不器用女子が恋をするオススメ漫画５選39 Pt.

主人公・上野は、数々の発明品を見ると、紛れもない天才であることがよく分かる。それにふさわしく態度はいつも強気だ。しかし、恋には弱気なため、部活の後輩である田中が好きだという気持ちを告白できないでいた。恋心を気付いてほしい彼女は、少々変態的で色仕掛けともとれる作戦を練り、日々猛アタック。もう1人の部員で1年生の女子・山下も、上野の恋を応援している。とはいえ、田中は、色恋沙汰には異常なほどに鈍感。思春期特有の異性への下心も持ち合わせておらず、自分に向けられている好意にいっこうに気付かない。結局、上野が恥をかき、作戦が失敗に終わってしまうのがお決まりのパターンとなっている。

早菜恵は、保育園に通っていた頃から少しおバカでドジな子だった。幼少時の翔太は、そんな彼女のポンコツな部分を可愛く思い、「守ってあげたい」との気持ちが芽生えたことから、おままごとの流れで「結婚しよう」と約束。喜んだ早菜恵が、その言葉を忘れることはなかった。彼の引っ越しにより離れることになっても、「翔太に好かれるために、ポンコツな自分を直さない」という考えに至り努力してきたと明かす。そのため、高校生になってもおねしょをする、お菓子の食べ方が汚い、何でも大声で話すなどなど、桁外れなポンコツぶりを連発。多少なりとも責任を感じた翔太は、ツンデレ性格も加わっている彼女を、少しでもまともな人間に近づけるべく身を削る。

本作に登場する不器用女子は四宮。大財閥の令嬢で帝王学まで学んでおり、容姿も端麗で文武両道という非の打ち所がない天才だ。そのお相手・白銀は、四宮好みのルックスの持ち主で、国内トップクラスの成績を誇るこれまた天才。2人は実は両思いだが、「恋愛は告白したほうが負け」という考えに支配されており、お互いに「相手から告白してきたら交際してやっても良い」という姿勢でいた。そのため、恋愛関係には進展しないまま「相手に告らせたい」という感情だけが増長。たとえ好きな相手でも、自分が優位に立つ流れに持ち込みたい両者は、静かだが激しい攻防を繰り広げる。あらゆる企てを試みながらも、少しずつ距離を縮めていく2人に胸キュン必至だ。

みことは、ルックスも成績も冴えないのに「自分はイケてる」と思い込んでいる“残念でイタイ女”。まったく好みではないまことの告白を承諾したのは、「彼氏持ち」というステータスを手に入れれば、女友だちの会話の輪に入れてもらえると考えたためだ。そのため、まことの異常な性癖が発覚しても、彼氏持ちであり続けるために交際を続けていた。さらに、ファーストキスや初体験も済ませたみことは、嫌なことをされると興奮する自分に気付く。ストーリーが進むにつれ、想定外の展開が休みなく襲い掛かる。

本作に登場するヒロイン・ラムは、宇宙から地球侵略のためにやってきた可愛いインベーダーだ。地球を賭けた鬼ごっこの対戦相手に選出されたあたるに「プロポーズされた」と勘違いしたラムは、彼を慕うようになり町に住みつく。しかし、あたるは生れながらの浮気性で、邪険に扱われることも。それでも、彼を「ダーリン」と呼びながらめげずに追いかけ回し、“愛情表現”の電撃を食らわすラムと、美人をみつけると見境なく飛んでいくあたる。自宅や学校はもちろんのこと、宇宙や過去、未来まで、2人を中心としたドタバタ劇は周囲を巻き込みながら果てしなく続いていく。