正体不明の仮面ヒロイン特集！オススメ漫画５選50 Pt.

羽音が入部した丘乃上女子高等学校バイク部の部長である川崎来夢（かわさきらいむ）は、かなり変わっている。常に大きなリボンがついたヘルメットを被って顔を隠しており、言葉も発しない。他人とのコミュニケーションは筆談や読唇術。卒業生から「先輩」と呼ばれるなど、謎だらけの存在だ。来夢は見た目こそ奇妙だが、面倒見が良く周囲から慕われており、バイクのライディングテクニックは一流。また、どんなバイクでも分解し整備することができる豊富なバイク知識と、バイクの不良箇所をひと目で見抜く優れた目を持っている。謎多き来夢先輩がまとめるバイク部で、主人公の羽音を中心とした少女たちがどんなオートバイ・ライフを送るのかに注目しよう。

ビビアン女王の素顔を見たことがある者は少なく、ほとんどの人間が仮面を着けた人物を女王だと思い込む。それは、仮面さえ着ければ誰でもビビアン女王に成りすませるということであり、逆に仮面さえ外してしまえば、ビビアンは女王だとバレないのだ。それを利用したビビアンはお忍びで城下に行くだけでなく、度々城内の者たちに悪戯を仕掛けた。彼女には6人の侍女がおり、侍女たち全員に鉄仮面を被せれば、女王が7人存在するという奇妙な光景ができあがり、周囲は混乱するのだ。そんな様子を楽しむお転婆なビビアンが、様々な経験を通し女王としてどう成長していくのかが本作の見所。また、何故か表情豊かに見える鉄仮面の描写も、見逃せないポイントの1つだ。

聖闘士は、女神アテナを守る使命を与えられた「少年」だ。本来は男性だけがなるものなのだが、例外的に女性が聖闘士になることもある。女性が聖闘士になった場合は、仮面を着用して素顔を隠さなくてはならない。仮面には女であることを捨てるという意味があり、男性に素顔を見られることはご法度。女聖闘士にとって、素顔を見られることは裸を見られるよりも屈辱的なことで、もし見られた場合は、顔を見た男性を「殺す」か、もしくは「愛する」という2択を迫られる。実際に主人公の星矢も、ある女聖闘士の素顔を見てしまい、執拗に命を狙われることになった。女であることを捨て、掟に縛られながらも毅然と戦いに臨む女聖闘士。彼女たちの活躍から目が離せない。

普通の高校生の日常を描いた本作にも、仮面を被ったヒロインが登場する。その名は、ミス・ワビサビ。狐面を被った女子高生で、言葉遣いはお淑やかな大和撫子風。しかしギターやロックが好きらしい。その正体は謎に包まれているとされているが、実際はバレバレ。正体は茶道部部長の柴崎絵里香（しばさきえりか）だった。彼女は学園祭でギター演奏をしたいという夢を持っていたが、茶道部部長という立場と普段の雅なキャラクターゆえに、夢を叶えるどころか学校でギターに触れることすらできないでいた。そこで柴崎は仮面を被って正体を隠し、謎の少女ミス・ワビサビとして軽音楽部に入部しようと試みる。ミス・ワビサビは軽音楽部に入ることができるのか。彼女の少しズレた奮闘を見守ろう。

倫子が初めてのボウリングに挑戦しようとしていたそのとき、突如ボールに異変が生じ、気がつくと彼女の頭には奇妙なマスクが装着されていた。謎の事態を引き起こした犯人は、人語を喋る不思議なボール、名はフェニックス。フェニックスはかつて、メキシコ出身の覆面プロボウラーのマイボールであったらしい。しかし覆面プロボウラーは事故で亡くなってしまった。後を追うことも許されないボールの身であるフェニックスが昇天するには、新たな相棒にボウリングでパーフェクトを出してもらうしかない。そこで新たな相棒として、倫子に目をつけたのだ。仮面ボウラーに仕立て上げられたボウリング初心者と、プロボウラーのマイボール・フェニックスのはちゃめちゃな交流が始まる。