2017年夏アニメ『賭ケグルイ』の魅力322 Pt.

いよいよ『賭ケグルイ』放送開始。ここで今一度『賭ケグルイ』の魅力についておさらいしよう。

舞台は「私立百花王学園」。上流家庭の子女が数多く通う名門校だが、ギャンブルによる階級制度によって支配されている。全生徒3000人。ギャンブル強者は羨望の眼差しで見られ、弱者は家畜と見なされ蔑ませれるという狂った生徒会システムが蔓延っている学園。そこへ転校してきた「蛇喰 夢子」は早速クラスのカースト制度上位者に勝負を挑まれた。チップレートは1枚1万円!!勝てば天国・負ければ地獄。果たして「夢子」は勝てるのか……!?

ギャンブルに勝つ=運が強いだけでは、ここの学園でのし上がってはいけない。なぜなら「私立百花王学園」とは、創立122年を迎える伝統と格式ある学園であり、政財界の有力者の子女が多数通っている。将来「人を使う」立場になる彼らにとって重要なのは「駆け引き」や「読心術」「ここぞという時の勝負強さ」……つまり「ギャンブルの強さ」だ。
勝負をする時はそれらを駆使できる者ほど強者になるシステムとなっている。出来ないものは家畜となって当然のことだ。どう「駆け引き」するかはプレイヤー次第。多種多様な機転の効いた「駆け引き」こそ本作の醍醐味といっていいだろう。本気でギャンブルを楽しみ、滾っている「夢子」の表情にも是非注目していただきたい!!

壺の中に剣の形を模したコマを10本入れて、ルーレット盤に振る。盤には、番号をつけた穴が30個あり、どの穴にこれらの剣が刺さるのかを予想するゲーム。
要約すれば、ルーレットや丁半博打の出目予想と同じ。しかし、今ゲームの特徴は、剣が上向きに刺されば、「生」とみなされ倍率が30倍になり、下向きに刺されば、「死」となり、倍率がマイナス30倍となる仕組みである。

生徒会が任意で選んだ4人で対戦を行う。ジョーカーと絵札を除いた40枚のトランプを使用。ディーラーから2枚のトランプが配布され、1枚目は自分のみが見る。2枚目は自分では見ずに、ほかのプレイヤーの方へ開示する。この2枚のカードで出来る役が強いかで勝敗を決する。役は「ペア（同じ数字が揃う）」「マーク（同じマークが揃う）」「ブタ（数字もマークも揃わない）」の順で強く、同じ役ができた場合は数字の合計が多い方が勝ちとなる。カードのチェンジは不可。ここで重要なのは「仲間」を作り、自分たち以外の2人からいかにしてチップを奪うか作戦をたてること。「芽亜里」は「夢子」と協力し勝利した。他のギャンブルとは違い、友情・努力・勝利がみられるアツい回である。