1930年代~1949年ディズニー作品85 Pt.

本記事では、世界的に有名なディズニー関連の映像作品を紹介する。紹介形式は年代別選出としており、本記事では1930年代~1949年代の代表的作品について見所・特徴を含めて紹介する。

作成日時:2017-05-23 20:00 執筆者:マンガペディア公式

1930年代~1949年ディズニー作品

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概要

ディズニーアニメーションが有名になり、世界に向けてその映像の素晴らしさがどんどん広がっていった。そんな長きにわたり今でも愛され続けている作品を紹介。

『ピノキオ』

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1940年に公開された、「カルロ・コッローディ」作で児童向けに出版された「ピノッキオの冒険」を元にした冒険ファンタジー。
子どものいないおもちゃ職人の「ゼペット」は、操り人形「ピノキオ」を作り「人間の子どもになりますように」と星に願いをかけた。するとその夜「ブルー・フェアリー」が現れ、「ピノキオ」に命を吹き込み、「勇気をもって正しい行いをする優しい心を持ったら人間にする」と言い残し去っていく……。
「ピノキオ」は、純粋で疑う心を知らず好奇心が強いため誘惑に弱く、善悪の判断がつかない。保身のために嘘をつき、そのたびに鼻がのびてしまうといった現代人にも当てはまる道徳的メッセージを感じさせる。「ピノキオ」を本当の子のように愛する「ゼペット」とそれに徐々に心動かされていく「ピノキオ」。人を信じ良い行いをするとはどういう事なのかを考えさせられる名作といえる。

『ファンタジア』

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1940年に公開され、史上初のステレオ音声を用い、史上最も手間をかけられた長編アニメーション。セリフなしの8つの異なる時代に8つの古典音楽を合わせた8編から成り、オーケストラのクラシック音楽をバックにキャラクターたちが動き回る画期的で革命的な、後のディズニーアニメのベースとなった作品ともいえる。「魔法使いの弟子」編では「ミッキーマウス」が「弟子」に扮しており、魔法をかけた「ほうき」と掛け合いするコミカルなパントマイムが音楽と絶妙にマッチし、「ミッキーマウス」の面白可笑しい動きが子どもたちの心を鷲掴みにし夢中にさせるであろう。また、「春の祭典」編では恐竜たちをメインとした、「地球創世期」から「生命誕生」まで描かれており、大人の方も子供のころとはまた違った見方ができ、親子とも楽しめる永久不滅の傑作となっている。

『ダンボ』

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1941年アメリカで公開し、日本では1954年『空飛ぶゾウ ダンボ』という題名で公開された。
コウノトリが一頭の赤ちゃん象をサーカスの象「ジャンボ」のもとに届ける。その子は、可愛らしい小象だったが、ひとつだけ他の象とちがう所が。それはとても耳が大きいことだった。そのことで「ダンボ」とあだ名がつけられ嘲笑され、化け物扱いされる日々……。追い打ちをかけるように愛する母親と離れ離れになってしまった「ダンボ」は激しく落ち込むも、サーカス団員のネズミ「ティモシー」にある提案をされ――。
現在でも「東京ディズニーランド」の乗り物として、また「ツムツム」などのグッズで大人から子供まで大人気のキャラクターだが、このように冷遇されていたことを知らない人も多いのではないだろうか。他者と違う部分があるだけで差別され、そのハンデを見事に乗り越え成長していく「ダンボ」の姿に、子供たちの「優しい心」や「負けない心」を映像を通して大人が教えることができうる珠玉の名作である。

『バンビ』

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1942年に公開され、「フェーリクス・ザルテン」の『バンビ』を原作とした作品。母親の愛を一身に受けすくすくと育った「バンビ」は、甘えんぼでシャイな性格をした、森の若き「プリンス」である小鹿。楽しい友人たちと穏やかに過ごしていた彼だったが、ある日、愛する母を人間によって殺されてしまう。悲しみに打ちひしがれる「バンビ」だったが、父である「森の王」に一喝されたことで、王子としてこれまでとは見違えるように逞しく成長していくことになる。
後に「森の王」となる若き「バンビ」の成長を描いた感動物語。愛する家族や仲間を守るため、人間からの非道な仕打ちに負けず、自然の厳しさやどんな逆境にも屈しない「森の王」「バンビ」の姿は本当にかっこいい。「最も泣ける映画」1位に輝いたこともあり、まさに後世に残したい超大作である。

『ファン・アンド・ファンシーフリー』

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1947年に公開。『ボンゴ』と『ミッキーと豆の木』の2作をオムニバスとして上映。
『ボンゴ』は、小熊の「ショー」がサーカスから抜けだし自由の身となり、その後出会ったメス小熊「ルルベル」と恋をするというストーリー。乱暴熊の「ランプジョー」との決闘もありの冒険物語となっている。
一方の『ミッキーと豆の木』は、元ネタである冒険ファンタジー「ジャックと豆の木」を「ミッキーマウス」・「ドナルドダック」・「グーフィー」といった面々で描いた作品。物語はほぼ元ネタそのものだが、ディズニー作品らしいコメディー要素も入れ込まれており、楽しみながら見れる作品となっている。

『シンデレラ』

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ディズニー映画のプリンセスシリーズの中で、一番人気と言っても過言ではない代表作『シンデレラ』。公開は1950年だが、未だにその人気が衰えることはない。原作とされる「シャルル・ペロー」の童話を起用し、さらに少しディズニーらしいファンタジー要素を加え、ハッピーエンドになる物語としてまとめられている。
大人になって見返すと、ガラスのクツの謎や、じっくり見ると昔は気付かなかったことや、実は知らなかったという点も発見することができる。実写化も大好評の本作は、続編となる『シンデレラⅡ』、『シンデレラⅢ 戻された時計の針』といった作品もあり、子供から大人まで様々な世代で楽しめる作品となっている。

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