真面目すぎる風紀委員と、問題児JKのラブコメディ。桜大門統悟(さくらだいもんとうご)は、超がつくほど真面目な風紀委員。毎朝、校門に立って生徒たちの服装チェックに余念がない。明るい髪色にミニスカートがトレードマークの小日向微笑(こひなたぽえむ)は、桜大門にいつも口うるさく注意されてうんざりしていた。そんな桜大門が実はかなりの天然であることを知ってしまった小日向は、ある取引をもちかける。
「あなたの髪の色とスカート丈は非常に不適切です」「うるっさいなあ 毎回毎回~~…!あんたに関係なくない!?」そんな決まり文句と共に、毎朝繰り広げられる風紀委員・桜大門と小日向のバトル。小日向にしてみれば、生徒手帳には「常識的な範囲で」としか書かれていないから、校則違反をしているつもりはない。しかし、堅物すぎる桜大門には下着が見えそうなスカート丈は許されるものではないらしい。口うるさい桜大門を嫌がっていた小日向だったが、授業をさぼったペナルティの補習で一緒になってしまう。真面目なだけに勉強もできるのかと思いきや、桜大門は頭が固すぎて勉強が苦手。しかも、かなりの天然キャラであることが判明。素行はともかく勉強ができる小日向は、桜大門の意外な一面に興味を持つのだった。
凶悪化した不良・怒病鬼(ドヤンキー)と闘う風紀委員の活躍を描く異色の文化系至上主義バトルアクション。新世紀学園の高校1年生・コン野まどかは、憧れの風紀委員に着任したばかり。風紀委員が取り締まるのは、怒病鬼と呼ばれる不良たち。新人風紀委員は、指導教官役の先輩風紀委員とペアを組み、委員活動(怒病鬼討伐)に出るのだ。しかし、まどかの指導教官の2年生・定規(さだき)メモリは、さぼってばかりで未だにまどかは委員活動ができていなかった。
本作に登場する風紀委員は、校則で生徒たちを取り締まるだけではない。なんと、人類を救う闘いを担う存在。グレル濃度が高まった不良たちは、怒病鬼という迷惑行為をものともしない怪物に変身してしまう。怒病鬼の存在は周囲の人間にも影響を与え、他の人間のグレル濃度を高めることに。怒病鬼には拳銃では歯が立たず、警察もお手上げ。怒病鬼を倒せるのは、聖文具(ステーショナリー)を操る風紀委員だけなのだ。怒病鬼が出現すると、風紀委員会が召集され激しいバトルが繰り広げられることになる。しかし、まどかの指導教官役の定規は、校則違反の短いスカート丈を嬉々として測るだけで、委員会活動に出ようとしない。まどかは任務を果たそうと単独行動に出るのだった。
堅物すぎて目障りな風紀委員をナイスバディで陥れようとするお嬢様が繰り広げるラブコメディ。口無椿(くちなしつばき)は、学院理事長の孫娘のお嬢様。超男嫌いの王子様キャラで女生徒からカリスマ的な人気を誇る一方で、自らにセクハラした男子生徒や男性教師を容赦なく退学へおいこんでいた。そんな中、風紀委員の起立匡史(きりつただし)は、椿にたてつく目障りな存在。椿は起立を惑わせようと一計を案じるが、かえって自分がもんもんとしてしまうのだった。
風紀委員・起立は、風紀を乱す行為を、何よりも嫌う男だ。正しくあることを是とする起立は、学院理事長の孫娘である椿を前にしても、まったくひるむことはない。椿が退学をちらつかせても、「(風紀を乱す者を)注意する俺が正しい!!」と一歩もひかないのだ。目障りな起立を陥れようと、椿は一計を案じることに。放課後の教室であえて二人きりになり、自慢の巨乳を起立の腕におしつけるという禁じ手にでたのだ。しかし起立は「すごく邪魔!!」と椿の色仕掛けを一蹴。しかも、自らしかけたボディタッチだったはずが、椿の方に性の目覚めがやってきてしまう。なんとか起立を惑わせようとさらに過激な行動に出る椿だが、逆に、起立を相手に妄想をたぎらせることになってしまうのだった。
真面目なはずの風紀委員が、幽体離脱した姿でクラスメイトの男子と交際してしまうラブコメディ。港華台高校2年3組の影崎衣更(かげさききさら)は、マジメで堅物な風紀委員。男女交際も厳しく取り締まる委員長キャラだ。鉄の乙女(アイアンメイデン)とも呼ばれている衣更には、秘密があった。幽体離脱して町をさまよっていた時に出会ったクラスメイト・蓮見葉一(はすみよういち)と、30年前に死んだ幽霊のふりをして密かに付き合っていたのだ。
ヒロインの衣更が真面目一筋の風紀委員になったのには、幽体離脱ができる特異体質が関係している。衣更は眠っている時に、自由に体を抜け出してとびまわれる能力があった。しかし、そうして目にした人の裏表のせいで、人付き合いが苦手に。それでも一人ぼっちになりたくはないと、学校行事や勉強を頑張っていたら、いつの間にか真面目な委員長キャラが定着してしまったのだ。そんな衣更も幽体離脱している間は、真面目キャラから解放される。幽体離脱中は普通の人間からは見えないため、自由にふるまえるのだ。そして、幽霊が見える体質のクラスメイトの葉一となぜか付き合うことに。衣更も30年前に死んだ「幽霊さん」としてキャラを作って、葉一との逢引を楽しむようになっていた。
自由奔放すぎるギャルが真面目すぎる風紀委員をいじるつもりがいじられてしまうラブコメディ。小麦色の肌に超ミニスカート、自由すぎるギャルの戯谷(ぎや)るこは、いつも風紀委員の真藤(しんどう)タダミチに注意されてばかり。生徒指導室に呼び出されては、スカート丈をチェックされたり、ブラウスの前を開けすぎだと注意されたりしている。口うるさいタダミチを黙らせようと、戯谷は自慢のボディを武器にからかおうとする。
正真正銘のギャルJKの戯谷にとって、「ボタンを開けていいのは1個まで」「校則第59条によると下着の色は白かベージュ」と、事細かに口うるさくチェックしてくる風紀委員・タダミチは天敵といってもいい存在だ。「校内の風紀を正すのが仕事」だというタダミチに一泡吹かせてやろうと、戯谷は「どうしてもって言うんなら タダミチが(ブラウスのボタンを)直してよ」と持ち掛ける。堅物の風紀委員といえど、年頃の男子高校生。女子の胸元のボタンにふれるなんてできないだろうとふんだのだ。困らせてからかおうとした戯谷だったが、タダミチは動じることなくボタンをとめようとし、あまつさえ校則にそった下着チェックまでしてくるのだった。タダミチと戯谷のぎりぎりのバトルが繰り広げられる。