和久井健の初連載作品にして代表作。2000年代初頭の新宿区歌舞伎町を舞台に、金と暴力が支配する裏社会の厳しい現実を描いた物語。仕事も金もない19歳の青年、白鳥龍彦は、スゴ腕風俗スカウトの真虎に気に入られ、スカウト会社「バースト」の新人スカウトマンとしてデビューする。女性に声をかけて水商売を紹介し、その紹介料で収入を得る歌舞伎町裏ビジネスの世界に足を踏み入れた龍彦は、同業のライバルや暴力団、風俗業界との関係の中でのし上がっていく。物語の序盤はスカウトとしての成長が中心に描かれるが、途中からヤクザ漫画的な展開へと変化していく。本作は、スカウトマンが街角で女性に声をかけて水商売を紹介するという裏ビジネスや、金と暴力がものを言う裏社会といった要素が物語の中核を成す、歌舞伎町スカウトサバイバル。元スカウトマンという経歴を持つ作者、和久井健自身が、実際に体験した出来事にフィクションを交えて構成されている。登場人物の喜怒哀楽を大胆に表現した表情描写や詳細に描き込まれた背景が特徴で、リアルな歌舞伎町が再現されている。講談社「週刊ヤングマガジン」2005年No.17から2013年No.45まで連載。テレビドラマが2007年8月から放送。実写映画(劇場)が2015年5月、2017年1月に公開された。