あらすじ
第1巻
とあるオフィス街にある「洋食のねこや」は、猫の絵が描かれた扉が目印な事、洋食以外のメニューも豊富な事を除けば、ごくふつうの食堂だった。だが、この食堂には一つだけ秘密があり、毎週土曜日の店休日になると、特別な扉が異世界につながり、異世界から訪れた特別な客でにぎわうようになる。ねこやで出される料理は、オフィス街のふつうの人間にとっては食べ慣れた料理であっても、異世界の住人である彼らにとっては、見た事もない絶品料理ばかりだった。やがて異世界の住人は、異世界とつながる不思議な食堂であるねこやを、「異世界食堂」と呼ぶようになる。ねこやには異世界の各所からさまざまな人々が絶品料理を求めて来訪するようになり、店主は異世界から訪れる客達と交流を重ね、料理を通して客同士の交流も盛んになっていた。そんなある日、いつも通り仕事を始めようとした店主は、異世界から迷い込んで扉の前で眠っている少女のアレッタと出会う。店主は空腹のアレッタに朝食を振る舞い、事情を問うのだった。
第2巻
異世界で両親を亡くして路頭に迷っていたアレッタを、店主は「洋食のねこや」のウエイトレスとして迎え入れる。ますますにぎやかになったねこやには、森や砂浜、街角とさまざまな場所から、たくさんの種族の客が訪れていた。そんなねこやには、代替わりした今もなお、先代店主の頃からなじみ深い常連客も多く訪れている。その内の一人が、かつて魔族との戦争を終結させた「四英雄」の一人である異世界の大賢者、アルトリウスであった。戦争から70年も経った今、アルトリウスの威光は衰えずにいた。いつものようにアルトリウスがねこやに訪れ、好物のロースカツとビールを楽しむ中、同じく先代店主からのなじみである剣士のタツゴロウが現れる。
第3巻
のどかに始まる「洋食のねこや」の朝、アレッタはいつもより早起きして、異世界からの客を迎えるために張り切って準備をしていた。いつも通り常連客達がねこやに来店する中、サラ・ゴールドとハインリヒ・ゼーレマンのあいだでは、「サンドイッチになにを挟むのが一番おいしいか」の論争が勃発。さらにアルトリウスやタツゴロウ達も現れ、客同士で起こったサンドイッチ論争は、さらに拡大して激しい言い合いとなっていく。サラ達から急遽サンドイッチの注文を受けた店主は、それぞれの好物を挟んだサンドイッチを作る事となる。出されたサンドイッチを口にした常連客達はその味に感動し、論争は一件落着。サラとハインリヒも仲直りするのだった。
登場人物・キャラクター
店主 (てんしゅ)
オフィス街で「洋食のねこや」の店主をしている、黒髪短髪の中年男性。先代店主の孫で、若い頃からねこやの料理人をしながら、祖父のもとで料理の修行をしていた。のちに、祖父からねこやを受け継ぎ、店を切り盛りしている。ふだんはふつうの食堂としてねこやを営んでいるが、毎週土曜には異世界につながる扉を通して異世界の客を招き、現実世界の料理を振る舞っている。 平日の通常営業はほかの料理人も雇っているが、土曜日の特別営業に関しては、長年一人で切り盛りし続けていた。しかし異世界からの来客数の増加や、加齢による体力の低下に悩んでいたところでアレッタと出会い、仕事を探していた彼女を従業員として雇うようになる。アレッタからは「マスター」と呼ばれている。 多くは語らないが、人柄と面倒見がいいため、アレッタをはじめとする従業員や、常連客からも慕われている。猫派だった祖父とは異なって犬派。
アレッタ
