ハイレベルな飯テロ漫画! 『異世界食堂』のご馳走7選29 Pt.

週に1度だけ異世界とつながる洋食屋を舞台に、多彩な客と料理にまつわるドラマを描く犬塚惇平原作のファンタジー小説のコミカライズ作品。現代日本にある「ねこや」は、毎週土曜日だけ店のドアが異世界とつながる不思議な洋食屋だ。店主は、先代の店主であった祖父から店を受け継ぎ、毎週土曜日を“特別営業日”として、異世界から来る様々な客たちに自慢の料理を振る舞っている。そんな特別営業を支えるのは、異世界で生活に困っていた魔族の少女であるアレッタと、数万年生きる竜が姿を変えた謎多き美少女の『黒』。彼女たちも異世界とつながるドアを通じて店に通い、土曜日限りのウェイトレスとして店主を手伝い、店を切り盛りしている。
「ねこや」に繋がる扉は異世界の各地に現れ、そこにいる人が導かれる。扉が出現する場所は、洞窟の奥深く、森の中、屋敷の中、はたまた異世界の空に浮かぶ月の上と様々。そして店に訪れた人々にはお気に入りのメニューがあり、常連客の間では本名とは別にお気に入りのメニューで呼ばれることも。また人間だけでなく、エルフ、ドワーフ、獣人、魔族、竜など様々な異世界の住人たちが訪れる。今回、物語に登場した料理を、常連客たちとのエピソードを交えて紹介する。2017年、2021年にアニメ化。

作成日時:2022-04-16 19:00 執筆者:マンガペディア公式


「ロースカツ」(肉料理・揚げ物)

「ねこや」の定番メニューであるロースカツは、先代より受け継がれた料理だ。かつての邪神戦争で四英雄と称えられた者たちの一人であるアルトリウスがこの料理をこよなく愛し、老人にも関わらずロースカツをビールとともに楽しんでいる。このロースカツはアルトリウスの他に愛好している者がいる。それは異世界食堂としての「ねこや」誕生に深く関わる人物、ヨミだ。
ヨミ(日本名・山方暦)は店主の祖母であり、先代ねこやの店主、山方大樹の妻である。彼女は元々異世界の人間で、邪神戦争との際にアルトリウスらとともに闘った四英雄の一人である。戦いの終わりに次元の狭間に飛ばされ、太平洋戦争終結後の日本に漂着した彼女はそこで大樹と出会い、彼とともに洋食屋「ねこや」を開店した。後に異世界へと繋がる道具を手に入れ「ねこや」の扉を異世界へと繋げ、かつての仲間であるアルトリウスと再会する。「ねこや」が大樹から孫に受け継がれた後も、たまに訪れてはロースカツ定食(ライス大盛り)を注文。まだ大樹の味には及ばないと思いつつも「ねこや」のマスターキーを孫に託すのだった。


ビーフシチュー&チキンカレー(肉料理・煮込み)

「ねこや」の常連客は人間以外にも様々な客が訪れるが、他の客との兼ね合いでいつも最後に来店してもらっている者がいる。それが「赤の女王」と呼ばれる、竜の化身である美女だ。彼女を含めた六柱の竜は、何万年ものはるか昔にこの異世界を「滅び」から救うために戦い続けた者たちで、戦いが終わり、世界が変わった後も伝説の存在であった。
赤の女王は先代から「ねこや」のビーフシチューの愛好家で、店に人間の姿で訪れてビーフシチューを味わった後、さらに鍋いっぱいのビーフシチューを持ちかえるのが定番となっている。持ち帰ったビーフシチューは本来の竜の姿で味わっている。赤の女王と同じ竜で六柱の一人である黒は、周囲の生命力を奪ってしまう力ゆえに生命の存在しない月で暮らしていた。だがその月に「ねこや」の扉が現れ、自分の力を気にしながらも店を訪れることに。そこで口にした「チキンカレー」に黒は深く魅了される。居合わせた赤の女王の計らいによって、黒はまかないに「チキンカレー」を出してもらう代わりに、毎週土曜日の異世界食堂の「ねこや」で働くこととなった。


「メンチカツ&エビフライ」(肉or魚介・揚げ物)

伝説のトレジャーハンター、ウィリアム=ゴールドの最後の秘宝を追って廃坑を訪れたトレジャーハンターのサラ。ウィリアムの孫でもある彼女は、廃坑の奥にあった扉から「ねこや」を訪れることになった。奇(く)しくもウィリアムの大好物だったメンチカツを食べたサラは、そのおいしさに祖父の最後のお宝にふさわしいと感動。祖父に続いて「ねこや」の常連となり、単体でのメンチカツはもちろん、お土産としてもらったメンチカツサンドにも夢中になる。一方で、彼女と同じく常連の一人である公国の騎士、ハインリヒは「ねこや」のシュライプ(異世界におけるエビのこと)料理であるエビフライに命を救われ、公国の危機を救うことができた。
ある時、たまたま店内に二人が居合わせたとき、ハインリヒがその思い入れから、エビフライこそ最高の料理で、それをパンにはさんだエビカツサンドはメンチカツサンドよりも素晴らしいと断言し、サラと口論に。周囲の常連客は争いを止めに入るが、彼らもまた自分たちのイチオシメニューをはさんだサンドイッチの素晴らしさを、お互いにプレゼンし始め、一触即発の雰囲気だった店内は、にぎやかな食べ比べの場へと変わっていった。


