「側にいて欲しいのに…」遠距離恋愛漫画！オススメ5選68 Pt.

亜依は修学旅行で京都を訪れた際、一目惚れした秋の正体を知る。彼は、将来を有望視されている18歳の実力派人気狂言師だった。授業の一環として観劇した狂言の舞台に、秋が偶然にも出演していた。運命的な再会を果たした2人は、気持ちを確かめ合い、東京と京都間で遠距離恋愛を始める。その後、亜依は受験勉強の末、京都の女子大に合格し二人は婚約をする。遠距離という壁は解消されたが、稽古や公演で多忙を極める秋とははなかなか二人きりになれない。亜依は不安な気持ちに負けそうになるが、伝統美や格式の高さを重んじる異世界のような篝家で、厳しい花嫁修業に奮闘する。健気な彼女を応援せずにはいられないだろう。

矢野には交際していた山本奈々が、元カレとドライブへ出かけ事故に遭い亡くなってしまうという過去があった。そのため七美を愛する一方、奈々への感情も捨てきれずにいた。七美は傷つきながらも彼の全てを受け入れようと決心するが、高校2年の時に彼の両親が離婚。彼が母親に伴い東京へ引っ越すことになり、1年後の再会を約束し、北海道と東京で遠距離恋愛を始めた。しかし、矢野と音信不通となり消息不明の状態に。東京の女子大へ進学した七美は、彼への純愛を貫きながら出版社に就職し、東京で建築デザイン会社に勤務していた矢野と再会を果たす日を迎える。壮大なスケールで紡がれる2人の愛の行方から目を離せない。

也寸志の彼女・葛原阿耶は高校時代の同級生で、現在は東京の音楽大学に通っている。それぞれ夢を追っていたが、也寸志は受験に失敗し2人は遠距離恋愛に。しかし、絵を描くことを辞めてしまった也寸志と、彼の絵が好きだった阿耶の間にはいつの間にか距離ができ、半年も会っていないような状況だ。そんな中、也寸志は立ち寄った店で画材を見ていたサークルの先輩・都緒里と鉢合わせる。彼女は、彼が憧れているイラストレーター・湯浅信昭の知り合いで、おつかいを頼まれたと言う。都緒里と共に湯浅宅を訪れた彼は、作品に衝撃を受け、「プロのイラストレーターになりたい」という夢を再び追い始める。

ミカコは宇宙で調査任務している。その近況を中学校のクラスメイト・寺尾ノボルと携帯電話のメールで報告していた。お互いに気持ちを秘めたまま離れ離れになった2人は、宇宙と地球で遠距離恋愛をしているようなものだ。しかし、宇宙でのミカコの移動距離が増すにつれ、地球にいる彼がメールを受信するまで、年単位の時間を要するようになっていく。そんな中、次にメッセージが届くのは8年後だと知ったノボルは、宇宙工学科を受験し、彼女のいる宇宙を目指すことを決意する。近い将来には、ここまで桁違いな遠距離恋愛も当たり前になっているのかもしれない。

奈々美は福岡県出身で、故郷で彼女の帰りを待っている彼氏・ユウジと結婚を前提とした遠距離恋愛をしている。スマートフォンの待ち受け画面は彼とのツーショットで、毎週木曜日に約束している定時の架電も欠かさないが、実は彼女の恋愛対象は女性。世間体を守るためユウジと結婚することを目論んでいたが、すべてを見透かされ別れを告げられる。奈々美は、自らの浅はかな計画が破綻し落ち込むが、同居人のかえでに励まされて自分を取り戻す。それをきっかけに「彼女に頼られている自分は幸せだ」と気付いた奈々美は、かえでを恋愛対象として意識するようになり、かけがえのない存在となっていく。「社会人百合漫画の傑作」と絶賛された作品だ。