声優「堀内賢雄」が演じたキャラ10選162 Pt.

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「ネオ・ジオン」軍の将兵で階級は不明。薄い紫色の髪を持つイケメンで19歳。自意識過剰にして美意識も高い。常に一輪挿しの薔薇の花を胸に付けているか、もしくは口にくわえている。ジオンへの忠誠心も高いが、それよりも実質的トップである「ハマーン・カーン」に対する忠誠心は異常と言えるレベルに達している。自分の全ての行動理念は「ハマーン様のため」と公言して憚らない。そして無駄に熱く、無駄にダサ格好いいキザ男。この作品の前半部分で多くの登場場面と多くのモビルスーツを乗りこなし、主人公「ジュドー・アーシタ」との良きライバルとして位置づけられる重要キャラとなっている。物語の後半では作品の方向性や流れが変わり、このキザイケメンの出番は減り、久しぶりに登場した際には強化人間と言う名の人格改造を処されていて、軍のため、「ハマーン様」のために散って行く。その散り際はあまりにも儚く、呆気ない。個性あふれるキャラだっただけにその損失感は大きい。愛すべき敵キャラだったと言える。そして「堀内賢雄」の若くて格好いい声もこのキャラの魅力の一つになっている。

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インド神話をモチーフにして当時、流行した「甲冑」を纏うヒーロー物作品で、この「ヒュウガ」は主人公「修羅王シュラト」と行動を共にする「八部衆」の一人。襟足の長い茶髪に赤いヘアバンドを付けているイケメンキャラ。マッチョで無骨なキャラが多い中では細身で優男に見られるが、意外と硬派で生真面目で融通が効かない性格の持ち主。纏う甲冑は虎をモチーフにしていて黄色と黒の派手な配色で目立つ存在になっている。同じ「八部衆」の中では大男「龍王リョウマ」とは無二の親友で、その仲の良さは当時の同人誌のネタにもなっている。これは虎と龍…。竜虎の関係を上手く流用している製作サイドの粋な計らいであったが、その設定は成功したと言える。そして多くの女性アニメファンを生み出した作品であり、キャラであり、声優の追っかけがニュースに取り上げられる程の社会現象を生んでいる。担当声優「堀内賢雄」もこの作品とこのキャラで人気声優として不動の地位を築いている。そんな1980年台を代表する作品となっている。

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主人公「ガロード・ラン」が身を寄せる事になる、バルチャー艦「フリーデン」の艦長で、元は地球連邦軍のエースパイロットだった30歳の男。常に真っ黒のサングラスを掛けていて、カリスマ性を高めているが、これは過去の戦闘で心の傷を受け、その自分の弱さを隠す為でもある。なお、名前の「ニート」は家に引き篭もっている人とは関係ない。立場的には『ガンダム』シリーズの中での「シャア・アズナブル」に近い存在であるが、この「ジャミル」は主人公の味方であり、上司であり、親代わりでもあるので、例えるなら「イケメンで格好いいブライト・ノア」と言える。そんな格好いい艦長であるが、心の傷でモビルスーツに乗れず、苦悩する姿は、かなり衝撃的で今までにないパターンのキャラであり、人間味が溢れいて親近感が湧き、視聴者との距離感も近づいている。そして主人公の為に心の傷を克服する姿は感動的であり、ある意味、主人公より目立つシーンでもある。最後は幸せも手に入れて、意外と幸福な結末を迎えた希少なキャラでもある。

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街の裏路地などで密かに行われているストリートファイト「エアマスター」の最強四天王の一人で職業はゴーストライター。長い黒髪のボサボサ頭で年齢は20歳代後半。物書きだけに無駄に文才があり、台詞回しも独特で一言一言に重みがある。主人公「相川摩季」を自分の心の中だけに宿る理想の女性「ジェニー」に重ね合わせて異常な愛の世界を創り出している。戦闘スタイルは両手をズボンのポケットに突っ込んだまま相手を蹴り倒すと言う無茶苦茶な方法であるが、それでも異常に強い。どこで覚えたのか気功も使いこなし、マルチな才能を発揮している超人でもあり、見ている分には面白いが、あまり近くには居て欲しくない異様なオーラを放っているのが感じられる。天才と何とかは紙一重……を実践・象徴しているキャラでもある。そんな奇人キャラを「堀内賢雄」の独特の渋さと強さを感じさせる声がマッチして、唯一無二にして存在感満載のこの作品を代表するキャラとして貢献している。

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主人公「小早川瀬那」がアメリカンフットボールで最強最速のランニングバックとして成長する物語で、その過程で主人公が属する「泥門デビルバッツ」と練習試合を行う相手として、本場米国の「NASAエイリアンズ」と戦う事となり、その監督を務めるのがこの「アポロ」で白人のナイスミドル。元々はプロのアメフト選手であったが、黒人の大物選手が自身のチームに移籍し、出番を奪われ、失意の日々を送る事となる。努力家であったが才能には及ばないのだと痛感し、その後は指導者の道を進む。そして自身のチームに黒人で有能な「パトリック・スペンサー」こと「パンサー」を意図的にレギュラーから外す暴挙に出るが、試合の中で自身の思い違いを反省し、「パンサー」を試合に出場させるに至る。スポーツドラマの王道展開ではあるが、この監督の心変わりには素直に拍手を送りたい。この難しい大人の世界を生きる人物を「堀内賢雄」の落ち着いた迫真の演技によって内容に重みが増し、感動的な結末に仕上がっている。