異世界から迷い込んだ魔族の少女。金髪のツインテールの髪型で、頭部に黒いツノが生えている。両親は亡くなっており、異世界で仕事を探して路頭に迷っていた時に「洋食のねこや」につながる扉を開き、店主と出会う。その際に食べた店主の手料理に感動し、彼への恩返しも兼ねて、ねこやのウエイトレスとして働くようになる。少々天然気味だが、素直な性格のがんばり屋で、どんな料理もおいしそうに食べる姿は、店主からも快く思われている。 ねこやでの仕事以外の時間は異世界の王都外れにある廃墟に住んでいたが、のちに紹介されたサラ・ゴールドに住み込みの家政婦として雇われ、平日はサラの住居で働くようになる。食事の前には毎回邪神への祈りの言葉を捧げているが、「いただきます」以外の祈りの言葉を毎回微妙に変えたり、言葉を簡略化する事もある。 幼少期から食べ物に苦労していたため、何でもおいしく食べるが、飲み物ではココアが特に大好き。
サラ・ゴールド (さらごーるど)
異世界でトレジャーハンターをしている女性。茶髪のロングヘアを三つ編みにまとめている。冒険者も数多く輩出している大国の大商家の娘だが、数年前に家出同然で家を出て、トレジャーハンターとして活動するようになる。旅の中で曽祖父の日記をきっかけに「洋食のねこや」に訪れて以来、常連客となっている。好物は曽祖父と同じくメンチカツなため、「メンチカツ二世」と呼ばれる事がある。 店内でメンチカツを堪能したあと、土産としてメンチカツサンドを買って帰るのが、毎週の楽しみとなっている。自宅は留守にしがちだったが、土曜日以外の仕事を探しているアレッタと知り合い、彼女を住み込みの家政婦として雇っている。がんばり屋で健気なアレッタの事を気に入っており、彼女が作ったじゃがバターも好物の一つとなっている。
先代店主
「洋食のねこや」の先代店主で、店主の祖父。口元にひげを生やした、明るく気前のいい老人で、本名は「山方大樹」。妻である異世界出身の女性、暦(ヨミ)と共にねこやを開き、彼女と共に店を切り盛りしていた。10年前に心臓発作で亡くなり、店は孫である現在の店主に引き継がれる。初めて訪れた客の様子を見て、その客に合った料理を出したり、引退する常連客の人生の助けとなる料理を出すなど、人情味あふれる人物。
赤の女王 (あかのじょおう)
異世界に住む、炎の力を持った赤い竜。神として敬われる「七色の覇王」の一柱で、実年齢は数万歳を超えている。一人称は「妾(わらわ)」。かつて、ゴーレムやキマイラを引き連れ、魔法具で武装した軍勢を焼き滅ぼすほどの膨大な魔力を持つ。今でも崇拝や恐怖の権化として畏怖されており、同族の仲間達からはもっとも勇敢な竜と評されている。先代店主からの「洋食のねこや」の常連客であり、ねこや一の大食い客でもある。 ねこやを訪れる際はドレスをまとい、頭に赤いツノを生やした、ロングヘアの女性に変身する。好物はビーフシチューで、ねこやの客が全員帰ったあとに来店し、店内でビーフシチューを堪能している。その後は大鍋いっぱいのビーフシチューを異世界に持ち帰り、本来の赤い竜の姿でビーフシチューを食べるのが、毎週の楽しみとなっている。
黒 (くろ)
異世界に住む、闇の力を持った黒い竜。神として敬われる「七色の覇王」の一柱で、実年齢は3万歳を超えている。「洋食のねこや」で過ごす際は黒髪のエルフの少女の姿に変身し、店内でウエイトレスをしている。月に住んでいたが、ねこやの扉が月面に現れたのをきっかけに、ねこやの存在を知る。本来は食事の必要はないが、ねこやで食べた店主のチキンカレーを気に入る。 その際に昔なじみの赤の女王と再会し、ねこやで食事をするのには対価を払う必要がある事を、彼女に教わった。以来、店主の護衛を兼ねたねこやの従業員として、チキンカレーを食べ続けるために働いている。無表情で言葉も話さないが、アレッタやサラ・ゴールドなど一部の者とは、テレパシーのような能力で意思疎通をしている。 ねこやにいる時は竜としての力を最大限まで抑えているため、ほとんどの客は黒の気配を察知できない。
