人気監督「大沼心」が監督した人気アニメ10選。30 Pt.

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学生である主人公の「広野紘」は他に「少女漫画家」という顔をもち、忙しくも充実した日常生活を送っている。あるクリスマスの夜のことだった。「紘」はひったくりを捕まえよう町中を走る一人の少女とすれ違った。その後、学校で再会する二人。名は「宮村みやこ」。この出会いにより、「紘」に興味を持った「みやこ」は彼と共に行動するようになる。それを見ていた幼馴染の「新藤景」は「紘」に秘めた思いを打ち明けようと彼との距離を縮めていくのであった。恋と仕事で突きつけられる問題に対して「紘」が答えを導き出していく物語。ゲームを題材に制作された作品。「大沼心」にとって初めての監督作となった作品。「大沼心」自身がゲーマーということでこのゲームの世界感を好んでいた彼自身が立候補で監督をつとめたという。この作品の制作にはとても熱を込めていたようでブログなどの感想をよく確認し、その内容によって演出変更などもかけ、より視聴者に愛される作品としていったようだ。ある意味珍しい制作方法をとっている作品といってもよいだろう。

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科学とオカルトの要素が混じり合い、偶然誕生した「試験召喚システム」を学生への試験へと採用した「文月学園高等部」。試験の成績次第で厳しくクラス分けがされ、最低クラスである「Fクラス」では決して勉学する環境とは言えないところでの生活を余儀なくされた。自分は「Fクラス」にはならないだろうと高を括っていた主人公「吉井明久」はその様相に反し、テストの結果が不出来により「Fクラス」の一員となるのであった。「明久」が「Fクラス」で出会ったその仲間たちが上位クラスへと這い上がるために奮起する姿を描いた学園アニメである。「大沼心」の演出の特徴でもある独特の光の使い方やポップな世界観を示すドット柄などの使い方が随所に登場している。このアニメが彼の演出指針を一つ示しているといっては過言ではないだろう。加えてもう一つの特徴であるアニメのパロディもふんだんに盛り込まれている「大沼」ワールド全開のアニメともいえる。

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私立「山星高校」の生徒である「桐山唯」と「青木義文」。ある日、この二人の魂が一晩中入れ替わってしまったという不思議な現象が発生する。この不思議な体験の原因が一体なんなのかを知りたい二人は学校にある「文化研究部」に真相究明を依頼するのであった。部員である「八重樫太一」、「稲葉姫子」と「永瀬伊織」の三人は当初冗談ととらえており、本気にはしていなかった。しかしその日の夕方に「太一」と「伊織」が、翌日には「姫子」が同じ体験をし、謎の現象の事実を確かめるために動き始めるのであった。魂が入れ替わると性格も変わるという難しい演出をしなければならなかった今作品。「大沼心」はこの作品で「総監督」として参加している。難題な演出にも見事に立ち向かい、素晴らしい人気作へと成長させた。作品とは別のところで何かと騒動があった作品でもあり、すこしいわくつき?という作品ともとれる。

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「岐阜県立田茂農林高等学校（通称：のうりん）」を舞台に主人公である生産科学科2年の「畑耕作」は、人気アイドルの「草壁ゆか]が好きなオタクであった。彼女の活躍を楽しみに過ごしていたある日、突然「超人気アイドル草壁ゆか、電撃引退！」の情報が世間に発表されるのであった。この報道にショックをうけた「耕作」は部屋に引きこもってしまう。時を同じくして一人の転校生が「のうりん」とやってくる。転校生は、「草壁ゆか」にそっくりな美少女「木下林檎」であった。農業とアイドルというなかなか合わさらないテーマを中心に展開するアニメ。この複雑な設定に対しても「大沼心」は独自の感性でこの作品を1つのアイドルアニメ作品として成り立たせた。複雑な設定というのが彼のやる気にもしかしたら火をつけているのかもしれない。

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父と子の二人暮らしの中で育ってきた「里見光太郎」。父思いな彼は春から高校生になることと父の転勤が同じ時期に決まったことを機に一人暮らしをはじめることにした。「家賃が月5000円」という信じられないような金額であった高校近くのアパートで彼は新生活をはじめるのであった。しかし暮らしてみると明らかになにか怪しさ。そして新生活が始まってすぐに事は起きた。案の定、彼の元に一人の女性の幽霊が現れる。元からこの部屋に憑いていた彼女と場所の所有権で言い争いが始まる。すると次に魔法少女が現れ、この場所が重要な場所といい、その言い争いに加わる。そして地下から地底人、空から宇宙人と誰しもがこの部屋の重要性を主張し、自分の物にしようと現場は大混乱。挙句の果てには大家さんが登場して……はたして「光太郎」に安住の未来はあるのであろうか?亜種キャラクター満載のハーレム系ラブコメアニメ。ラブコメを幾度か手掛けている「大沼心」にとってある意味、ホームグラウンド的なアニメでもある。ドタバタ感や様々なキャラクターとの心の通わせなど面白演出がたくさん詰まっている。