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ゲームとして有名な『スーパーロボット大戦』シリーズをアニメ化した作品で、この「イルム」は味方チームの一員で28歳のベテランパイロットに位置づけられている。青いロングヘアのイケメンキャラで、腕の良いエースパイロットであるが、女性に対しても手を出すのが早い優男を演じる事も多い。女性なら誰でも良いと言いたい所であるが、ちゃんと特定の彼女は存在し、その彼女である「リン・マオ」には既に尻に敷かれている状態になっている。またこの「イルム」の親は研修所の所長を務めていて、実は意外と理知的であり、育ちも悪くない。別の作品なら充分主役を張れる逸材であるが、その性格と行動が災いして今の地位に甘んじている。しかし、本人は今の現状で満足していると思われる。良き兄貴分キャラでもあり、親近感もあり、どこか憎めない。担当声優「堀内賢雄」が伸び伸びと演じているのが容易に理解できる。担当声優が気に入っているキャラなので我々にもそれが伝わって来るのは嬉しい共感と言える。

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主人公「ファン・ヒューリック」と行動を共にする事になる海賊船団のリーダーがこの男で、本名は「リー・ツァンチェン」と言い、その知的な風貌と才能を称して「ドクター」の愛称で呼ばれている。27歳の天才軍師として宇宙の覇者「タイタニア一族」に反旗を翻す。実際、頭は良いがやや理論武装しすぎていて、周囲から共感を得る事は乏しい。また、その言葉の裏に他者を見下している感が明らかに感じられ、それ故に好感度が低く、仲間は少なかったが、主人公の器量の大きさ、いや、何も考えていないかの様に振る舞う姿を前にして、本人も居心地の良さを感じたのか、多くを語らずとも二人は手を結ぶに至っている。また基本的に喋る事が好きみたいで、この作品の視聴者への解説者や実況中継担当者の役割も果たし、意外と貢献している姿もある。そんな大切な位置づけのキャラを担当声優「堀内賢雄」のナレーション慣れした声で聞く事が出来るのは良いサービスにもなっている。原作は完結したので、アニメの続編に期待したい。

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日本最長のSF小説と呼ばれる作品をアニメ化したもので、この「グイン」は主人公で豹頭の凛々しい顔と体躯を持ち、その数奇な運命と冒険の日々を描いた物語。この主人公の顔については物語の中で明かされる予定であったが、作者は他界し、未完となっている。壮大な物語故に映像化不可能と言われていたが、近年のCG技術を駆使する事で不可能を可能した点で日本アニメ史に於ける大きな功績とも言える作品になっている。また実際には主人公自身より、主人公に付き纏う「イシュトヴァーン」の立身出世を描いた物語でもあり、この複合的かつ多階層な人物の物語を描いている点でも評価されていて、噛めば噛むほど味の出る作品にもなっている。更に主人公の声にベテラン「堀内賢雄」を充てて、安定感と安心感のある作品作りに仕上げている点でも高く評価できる。質が良く、品の良い、正に何処か別の世界で実際にあった歴史絵巻を見るかのような重みと深みが感じられる。まずはアニメから入ってその壮大なストーリーの一端をまずは知ってもらいたい。

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この作品の主人公で江戸時代の「火付盗賊改方」と言う現代の警察官のような役職で働く武士の捕物帳を描いた作品で、実写ドラマ『鬼平犯科帳』があまりにも有名で、そのアニメ化された作品になっている。この主人公も年齢相応の若さと今風のイケメンキャラに変貌したのが見て取れるが、その分、渋さや重さを感じないかと思われたが、時代がそうさせるのか、担当声優「堀内賢雄」の声がそうさせるのか、作品の作り方ゆえか分からないが、充分、重みと深みが感じされる作品作り、物語の内容、人物像になっている。当時の政治や裁判などは確実に現代より簡素で非効率で理不尽な所が多かったはずであるが、主人公と犯人とのやり取り、義理人情の世界、男の生き様、人生哲学などを分かりやすく伝えてくれているのは逆に新鮮さすら感じる。なるほど名作は実写ドラマでもアニメでも充分面白い。温故知新と言う言葉もあるので、江戸時代の人間社会を知るには、このアニメで知るのも一興と言えるだろう。

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黄金聖闘士「アイオリア」を主人公にして黄金聖闘士12人のそれぞれの戦いを描いたサイドストーリーであり、その黄金聖闘士の中の一人がこの天秤座を守護星に持つ「童虎」で、アジア系の逞しい男性キャラ。本来は200歳を超える長老にして老師と呼ばれる好々爺であるが、実は聖闘士の頂点に立つ「アテナ」によって1年を1日にしか経過していない仮死の法「ミノペタメノス」の施しを受け、実年齢は18,19歳と言う「アイオリア」より若い存在になっている。それでも喋り方は老人のままで違和感はあるが、これは貫禄としても受け取れるので問題ない。それでいながら若さあふれる愛嬌を振り巻いたり、ちょっと寒いジョークを飛ばす余裕もあり、これもまた長く生きた者の周りに左右されない強さを感じさせる。そして「堀内賢雄」の遊び心満載でありながら、締める所はきっちり締める演技は抜群で「童虎」ここにあり!! と見せつけてくれる。まさにベテランの円熟味が活きているキャラになっている。