ファルダニア
異世界に住む旅のエルフ。年齢は130歳。魔術師兼料理研究家で、金髪のセミロングの若い女性の姿をしている。エルフの集落である「シエナの森」出身で、優れた魔術師であると同時に森一番の料理研究家として、ほかのエルフ達から尊敬されている。聡明でクールな女性だが、少々プライドが高く、特に料理の事になると熱くなりやすい。森の中で「洋食のねこや」の扉に遭遇し、ねこやを訪れる。 エルフの性質上、肉や魚、乳製品や卵を食べないため、初めて来店した際にはこれらの食材を使用しないメニューを注文した。「人間の作る料理は野蛮」と考えていたが、店主に出された豆腐ステーキを食べて感動し、人間の料理や文明に対する認識を改める。また、エルフでも食べられるメニューを毎回新たに出してくれる店主に感化され、自らも料理人として修行を始める。 のちに豆が主体となったエルフ向けの料理を発案し、これらの料理は「エルフ料理」として、あらゆる種族から絶賛されている。
アルトリウス
かつて異世界の魔族との戦争を集結に導いた「四英雄」の一人でもある大賢者。黒いローブをまとった中年男性で、人間種の中では世界一の大魔術師とも評される。また、ヴィクトリアの師匠でもあり、彼女にさまざまな魔術を教えた。「洋食のねこや」の先代店主からの常連客。好物はロースカツとビール。タツゴロウとは昔なじみで、時おり互いの好物をめぐって張り合う事もある。
タツゴロウ
異世界の住人で、大柄な体型で黒い長髪の豪快な剣士。西大陸出身の侍で、現在は東大陸で武名を轟かせている。「洋食のねこや」の先代店主からの常連客。好物はテリヤキチキンと日本酒で、いつもテリヤキチキンの前にライスと味噌汁、漬物を先に食べている。アルトリウスとは昔なじみで、時おり互いの好物をめぐって張り合う事もある。
ハインリヒ・ゼーレマン (はいんりひぜーれまん)
異世界の東大陸にある公国の騎士の男性。金髪をオールバックにしている。少々せっかちな性格。森に大量発生したモスマン討伐の遠征中、モスマンの毒で疲弊していたところで「洋食のねこや」の扉に遭遇し、来店する。しかしその時点では一銭も持っていなかったため、ドワーフの名刺を金代わりに残して早々に去ってしまった。その後もねこやへの再訪を夢見ていたが、のちにタツゴロウに連れられて再びねこやを訪れ、常連客となる。 元は港町出身で、故郷の海産物の味を思い出せるエビフライやエビカツサンドが大好物。
アーデルハイド
異世界の住人で、帝国の第一皇女。帝国一の美人と呼ばれるほどの美少女で、銀髪をロングヘアにしている。幼少期に祖父に連れられ、「洋食のねこや」を訪れた事がある。16歳の誕生日を迎える前に「貧民殺し」と呼ばれる肺病にかかり、帝都を離れて離宮で療養生活中だったが、寝室でねこやの扉に遭遇し、来店する。ねこやで食べたチョコレートパフェに感動し、常連客となる。 昼食後しばらくしてから来店し、チョコレートパフェを食べるのが、毎週の楽しみになっている。
アルフォンス=フリューゲル
異世界の住人で、公国最強の海軍将軍と呼ばれた武人。銀髪を後ろで縛り、ヒゲを生やした筋肉質な中年男性。巨大クラーケンを相討ちで仕留めた事もあり、それが伝説になっている。若い頃にクラーケンとの海戦で船が沈み、孤島に漂流した際に「洋食のねこや」の扉に遭遇し、先代店主に出されたカレーライスに感動して以来、常連客となる。 漂流から20年後には救助されて母国に戻るものの、ねこやのカレーライスが忘れられず、再訪を夢見てねこやの扉を探し出し、数か月後に再び常連客となった。
