「自転車」ブーム到来! 家を飛び出したくなる「自転車」マンガ!!160 Pt.

出典：Amazon.co.jp

この作品を紹介しないわけにはいかない。というほど現在の「自転車」ブームに火を付けた筆頭作品である。
主人公でオタク少年の「小野田坂道」は「千葉県」から「秋葉原」まで「ママチャリ」で通っていた。そのオタク魂によって鍛え上げられた剛脚を使い、インターハイの頂を目指すまさに王道のスポーツマンガだ。現在までにアニメ化、ミュージカル化、スピンオフマンガ、様々なグッズなど人気の衰えを知らない。女性人気の高さも後押ししているのは間違いないだろう。

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2016年秋アニメとして放送が開始されている為、ご存知の方も多いのではないだろうか。この作品は上記のマンガと違いスポーツとしてではなく趣味として楽しむ「自転車」を取り扱っている。可愛らしい女の子達を取り扱っているが、中身はかなりしっかりしている。
主人公の「倉田亜美」が「自転車」に興味を持ち、そして先輩「自転車乗り」達にそそのかされてスキルアップしていく姿はリアルそのものである。「自転車」に乗るための基礎知識も作中で教えてくれるので初心者にも読みやすい。スポーツとしての速さではなく、仲間とのツーリングで味わう快感をこの作品から教えてもらったら、もう「自転車」ショップに駆け込むこと間違いなしであろう。

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こちらも「自転車」の楽しさを知ってもらうにはとても良い作品だ。一番のオススメと言っても過言ではない。主人公の「丸子一典」こと「ノリ」は不幸にも「自動車運転免許証」取り消しを受けてしまい、移動の手段として「自転車」に乗り始める。「自転車」乗りの多くは周りに影響されて「ロードバイク」に乗り始めたりするのだが、この「ノリ」も例に漏れず友人らとツーリングやロードレースに足を踏み入れたのだ。主人公の性格上そこまで爽やかさはないかもしれないが、それも含めてこの作品の魅力である。全11巻というのも読みやすい長さで手に取りやすいのではないだろうか。

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こちらは他とはまた違ったアプローチをした作品だ。レースやツーリングではなく、「自転車」に乗って「東京」を散策する事が目的なのだ。
主人公の「島野いるか」は「離島」から「東京」へ引っ越して来た為「東京」に対して異常なまでの憧れを持っている。そして「東京」で発見する「オシャチャリ」（オシャレな「自転車」）に興味を示すが、到底買うことの出来ない価格に絶望した。しかし、「オシャチャリ」を諦めきれない彼女は普通ではありえない改造を「ママチャリ」に施していく。そもそも「ママチャリ」とは速く走れない代わりに乗り心地は最高なのだ。その乗り心地の心臓部とも言えるサドル（椅子）をロードレーサー用の座り心地が最悪な物に交換し、部分的に改造された愛車で「東京」を散策する。ある意味、「自転車」を一番に楽しんでいるマンガはこちらなのかもしれない。

出典：「日本文芸」 公式サイト

最後に紹介するのはこちらのマンガである。作者の「玉井雪雄」氏は名作『かもめ☆チャンス』という「自転車」マンガを描いているのだが、あえてこちらを紹介したい。若い世代にもオススメなのだが、やはり社会人になった大人が手に取るべきマンガだろう。
男という生き物は自己満足に生きる。その中でも男の買い物は自己満足に溢れているのではないだろうか。特に「ロードバイク」という物は10万円以下のリーズナブルな物から100万円オーバーのプロ使用まで販売されている。20万円も出せばアマチュアが楽しむには充分すぎるのだが、人は何故か50万～100万円の「自転車」を手にしてしまう。そんな「自転車」乗りの生態をこのマンガは教えてくれるのだ。この作品に限っては既に「自転車」に乗っている、最近乗り始めた人にオススメしたい。