大炎上必至!「バグ」と戦う漫画オススメ5選50 Pt.

ゲームアプリやソフトウェアなどのプログラム開発において、バグは避けて通れない問題だ。バグを探すデバッグ専門の会社があるほど、バグの存在は開発者にとっては大敵だ。今回は、様々な立ち位置であらゆる「バグ」と戦う姿を描いた作品を紹介しよう。

作成日時:2022-03-29 19:00 執筆者:マンガペディア公式

大炎上必至!「バグ」と戦う漫画オススメ5選

出典:amazon


『クソゲー・オンライン(仮)』

『クソゲー・オンライン(仮)』

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仮想現実の世界を舞台に、バグだらけのゲーム運営に関わることになった少年の奮闘を描くファンタジー漫画。剣士ササラキは、ギルドメンバーの魔剣士アズラエルや癒し手リズナたちと共にゲーム「ソード&マジック・オンライン」の攻略を目指していた。しかし、魅力的でハデな宣伝文句とは裏腹に、ゲームはバグだらけだった。開発者のアリスからゲームマスターに任命されたササラキたちは、ゲームの改善を試みることになる。つちせ八十八原作ライトベルのコミカライズ作品。

本作の舞台となるのは、大人数がオンライン上でVRゲームを楽しめる史上初のVRMMO「ソード&マジック・オンライン」の中の世界。プレイヤーたちが創世の女神を救出するためにクエストをクリアするという攻略型RPGで、最大同時ログイン5万人可能ということもあり、ゲームはたちまち大人気に。しかし、実際は処理落ちでプレイヤーがすぐ死ぬなどバグだらけで、ユーザーからは「クソゲーすぎる」と不満が噴出。数多く報告されているバグを全て「仕様」だと片付けていた運営は逃亡した上に、プレイヤーが1万人以下になれば即サービス終了という最悪の事態が迫っていた。そんな末期状態にあるゲームを救うべく、新たなゲームマスターに任命されたササラキは仲間と共にこの世界を守るために魅力的なゲーム作りを目指していく。


『バグガール。』

『バグガール。』

出典:amazon

特殊能力を持つ者たちと、彼らを粛正する戦闘組織との戦いを描いたバトルアクション。肉体・精神に特異的“変態”が起こり、特別な能力が芽生える「BUG(バグ)」と呼ばれる奇病が確認されてから19年の月日が流れていた。あやねキコは、高校の入学式の日にトイレで突然BUG化してしまう。四角い体になってしまったキコは、粛正部隊「チーター」に殺されそうになるが、BUGを利用する暴力団「覇王会」に属するカブラギに助けられ、彼と行動を共にするようになる。

本作では「肉体の未知なる形態」を意味する「BUG」と呼ばれる奇病の脅威に人類が脅かされている世界が舞台となっている。病にかかった者は肉体あるいは精神に異常や変異が現れ、「ワザ」と呼ばれる特殊能力を持つようになる。BUG法が設立され、魔改造された粛正部隊「チーター」が誕生した。BUGに感染した者は、は一人につき一つしかワザを持たないのが通常だが、禁断の「ウラ技」を持つものもいるという。キコは親友のピンチの際に覇王会の会長・神山にも匹敵するような異常さの片鱗を見せて、周囲を驚かせた。BUGのワザはバラエティ豊かで、ワザを相手にぶつけ合うバトルは迫力満点だ。


『ギークサークルクライシス 姫の恋路はバグだらけ』

『ギークサークルクライシス 姫の恋路はバグだらけ』

出典:集英社

理系大学の同好会を舞台に、「姫」扱いされている主人公とクールなギークの恋愛模様を描くラブコメディ。白雪みなもは、北海道の奥地にある理系大学に通っている。友人を作るタイミングを逃し、昼食はいつも食堂で一人寂しく食べていた。そんなある日、電子創作同好会のチラシを配りにきた花屋敷に声をかけられたみなもは、勧誘を自分に気があるからだと勘違いして同好会に入会。コンピューターに詳しいギークたちに囲まれる大学生活が始まった。

電子創作同好会は、コンピューターに詳しいギークやクリエイターの集まりだ。しかし、主人公のみなもが入会した目的は花屋敷に近付くことで、肝心の創作活動には一切興味が無い。花屋敷は同好会に所属していることやギークであることに誇りを持っており、何の創作も始めようとしないみなもに冷たい態度をとる。しかし、キャラクターに声をあてたみなもにダメ出しをしながらも声の可愛さだけはベタ褒めするなど、無自覚にみなもの心を振り回している。果たして空回りばかりしているヒロインの不具合が多い恋路の行く末に明るい未来は待っているのか。クールな花屋敷が時折みなもをキュンとさせる言葉に読者もドキドキさせられることだろう。


『Final Re:Quest ファイナルリクエスト』

『Final Re:Quest ファイナルリクエスト』

出典:講談社

テレビゲームの世界のエンディング画面で目覚めたNPCの一人である老戦士の新たな冒険をドット絵で描くゲーム漫画。老戦士アソンテは、仲間たちと共に魔王を倒す冒険を終え、勇者タケルと共に凱旋した。しかし、気が付くと自分以外は誰もがフリーズ状態になっていた。その上、見渡すと異変が起きており、世界は大きく崩れようとしている。アソンテは新たな冒険に旅立ち、救ったはずの世界が再び危機に見舞われている理由と勇者タケルを探し始める。

アソンテにとって勇者タケルは命の恩人のような存在だが、同時に謎めいた存在でもあった。勇者はゲームを操作するプレイヤーの分身でもあるからだ。新たな冒険の途中で、アソンテは次々にかつての仲間と再会し、旅の同行者が増えていく。仲間の一人・商人のリカトクが言うには世界の異変は「バグ」と呼ばれており、彼が作った「リカトクパーク」も、彼の大切な家族もバグに侵されていた。アソンテたちはバグだらけの世界を旅しながら、この世界の崩壊の謎を解く糸口を掴もうとする。全編に渡ってレトロなテレビゲームを再現したようなドット絵で描かれているため、アソンテと共にゲームの中を旅している気分が味わえると共に、懐かしさを感じる読者も多いのではないだろうか。


『この世界は不完全すぎる』

『この世界は不完全すぎる』

出典:講談社

VRゲーム内に閉じ込められた真面目なデバッガーの日々を描くファンタジー漫画。クレボーン島内にある小国の辺境の村では、最近様々な異変が起き、「王の探索者」(キングス・シーカー)たちが調査を行っていた。ある日、村人のニコラはホイモイドラゴンの出現に驚くが、「王の探索者」らしき青年に助けられる。実はこの世界はVRゲーム「キングス・シーカー・オンライン」の中であり、この青年・ハガはゲームの不具合をチェックするデバッガーなのだった。

ハガは元々5人チームに属し、会社から渡された石版からバグ報告を転送する任務を担っていたが、ゲームからログアウトできないまま長い月日が流れていた。禁止されている開発者用のデバッグモードを使用した仲間たちにはバグが起き、ハガ同様にデバッグモードを使わなかった神(じん)とも別行動を取ることに。孤独に任務を続けていたが、ひょんなことからNPCの村人のニコラと行動を共にするようになる。残虐行為を好む同業者から命を狙われるようになるが、ハガはこの辺りのバグに詳しいためにバグを利用して彼らを翻弄する。ゲームを統括するメタAIから受けた不真面目なデバッガーの排除という新たな任務も加わり、様々な困難に立ち向かっていくハガを応援したくなることだろう。


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