「チョコレートパフェ&プリンアラモード」(デザート)

現在の店主になった頃からデザートメニューも豊富になっている「ねこや」。ケーキなどは同じビルに入っている洋菓子店「フライングパピー」から仕入れているが、パフェなどのデコレーションが必要なものは、大学生時代に喫茶店でのバイトで腕を磨いた店主自身が作っている。「ねこや」の常連には、彼が作るそれらのデザートをこよなく愛する客もいる。帝国の皇女アーデルハイドの定番メニューは「チョコレートパフェ」。彼女は幼い頃、亡き祖父である初代皇帝ヴィルヘルムに連れられ「ねこや」を訪れたことがあった。その後、アーデルハイドは成人した頃に病にかかり、静養のために離宮で暮らすことになるが、その場所に「ねこや」の扉が現れる。久しぶりにパフェを食べ、かつて祖父とともに「ねこや」を訪れたことを思い出した彼女は、病気克服への気力を持ち直し、少しずつ回復の道を進んでいくことになる。
また、公国の魔女姫と呼ばれるハーフエルフのヴィクトリアは「プリン」を使ったデザート「プリンアラモード」の愛好家。彼女は異世界には存在しない「ねこや」の料理を、異世界からの来訪者が理解できるよう、デザート部門のお品書きの作成に協力している。彼女の甥(おい)と姪(めい)であるアルフレッド、マルガレーテの二人も、ヴィクトリアと同様にプリンアラモードに感動したデザート好きの双子の兄妹だ。


「コーンスープ」(スープ)

特別営業日だけ「ねこや」の看板娘を務めるアレッタは、かつて人間たちと戦争していたことから人々から嫌悪される魔族の少女である。両親を亡くし、働く場所を求めて人間の街を訪れた彼女だったが、魔族であるために働く場所も得られず、廃墟で空腹と孤独に耐えながら暮らしていた。そんなアレッタが「ねこや」と関りを持つことになったのは、ある時、偶然にも「ねこや」の扉を発見し、いい匂いに釣られて店に侵入したことがきっかけだった。
営業終了後の誰もいない店内で、アレッタは鍋いっぱいのコーンスープを発見。空腹にはあらがえず、さらにこの出来事を夢だと思い込んでいた彼女は、甘じょっぱく温かいスープに魅了され、鍋いっぱいのスープを飲み干してそのまま厨房(ちゅうぼう)で眠ってしまう。その後、店主に発見された彼女は彼の提案で毎週土曜日に「ねこや」で働くことになる。のちにアレッタは「ねこや」での働きぶりを認められ、常連客のサラの家で住み込みの家政婦の仕事を得ることになるが、仕事熱心で、何よりも食べることが好きな彼女は、土曜だけはまかないの食事を楽しみにしながら「ねこや」で働き続けている。


「コロッケ&トマトソース」(野菜・揚げ物&ソース)

異世界には「ねこや」を通じて伝えられた食材や料理がある。その一つが「コロッケ」の材料となるジャガイモだ。帝国の初代皇帝ヴィルヘルムは先代店主、大樹の頃の「ねこや」の常連客で、コロッケが大のお気に入り。ある日、現在の店主がまだ小学生の時に、大樹にポテトチップスを作ってもらおうと、男爵イモを手に「ねこや」にやってくる。しかし大樹は留守で、居合わせたヴィルヘルムにじゃがいもの話をすることに。それがコロッケの材料だと知ったヴィルヘルムは、ジャガイモ(品名からダンシャク)を買い取り、異世界での栽培を開始。やがてダンシャクは帝国全土で広まっていった。
また異世界にも「マルメット」の名でトマトが存在し、それを使ったトマトソースも広まっているが、その味は「ねこや」の料理をまねたものである。アルフェイド商会の元当主、トマスは、小麦の麺に独自のソースを合わせた人気商品を生みだし、一代で大商会へ発展させた。その商品が誕生したのは、トマスが「ねこや」で食べたトマトソース系のパスタを、自分の世界でも食べたいと望んだことが始まりだった。トマスは味の秘密を次期当主となる孫のシリウスに明かし、シリウスに「ねこや」での研究を引き継がせている。


「トーフステーキ&クリームシチュー」(豆、野菜・焼き物&煮込み料理)

異世界食堂の「ねこや」に訪れる客は様々で、中には店主に料理をリクエストする人物もいる。エルフの料理研究家、ファルダニアもそうした客の一人で、初来店の時に「肉も魚も乳も卵も使わない料理」という難しい注文を出している。森の守護者であるエルフは森にすむ獣も友人であるため、それらの材料を使ったものを料理と認めない、というのが理由だった。そこで店主が出したのは、昆布ダシのおろしポン酢をソースにした「トーフステーキ」。そのあまりの美味しさと完成度の高さに、ファルダニアは料理研究の旅に出ることとなった。
また先代店主の樹も、ハーフエルフだがエルフに育てられたためにエルフ食が習慣づいていた冒険者に、乳を使わないクリームシチューを提供していた。その冒険者が引退し、故郷に帰ると聞かされた大樹は、異世界の食材だけで造ったクリームシチューを餞別(せんべつ)代りに提供。店の主義からレシピは教えなかったが、大樹はその冒険者ならきっと再現できると励ますのだった。その後、料理研究の旅をしていたファルダニアは偶然にもそのシチューを口にし、それは「ねこや」のトーフと同じ味がしたと証言するのだった。



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