ガガンポ
異世界に住むリザードマンの青年。鎧とマントをまとい、槍を武器に戦う。「青き尻尾の一族」と呼ばれるリザードマンの部族の若者で、部族内の「勇者」の称号を継承している。「洋食のねこや」の常連客であり、「七日に一度の務め」として、部族を代表してねこやを訪れている。来店時は大好物のオムライスを大盛りで食べるが、故郷での祭りの日には、3種類の巨大オムレツを持ち帰るのが習慣となっている。 勇敢な勇者として慕われ、部族の子供達にとってもあこがれの存在となっている。
ソウエモン
異世界の住人で、山国に住む近衛侍。黒髪短髪で和服をまとった細身の青年。一人称は「拙者」で、「~でござる」などの侍口調で話す。西大陸にある山に囲まれた国で、鬼や魔物を退治している。「洋食のねこや」常連客でもあるが、ドウシュンの故郷である隣国とは対立関係にあるため、価値観も異なる彼とはよくケンカをしている。好物はお好み焼きで、特にソースがたっぷりかかった豚玉を好む。
ドウシュン
異世界の住人で、西大陸にある学問の盛んな海国に住む宮廷陰陽師(魔術師)。陰陽師風の和服をまとった中性的な男性で、狐のような風貌。つねに丁寧な敬語で話す。「洋食のねこや」常連客でもあるが、ソウエモンの故郷である隣国とは対立関係にあるため、価値観も異なる彼とはよくケンカをしている。好物はお好み焼きで、特にシーフードと鰹節がたっぷり乗ったものを好む。
シリウス=アルフェイド
異世界の住人で、王都の大商会「アルフェイド商会」次期当主の青年。金髪の短髪で、帽子を被っている。元当主のトマス=アルフェイドの孫。幼少期に祖父のトマスに連れられて「洋食のねこや」を訪れ、現在も常連客となっている。次期当主として商会のさらなる拡大を目指しており、ねこやの料理の秘密を得る事で商会が大きくなる可能性に着目し、ねこやの料理の研究をしながら商品開発を続けている。 商会専属料理人であり、幼なじみでもあるジョナサンをねこやに連れて行ってからは、ピザやナポリタンを食べながら、彼と共にねこやの味を再現する方法を模索するようになる。好物はナポリタンだが、研究のために毎回別の料理も食べるようにしている。
ライオネル
異世界の住人で、魔族の剣闘士。ライオンのような頭部を持つ、大柄な体型の豪快な男性。邪神の厚い加護を受けた、生まれながらの戦士で、屈強な肉体を持ち、怪力やスピードにも優れる。かつては一大勢力を築いたものの、帝国領内で悪事を働いた事から討伐対象となる。20年前に「四英雄」の一人、剣神アレクサンデルに敗れ、魔王の娘に買われて剣闘奴隷となる。 アレクサンデルに負けたショックが抜けないまま、剣闘士としての初試合を迎えるが、試合前に「洋食のねこや」を訪れ、先代店主に出されたカツ丼に感動して戦意を取り戻す。以来、先代店主に恩を感じながらねこやの常連客になり、試合前には必ずカツ丼を食べるようにしている。奴隷身請け金を短期間で稼ぎ、解放されて自由の身となったあともカツ丼を食べながら剣闘士を続け、アレクサンデルへのリベンジを目指している。
ヴィクトリア
