いを寄せるようになる。嫉妬深い性格で、堀九の読んでいるアダルトコミックの女性キャラクターにまでヤキモチを焼いている。

芽衣 (めい)

SHASEI-21「妖怪っ娘 その2」に登場する。地下アイドルの若い女性で、故人。前髪を目の上で切りそろえ、顎の高さまで伸ばしたボブヘアで、スカートの短いメイド服を着ている。ある日、電車内で恋人と痴漢ごっこをしていたところ、興奮のあまり心臓発作を起こし、そのまま車内で亡くなった。これがきっかけで電車の地縛霊となり、一度でいいから性的絶頂を味わいたいと願うようになる。そんな中、港乃妖子が安部礼次と共に乗車してきた際、妖子の体を乗っ取って礼次を襲う。一度はこれを礼次に止められるが、従わなければ妖子を殺すと脅して礼次とセックスし、性的に満足したことで願いを叶えて成仏した。

ダラノガロ あき美 (だらのがろ あきみ)

SHASEI-23「佐藤さんだぞ」に登場する。高級クラブで働く若い女性。前髪を目の上で切って左寄りの位置で斜めに分け、胸の下まで伸ばした巻き髪ロングヘアにしている。店のNo.1ホステスになるために、大口の客と枕営業をした経験がある。これがきっかけで髪の毛の薄い男性がタイプとなり、佐藤(会社員)に声を掛けた。

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