冬を超えて、温かい春の季節になってくると別れの時期を経て、次は出会いの時が訪れる。それは「入学」。アニメでも最初の展開として「入学」演出のあるアニメはたくさん存在している。今回はそんな「入学」演出のあるアニメを厳選してご紹介していく。
少しずつ春が近づくとやってくるイベントの一つが「入学」である。今回は「入学」演出のあるアニメ作品をまとめてご紹介していく。
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冬を超えて、温かい春の季節になってくると別れの時期を経て、次は出会いの時が訪れる。それは「入学」。アニメでも最初の展開として「入学」演出のあるアニメはたくさん存在している。今回はそんな「入学」演出のあるアニメを厳選してご紹介していく。
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「私立桜が丘女子高等学校」に入学した「平沢唯」。やることもなく、部活もゆるそうなところに入りたいと名前のインスピレーションだけで「軽音部」を選択する。しかし「軽音部」は廃部の危機に瀕していた。この「軽音部」に集ったする4人の女の子たちがバンドを結成し、楽器演奏を通じて、やりがいを見出し、時にはほっこりしたティータイムを楽しむ。そんな学校での生活をコミカルに描いた青春アニメ。作品の最初に「平沢唯」が「入学式」を迎えるところから本編はスタートする。ここから新しく、楽しい生活が始まるというイメージがぐんぐん伝わってくる。やはり新しいものを始めるという表現のときには「入学」演出はそのイメージを簡単に伝えてくれるのは確かである。最初から緩い感じの時間の流れ方もまたこの作品のほっこり感を冒頭から演出してくれている。軽音楽をすることに関してはすこし時間があるので最初だけでは普通の学園系コメディと思ってしまう。
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中学時代も特に取り柄もなかったとある男子高校生。高校に入学し、同じクラスには憧れの女の子が一緒であった。ある時その女の子から「自転車部に入らない?」と声をかけられたことから始まる熱い「自転車競技」アニメ。主人公である高校生「篠崎ミコト」が高校に入学したところから物語は始まる。スポーツ系のアニメで入学式があるとどんな伝説が始まるのかということに心が躍ってしまう。また「自転車競技」が世間の間では有名になる前とも考えられるため、とても真新しい印象を「入学」演出は提供してくれたのではないだろうか。スポーツ系独特の伝説が始まるような感覚もこの演出によって感じられる。主人公が段階を踏んで自転車に関しての知識を知る姿も描き出されており、初めて「自転車競技」の内容を知る人にとってはまさに入学し、勉学に通ずるものがあるようにも感じる。その後の自転車アニメへの布石として大きく貢献した作品でもある。
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神奈川県横須賀市の汐入。ここに住む「沢渡楓」は父が突然亡くなったこと、そして高校進学の時期が重なったことで運命に導かれるように疎遠になっていた広島県竹原市へと移り住むことになる。幼少期によく遊んだ仲間である「塙かおる」と再会、そして「岡崎のりえ」、「桜田麻音」が集まり、「竹原南高校」へと入学するのであった。彼女たちが持つ秘めた夢とその行く末を描いた作品。続編や「ODS」と呼ばれる非映画コンテンツとして公開された『たまゆら〜卒業写真〜』の4部作と多くの作品を残した人気アニメであるがやはり最初は入学式からのストーリー展開が描かれている。この入学式がなければ、最後迎える卒業への感動ストーリーは完成しないと考えられる。始めがあるから終わりがあり、そして新たなスタートを迎えることができる。そういった一連の流れがこの物語の壮大さや感動を何倍にも大きくしてくれている。
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父子家庭で育ってきた「里見光太郎」。いつも父のことを思いやる心をもつ彼は春から高校生になることと父の転勤が同じ時期に決まったことを機に一人暮らしをはじめる。明らかに怪しい「家賃が月5000円」という信じられないような金額設定の高校近くのアパートで彼は新たな生活をはじめるのであった。しかし新生活が始まってすぐに事は起きた。案の定、彼の元に一人の女性の幽霊が現れる。元からこの部屋に憑いていた彼女と場所の所有権で言い争いが始まる。すると次に魔法少女が現れ、この場所が重要な場所といい、言い争いに参加。その後も地底人、宇宙人と誰しもがこの部屋の重要性を主張し、自分の物にしようと現場は大混乱。挙句の果てには大家さんが登場して……はたして「光太郎」は安住の生活がむかえられるのであろうか?この作品においても入学が1つのポイントとして描かれている。前述の『たまゆら』同様に入学と別のきっかけで新しい暮らしをするという演出がアニメには多い。
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「丘乃上女子高等学校」に入学したての高校1年生「佐倉羽音」。登校初日から通学途中の坂道を自転車に乗って上ることが酷なことであることを知った彼女。その時となりを登りすぎたのは「オートバイ」であった。この出会いをきっかけにバイクのとりこになった女の子とその友人たちとの青春を描いた作品である。普通は入学して学校生活の内容を描きそうなものだがまた自動車学校に入学してバイクの免許を取るという内容はかなり入学演出が濃い。ここが掛け合わさるというのもなかなか珍しい設定ではなかろうか。入学することによって見つけた新たな出会いの感動はやはり入学演出があったからこそではないだろうか。バイクと女子高生という一見つながらないようなジャンルを掛け合わせたことがこのアニメの醍醐味であり、しかも本格的にバイクが描かれていることが素晴らしい。
