漫画家ユニットとしてのアジチカの初連載作にして代表作。神々による1000年に一度の人類存亡会議において、人類の滅亡が決定されそうになった際、戦乙女のブリュンヒルデの提案で、神と人類による13番勝負「ラグナロク」が開催されることとなった。人類側から選出された歴史上の英雄13名が、神々との一対一の死闘に挑む物語。トールと呂布の対決を皮切りに、ゼウスとアダム、ポセイドンと小次郎、ヘラクレスとジャックなど、神話と歴史上の人物による激闘が繰り広げられる。本作は格闘バトル作品として、神器錬成(ヴェルンド)という独自の武器生成システムを導入し、各闘士の個性的な戦闘スタイルを表現している。神界と人界の存在やヴァルハラ憲法といった独自の世界設定が確立されており、各対戦者の生前の背景や思想を掘り下げながら、一対一の決闘を軸に物語が展開される。コアミックス「月刊コミックゼノン」2018年1月号から連載。2018年に「このマンガがすごい!2019」オトコ編第5位、2019年に第14回「全国書店員が選んだおすすめコミック」第5位を獲得。Netflix配信でアニメ化され、後にテレビでも第1期が2021年10月から、第2期(前編)が2023年4月から、第2期(後編)が2023年10月から放送。2021年11月には舞台化もされている。