本作のタイトルにある「アリス」は主人公・有栖良平の呼び名の「アリス」だ。彼が飛ばされた場所は不思議の国ではなく、生き残りをかけたゲームを繰り返す「今際の国」であった。この国ではゲーム(作中では「げぇむ」と表記)をクリアすることで、何日か生存を保証されるビザが発行される。ゲーム内容は肉体や知識、心理戦などに分かれていて、アリスは親友のカルベとチョータと共に力と知恵と機転を活用して危機を乗り越えていく。仲間が次々と脱落する中、アリスはヒロイン・宇佐木柚葉と共に生き残り、元の世界へ戻るべく奮闘する。
誰もが知る童話『不思議の国のアリス』。「アリス」という名前は、どこか特別なイメージを持っている。今回は、タイトルに「アリス」と冠する作品を集めてみた。ピックアップした作品の「アリス」はキャラ名なのか、それとも別の意味を持つのかもあわせて紹介す
出典:小学館
出典:小学館
謎の世界に誘われた主人公・有栖良平と仲間たちが生き残るためにゲームに参加するサバイバル作品。有栖良平(通称・アリス)は日々に虚無を感じて生きている高校生。彼はある日、親友のカルベとチョータと共に謎の花火を見る。次の瞬間、彼らはまるで廃墟になったような世界に飛ばされる。そこは生き延びるために「げぇむ」に参加し、クリアしなければならない「今際の世界」だった
本作のタイトルにある「アリス」は主人公・有栖良平の呼び名の「アリス」だ。彼が飛ばされた場所は不思議の国ではなく、生き残りをかけたゲームを繰り返す「今際の国」であった。この国ではゲーム(作中では「げぇむ」と表記)をクリアすることで、何日か生存を保証されるビザが発行される。ゲーム内容は肉体や知識、心理戦などに分かれていて、アリスは親友のカルベとチョータと共に力と知恵と機転を活用して危機を乗り越えていく。仲間が次々と脱落する中、アリスはヒロイン・宇佐木柚葉と共に生き残り、元の世界へ戻るべく奮闘する。
出典:白泉社
特殊能力「アリス」を巡り、少年少女が奮闘する恋と友情の学園物語。ある日、主人公である佐倉蜜柑の親友・今井蛍が東京の学校へ転校することになった。蛍が行くアリス学園は監獄のような場所で、一度入学すれば卒業まで出ることができないという。蛍を追って東京へ向かった蜜柑を待ち受けていたのは、かけがえのない仲間と数奇な運命だった。2004年にTVアニメ化。
本作のタイトルにある「アリス」は主人公・蜜柑たちが通うアリス学園の名前であると共に、特殊な能力の呼び名でもある。アリス学園は特殊な技能を持つ者を集めた学園であり、その能力を「アリス」と呼ぶ。このアリスは天賦の才能で、広く公共の益になるものから、一発芸のようなものまである。しかも生まれ持った力のため、本人の意思で選ぶことができない。蜜柑の親友である蛍も、「発明」というアリスを持っている。そして彼女を追って学園へやってきた蜜柑は、他のアリスを「無効化」するアリスを所持していることが判明。蜜柑は入園を許可され、蛍と再会することができた。しかし後に、蜜柑は別のアリスを所持していることが判明。そのアリスが、学園を揺るがす巨大な陰謀へと繋がっていく。
出典:徳間書店
不思議な力を持つ少女・紗名と頑固者の老人・蔵六が繰り広げるSFファンタジー&人間ドラマ。蔵六はある日、とある研究所より逃げ出してきた紗名と出会う。紗名がいた研究所では、彼女のような特殊な力を持つ者たちを集め、日夜研究対象にしていた。地上へ逃げ出した紗名は研究所を潰すことを目論むが、蔵六は普通の子どものように彼女を扱うのだった。2017年にTVアニメ化。
本作のタイトルにある「アリス」は、本作の重要キーワード「アリスの夢」からだ。作中において、主人公である紗名のような特殊な能力を持った者たちを「アリスの夢」と呼ぶ。アリスの夢がもつ能力はさまざまで、中でも紗名の力は「想像力が及ぶ限りどんな物理現象も自由に書き換える」という強力なもの。そんな魔法のような力をもつ紗名だが、外見は小学生ぐらいの幼い少女である。アリスの夢を調査する研究所から脱出した紗名が出会ったのは、頑固で曲がったことが大嫌いな老人・蔵六。紗名は蔵六に自らの力と引き換えに地上での保護を求めるが、蔵六は力の使用を禁じ人としての暮らしを送らせる。蔵六と暮らす日常の中、人として大切なことを学んでいく紗名。だがそこに、研究所が放つ追手が迫っていた。
出典:講談社
ヒロイン・ステラが生き残りと愛する人の蘇生を賭けて闘うファンタジーバトル作品。世界有数の財閥である久遠寺家では、月に一度家族全員が集まりお茶会をする決まりがあった。だが長男・ゼノの誕生日でもあったその日のお茶会で、家長である母・オルガが恐ろしい宣言をする。それは次の家長を決めるため、兄姉妹弟同士による殺し合いをするというものだった。
本作の「アリス」は、主人公・ステラが戦闘する際に出現する別人格「血塗れアリス」から。この「血塗れアリス」状態のステラは文字通り「不思議の国のアリス」のような金髪にエプロンドレス姿で登場する。また彼女の兄、姉、弟、妹もそれぞれ、闘いに合わせた別人格の姿を持っている。久遠寺家の兄弟姉妹たちは血が繋がっていない、それぞれが引き取られてきた子どもたちだ。ステラは長男であるゼノと同じ施設出身であり、彼を誰よりも愛していた。しかし次期当主を決めるための殺し合いの中、ゼノは次男のシドからステラを護って殺害される。戦いの勝者は誰かを蘇生させる権利を持つため、ステラは必ず勝利し跡継ぎとなる事を母に誓い、ゼノを生き返らせてもらう。しかし蘇生されたゼノの様子に、ステラは疑惑を抱くのだった。
出典:KADOKAWA
主人公・有栖真之介が迷宮と化した少女を殺し、世界を救うバトル&ダークファンタジー。本作は鏡貴也原作の小説をコミカライズ化した作品である。この世界では少女だけが罹る病「迷宮病」があった。この病に罹患した少女は早期に討伐しなければ迷宮と化し、周囲を取り込む災害となってしまう。真之介は迷宮攻略の専門学科「少女殺害科」がある吉祥寺高校へ編入する。
本作のタイトルにある「アリス」は主人公・有栖真之介の苗字であり、そして彼の妹のことでもある。真之介の妹は迷宮病に罹り、レベル666の迷宮「黙示録アリス」となった。この世界の技術で人類が無事に生還できる迷宮はレベル12とされており、「黙示録アリス」は現状では攻略不可能な難易度の迷宮である。真之介は妹を迷宮から切り離す実験の場にするため、「少女殺害科」を利用しようとしていた。迷宮を破壊するには、迷宮となった少女を殺すことが一番の解決法である。しかし真之介は様々な迷宮に挑み、迷宮と妹を切り離す別の方法を模索していた。妹を救うため、困難な問題に挑む姿を描いた作品だ。
18 Pt.
23 Pt.
48 Pt.
19 Pt.
196 Pt.
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