2016年10月放送開始の新アニメ『終末のリゼッタ』。そのストーリーもさることながら、キャラクターの魅力にも触れてみたい。
この秋の10月も、新番組アニメが目白押しだが、その中で一押しのアニメなのが、『終末のイゼッタ』。本アニメの今後に期待しつつ、その内容を少しだけご紹介!
2016年10月放送開始の新アニメ『終末のリゼッタ』。そのストーリーもさることながら、キャラクターの魅力にも触れてみたい。
舞台は1940年のヨーロッパ。史実では第二次世界大戦が開始されている最中だが、本作品でも史実に近い状況が再現されている。登場国家の1つ「ゲルマニア」は、強大な軍事力を武器にヨーロッパ各国に侵攻を開始。この「ゲルマニア」がアルプスの小国「エイルシュタット公国」への矛先を向け始めている状況から物語は始まる。
1話において、メインで活躍するのはイゼッタではなく「もう一人の主人公」というべきフィーネ。彼女はゲルマニア南部と国境線を隣する「エイルシュタット公国」の元首、ルドルフ三世の一人娘で、次期大公後継者。今まさに、ゲルマニアに蹂躙されようとする祖国を救うため、ゲルマニアと敵対する「ブリタニア王国」と軍事同盟(というよりも救援要請)を結ぶべく、少ない警護を連れ、ブリタニア王国の要人との会談にのぞむべく、隣国ヴェストリアを目指していたが、その地に向かう列車の中、ゲルマニアの追手たちの襲撃を受ける。
走る列車の中を逃げ、その屋根に上っての銃撃戦などは、まるで少し前の映画を観ているようで、最近のアニメの中ではそのスケール感の雄大さを感じることができ、新たに始まる冒険にわくわくさせられる。そして、その逃走劇の挙句、貨物車へと逃げ込んだフィーネは、その荷物の中にひとつの「謎の棺」を見つけるのだが……。
出典: Amazon.co.jp
貨物車で見つけた「謎の棺」の中で眠っていたのは赤い髪の少女であり、彼女こそこの物語の主人公「イゼッタ」なのだが、その時点ではフィーネは棺の中身まで確認することはできなかった。追手が同じ貨物車の車両にたどり着いたからだ。だが、その時はすれ違いで終わったふたりだったが、実はフィーネとイゼッタは、幼き頃、運命的な出会いを果たしていた(らしい)。そのときのこと、そして現在に至るまでのふたりの過去は、いずれ物語の中で解き明かされていくこととなるであろう。1話のラスト近く、空中に放り出されたフィーネを救おうとした時、イゼッタは彼女を「姫様」と呼ぶ。そんな風に「彼女の身分を知っている」ことからも、ふたりの関係がたんなる「お友達」ではないことは想像に難くない。ちなみに、ゲルマニアの一兵士の言葉から、イゼッタは「ただひとりで一国と渡り合うだけの力を秘めた魔女」であることも匂わされる。果して彼女の正体は何なのか? そしてすでに戦争状態に入った、というよりゲルマニアのほぼ一方的な蹂躙を受けている母国「エイルシュタット公国」を、フィーネは救うことができるのか? 等々、興味は尽きない。
公式サイトにてほのぼのストーリー1P漫画『週末のイゼッタ』が更新された。こちらは作中のシーンをコメディ風に描いたもので、1話放送ごとに更新されるようだ。アニメを見る方はこちらもおススメする。
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