タイトルに「パフェ」がつく漫画オススメ４選！10 Pt.

明るく社交的でやんちゃ、さらには女好きである大也。一見クールでとっつきにくいが、実は熱い心を持った壱。風呼と2人の出会いは、決して良いものではなかった。子供が話しかけているのに無視する壱に腹を立てた風呼が文句を言いながら袖を引っぱったため、彼が持っていたマグカップが割れ怒られる。呆然として階段に座り込んでいたら、そこに現れた大也に下着を見られた。そんなことがあったため、風呼は2人に苦手意識を持つようになる。しかし、同じアパートに住んでおり通っている学校も同じであるため、どうしても2人との関わりを絶つことはできない。風呼は日々の生活の中で大也と壱について知っていき、やがて3人の関係に変化が生じ始める。風呼と大也と壱、3人の恋の行方から目が離せない。

親の仕事の関係でずっとフランスにいた千代子。彼女は日本の学校に転校してきたばかりの帰国子女だ。家はケーキ屋を営んでおり、父だけでなく母もパティシエ。そんなスイートな家庭に生まれた彼女が転校してきてすぐに仲良くなったのは、幼い頃から和菓子に触れて育ってきた姉妹・あずきときなこだった。本作で描かれるのは、千代子とあずき、そしてきなこを中心とした日常だ。大きな事件は起きず、お菓子に囲まれた少女たちの日々が愛らしいタッチの絵で描かれている。好きなときに好きなところまで読み進めやすい4コマ漫画であるため、読者はスキマ時間を利用して手に取りやすいだろう。難しいことは考えず、少女たちのスイートで楽しい日常を堪能できる作品だ。

クルスは、洋菓子店で働く普通の女性だった。ある日、彼女は暴走トラックに轢かれ、26歳という若さでこの世を去る。気がつくと、クルスは下級魔族の少女の身体で、魔界に転生していた。行くあてのないクルスに救いの手を差し伸べてくれたのは、飲食店「美豚亭」の魔物たち。優しく接してくれる彼らに恩返しをしたいと願うクルスだが、魔界での生活は以前の生活と何もかも違い過ぎて、なかなか馴染めない。そんなある日、クルスは魔界の食材に砂糖やハーブに似たものがあることを知り、それらを組み合わせて魔界初のパフェを作る。クルスの作ったパフェは、魔族たちから大好評。甘いもので魔界を幸せにしたい。そう思い始めたクルスは魔王に呼び出され、スイーツを通して彼との絆を深めていく。

裕香はフランスで活躍したこともある女子プロサッカー選手。その実力は本物で、1部リーグからのオファーもあるほどだ。しかし彼女は、2部リーグである地元チームに所属しており、チームと共に1部へ昇格することを目指している。目標達成のため、グラウンドでは自分にもチームメイトにも厳しい裕香。そんな彼女の密かな楽しみは、プライベートな時間を使って様々な店のパフェを堪能することだ。キャプテンの仕事は好きでやっているが、楽な仕事ではないし、どうしてもストレスとプレッシャーがかかってしまう。それらをパフェを食べることで吹き飛ばし、英気を養うのである。裕香が美味しそうにパフェを食べている姿に、読者は食欲を刺激されるだろう。