異世界の東大陸にある公国の第一王女として生まれた女性。「公国の魔女姫」の異名を持つ。薄紫色のセミロングを三つ編みでまとめ、両サイドには大きな花の飾りがある。両親はどちらも人間だが、「取り替え子」と呼ばれるハーフエルフとして生まれた。魔術師を目指し、26歳の時にはアルトリウスに弟子入りする。魔術に関する天賦の才があり、アルトリウスとの修行を経て、魔術の奥義を会得した。 その後は公国に戻り、王城の西にある塔にこもって、魔術の研究をしている。ハーフエルフであるため36歳になった現在でも、10代半ばの少女の姿をしている。妹からは毛嫌いされているが、甥と姪のアルフレッドとマルガレーテとは仲がいい。アルトリウスに連れられて「洋食のねこや」を訪れ、その時に食べたデザートメニューを気に入り、常連客となる。 また、ねこやのデザートメニュー作成を担当し、デザートメニューが追加されるたびに試食とメニュー作成をしている。すべてのデザートを食べたうえで、プリンアラモードが大好物となっている。
アルフレッド
異世界の東大陸にある公国の第一王子。ヴィクトリアの甥。茶色の短髪の少年で、マルガレーテの双子の兄。言いつけを破って王城の西の塔に近づき、塔に住むヴィクトリアに連れられて「洋食のねこや」を訪れる。そこで食べたプリンアラモードに感動し、常連客となる。ヴィクトリアの事は「おばうえ」と呼んで慕っている。
マルガレーテ
異世界の東大陸にある公国の第一王女。ヴィクトリアの姪。茶色のボブカットの前髪を三つ編みでまとめた少女で、アルフレッドの双子の妹。アルフレッドに連れられて王城の西の塔に近づき、塔に住むヴィクトリアに連れられて「洋食のねこや」を訪れる。そこで食べたプリンアラモードに感動し、常連客となる。ヴィクトリアの事は「おばうえ」と呼んで慕っている。
場所
洋食のねこや (ようしょくのねこや)
店主が営む食堂で、オフィス街の中にある。猫の絵が描かれた、鈴の鳴る洋風の扉が目印。洋食屋だが、洋食以外のメニューも豊富に用意されている。「ねこや」という店名は先代店主が猫好きであった事に由来している。ふだんはふつうの食堂だが、毎週土曜日になると、ドアベル(魔法の鈴)に魔法がかかった特殊な扉が、異世界につながるようになっている。 この扉を通して異世界の住人が客として訪れ、現実世界の料理が振る舞われている。このような「特別営業」は先代店主から実施されているため、赤の女王やアルフォンス=フリューゲルのように、長年通っている常連客もいる。扉は異世界のあちこちに突如現れるため、なにも知らない住人が偶然迷い込む事も多い。 異世界からの客達からは「異世界食堂」と呼ばれ、種族や国を問わずさまざまな客が訪れ、親しまれている。異世界の客に出される料理はエビフライやロースカツなど、いずれも現実世界ではなじみ深い料理だが、異世界においては珍しい料理となっており、常連客の中にはお気に入りの料理を毎回注文する者が多い。
その他キーワード
魔法の鈴 (まほうのすず)
「洋食のねこや」の扉にドアベルとしてかかっている金色の鈴。猫の形をしている。店主達が住む現実世界と、異世界をつなぐ魔法がかかっている。元は1000年以上前に異世界で作られた魔法具で、骨董品として出回っていたところを先代店主が入手する。その後、先代店主の妻である暦が調整し、毎週土曜日に異世界とつながるようになった。 また、店内の会話であれば異世界の言葉であっても、瞬時に翻訳される魔法もかけられている。
クレジット
- 原作
-
犬塚 惇平
- キャラクター原案
-
エナミ カツミ
関連
異世界食堂 洋食のねこや (いせかいしょくどう ようしょくのねこや)
「小説家になろう」発、犬塚惇平による小説『異世界食堂』(ヒーロー文庫)の2度目のコミカライズ。基本的に1話完結形式で描かれる。オフィス街にあるごく普通の食堂だが、週に1度だけ異世界と扉がつながる不思議... 関連ページ:異世界食堂 洋食のねこや