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高校入学後のよくあるクラスでの自己紹介。その時間に「ただの人間には一切興味がない」と発言した女子高生「涼宮ハルヒ」。そんな彼女に電波的な言動に興味をもった普通の高校生である「キョン」が彼女と共に「SOS団(世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団、゛S゛ekai wo ゛O゛oini moriageru tameno Suzumiya haruhiの団)」の発足に参加する。一筋縄ではいかない奇人、変人さんが登場し、共に繰り広げられる学園電波系コメディ作品。未だに多くの人に支持されて人気のあり、世界的にも有名なこのアニメ作品も最初の内容は入学というところから始まる。特殊な世界観はなかなかうまく集約することができないがとりあえずニュートラルな部分から始めるために入学演出が使用されているのだろうと思われる。
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世界の女性と男性の優劣はあるものによって完全に入れ替わってしまった。それは女性のみが装着可能である最強兵器「インフィニット・ストラトス」、通称「IS(アイエス)」の誕生によるものであった。しかし偶然にも「IS」の開発者の弟であり、しかも「IS」を装着し、操縦することができる男性適合者「織斑一夏」が登場したことにより、「IS」学園の状況は一変。「一夏」をめぐって巻き起こる恋愛のドタバタ劇と迫りくる脅威との攻防を描く学園バトルラブコメ作品。この作品においても入学が一つのターニングポイントとされている。主人公が偶然「IS学園」の試験を受けて合格してしまい、そして入学しなければならなくなってしまったという流れがなければこの話は始まらない。ハーレムアニメとしてとてもうらやましい設定を持ったアニメである。
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バスケットボール競技において全国大会を3連覇するという偉業を成し遂げた名門校「帝光中学校」。素晴らしい歴史の中に同時期に存在した5人の才能あふれる天才プレイヤーたちの姿があった。のちに「キセキの世代」と呼ばれてるようになった5人とは別にその5人も認める試合には出場していない「6人目の天才」の存在がそこにはあった。そしてその「キセキの世代」はそれぞれに高校へと進学し、新たな時代がスタートするのであった。天才が集った中学からそれぞれが選んだ高校に入学し、戦うようになるというストーリーはなかなか今までにはなかった内容である。天才が集まったから勝てるというストーリーならまだわかるが天才たちが分かれて今度はライバルとして戦うというのは誰が一番力を持っているのかというところで大きな興味を引くところであろう。そのスタートはやはり入学演出。ワクワクする心を一気に加速させるためには重要な演出である。
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世界でも類を見ない学校「高度育成高等学校」。あらゆる最新設備が使用でき、毎月1ポイント1円相当の電子マネーが支給されるという不思議な仕組みをもっていた。校則に関しても髪型や私物の持ち込みに関して厳しい規律はなく、無事に卒業できれば希望する就職、進学先にほぼ100%入れるという全国屈指の名門校。この広告に入学した「綾小路清隆」はある理由によりこの学校に入った「堀北鈴音」と共に実施はこの学校にある裏設定に対して挑み続け、実力で未来をつかみ取ろうと奮起する姿を描いた作品である。普通高校の入学に関してはもっと和やかな感じを持つが入学して1か月であまりの緊迫した内容になることはあまりにもセンセーショナルに感じる。しかし実際の生活の中でもある実力だけで夢や目標をつかみ取るにはどうするかということ、そして人間として大切にしないといけないものを見せてくれる作品でもある。
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種麹屋の次男坊であり、この世に存在する菌やウイルスを見ること、話すことができる「沢木 惣右衛門 直保」。祖父の友人であり、発酵に関する研究をしている「樹慶蔵」が教授を務める東京の「某農業大学」に入学したことから始まるクセがものすごい仲間たちと共に過ごす日常と様々な出来事を描いた人気コメディ作品である。入学設定を持ち出す作品としては高校が多いような感じがするがこの作品は大学での入学が最初のスタートである。コメディ作品ではあるのだがそれぞれに持っている悩みや夢などが濃密に描かれているのも特徴であり、そのフラットなスタートを描くにはやはり入学という演出はなくてはならないものだということが良くわかる。奇想天外なストーリー展開とちょっとした笑える演出がいっぱいちりばめられており、クスっとできるところにすこし温かみを感じる。醸してくる菌のイラストにも癒されること間違いなしである。
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