概要・あらすじ
北海道のとある大学にある電子創作同好会は、天才的なオタクである「ギーク」たちが集い、思い思いに創作に励むサークル。そんなサークルに入会した白雪みなもは、先輩のサークル員からは姫のように扱われ、独特な愛情を注がれていた。しかし、彼女が好意を抱いている同期の男子の花屋敷は、ゲームを作ることにしか興味がない筋金入りのギーク。自分が花屋敷と交際を始めることでサークルの人間関係が崩壊する事態を恐れながらも、なんとか花屋敷に接近しようと奮闘するみなもの前に、数々の障害が立ちはだかるのだった。
登場人物・キャラクター
白雪 みなも (しらゆき みなも)
北海道のとある大学に通う女子大生。北海道出身で素になると方言が出る。小柄な体格で髪を二つ結びにしている。他人を見下しているところがあり、そのせいで入学したばかりの頃は友人ができず、大学で孤立しかかっていた。そんな中、花屋敷からサークルの勧誘を受けて「自分が片思いされている」とカンちがい。とくにオタク趣味はないにもかかわらず電子創作同好会に入会するが、いっしょに過ごしているうちに花屋敷に恋心を抱いてしまう。しかし、ほかのサークル員たちからはちやほやされるようになったものの、肝心の花屋敷からはまったく相手にされず、苦悩する日々を送っている。
花屋敷 (はなやしき)
北海道のとある大学に通う大学生の男。北海道出身。瘦せ型でメガネを掛けている。ゲームクリエイターになることに強いあこがれを抱いており、日頃からゲームの制作に情熱を注いでいる。なんらかのクリエイターに対して尊敬の念が強く、曲者ぞろいのサークルの先輩たちのことも高く評価している。反面、自分ではまったく創作活動をしようとしない白雪みなもには厳しく接しており、なんらかの形で創作活動に携われるようになってほしいと思っている。