文豪が登場するオススメマンガを紹介!299 Pt.

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孤児院を追われ、横浜市を放浪する少年「中島敦」は、川で溺れていた「太宰治」を助けたことをきっかけに自分の正体を知り、異能集団「武装探偵社」に所属する。ひょんなことから生活が一変した「中島敦」、そして彼を待ち受けるものたちとは……!?
原作は「朝霧カフカ」、作画は「春河35」の2人による、新感覚の異能力バトルアクションマンガ。主要な登場人物はほとんど全員が文豪と同じ名前と誕生日になっている。人物設定には文豪の実際のエピソードが反映されていたり、気になる能力には「人間失格」「羅生門」「月下獣」といった作品名がもとになっているなど、文学好きは反応すること間違いなし!
ちなみに、この作品は原作者の「朝霧カフカ」が「文豪がイケメン化して能力バトルしたら絵になるんじゃないかと、編集と盛り上がったから」と、作品が生まれた背景として述べているとおり「太宰治」「芥川龍之介」「中島敦」といった数々の有名文豪がイケメンキャラクター化して登場する。もちろん見た目だけでなく異能力もそれぞれ魅力的! お気に入りの文豪は? なんて、盛り上がれるのではないでしょうか。

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近代日本のようで、日本ではない。多くの詩人たちが住む幻想の街、詩歌句(シカク)街。
そこには「萩原朔太郎」、「北原白秋」、「三好達治」、「室生犀星」、「高村光太郎」らの作品の印象を元にしたキャラクターたちが、詩作に人生を捧げていた――。
己の人生と創作への欲のはざまで絶望し、歓喜し、身を震わせ、まい進していく詩人たちの、狂気と知性と業の物語!
「清家雪子」による、近代詩歌俳句の各作品から受けた印象を元に作者像をイメージした創作マンガ。各作家自身のエピソードも含まれており、これこそ真の二次創作、ともいえる手法ではないだろうか。「作者」の擬人化ではなく「詩」の擬人化というところが新しい。
『月に吠えらんねえ』の世界はまさに独特。幻想的だけれど怖いような、読んでいる自分までもが、この世界に迷いこんでしまうのではないかという不安な気持ちになってしまいます。それでも、この世界と一筋縄ではいかない詩人たちから目が離せない……!
読めば想像の元となった作品、そして作者に興味を惹かれるはずです。読んだあとは、自分の気持ちを詩にしてみたくなることだろう。

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時は大正十四年。桜の舞う春、小説家を目指す23歳の文学青年「小林秀雄」に訪れたのは――運命的な出会いだった。
自意識の殻に閉じこもり、創作に迷いのあった「秀雄」。その人生に強い衝撃を与え、運命とも言える出会いをしたのは、まだ18歳の詩人「中原中也」。
「中也」によって、「秀雄」の生きざまは根っこから変えられていくが「中也」には交際する一人の女性がいた……。奇妙な関係のなか、天才2人は文学に命をかける。真摯で切なく、物狂おしい物語。
「月子」による、実在の人物と事実に題をとり、フィクションを交えて描き出すこの作品。文学に人生すべてをかける若き2人の天才、その交流を描く繊細なストーリー……。実際の「中也」や「秀雄」もこんな感じだったのかもしれない、と想像、いや妄想力を掻き立てられます。「運命」ともいえる彼らの出会い、夢を持ち生きる姿、奇妙な三角関係、青春愛憎劇。彼らから目が離せません!!