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日本の冬木市にある「穂群原学園小等部」。そこに通い、何の変哲もない日々を送っていた「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」。ある日、彼女の元に突如精霊である「マジカルルビー」が現れるのであった。「カレイドステッキ」と呼ばれる魔術礼装の使い手として彼女を選び、強引に契約を結ばされる。その結果「魔法少女プリズマイリヤ」へと変身し、迫りくる脅威から魔法で立ち向かっていくのであった。絶大な人気を誇るアニメ「Fate」シリーズのスピンオフ作品として人気のあるキャラクターである「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」を主役とした魔法少女アニメ作品である。第1期で監督をした「大沼心」は第2期目から総監督として制作に関与している。「イリヤ」の「魔法少女」という設定は大当たりし、現在までに4期まで作成されいる。そして現在は劇場版も作成されているという。「大沼心」にとって最大のヒット作品といってもよいであろう。

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「魔法使い伐刀者（通称：ブレイザー）」を養成するための学校として存在するのが「破軍学園」である。ここに通う「黒鉄一輝」は「魔法使い」における能力があまりにも低いために「落第騎士（ワーストワン）」という通り名で呼ばれていた。そして学園で奮起する彼に伝わった情報。それは十年に一人の逸材と呼ばれる「Aランク少女騎士」が入学することになるということであった。剣術の鍛錬を終え、部屋に戻った「一輝」。しかしその部屋に立っていたのは下着姿の「Aランク少女騎士」である姿「ステラ・ヴァーミリオン」であった。魔法使い系の作品として人気の高いこの作品も「大沼心」が監督として内容を手掛けている。どちらかというと美少女ラブコメが主だった彼にとって、戦闘が本格加わった作品を手掛けるというのは新たな挑戦にあったのではないかと考えられる。しかし白熱する闘いのシーンは彼のアイデンティティをよく反映していると評価できよう。

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「天之御船学園」の1年7組には不幸を背負った生徒ばかりが集められるという不思議なことが起こっていた。悲恋の「ヒバリ」、不運の「はなこ」、不健康の「ぼたん」などを中心にその不憫の具合があまりにも悲しすぎる生徒たちが、幸福になるために高校生活を奮闘する姿を描いたアンハッピーがテーマの学園コメディ。「大沼心」はこの作品がアニメ化を担当すると決まった時に原作コミックを読んだそうで日常系の作品に関与したことがほぼないということから「日常系の作品に挑戦できる」と嬉しく思ったそうである。しかしこれまた不運が続く少女たちという特殊な環境を強いられてはいた。そのため、より自分の描きたい内容を忠実に表現するために丁寧に制作指示をしたとのことである。

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高校生にしてライトノベル作家となり、「妹法（まほう）学園」でのヒットがしている売れっ子作家の「羽島伊月」は「妹」という存在をあまりにも愛しすぎている変態である。一人暮らしをする「伊月」のもとには毎日両親の再婚で”弟”となった見た目だけでは女の子とも見える「千尋」が訪れ、彼の家事全般を世話していた。「伊月」の家に来る一癖も二癖もある仲間たちと共にふれあいを持つ「千尋」であったが実は「伊月」には明かしていない秘密があるのだった。ちょっとした秘密をベースに日常で繰り広げられる面白エピソードを描かれていくアニメ作品。この作品に監督として参加している「大沼心」である。自身もゲーマーということからか、この作品では小説をベースとした面白ゲームの紹介があるのは何かしらの影響が働いているように思える。彼の演出の特徴であるポップな背景の使い方も登場し、とてもライトで明るい印象を持つアニメである。

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プログラマーである「鈴木一郎」はオンラインゲームの下請け会社に勤める29歳のアラサー世代。後輩の失踪という不運に遭遇し、複数のプロジェクトを並行して手がける中で仮眠をとった彼が目を覚ますとそこには異世界の荒野が広がっているのであった。しかしよくよく見てみると自分が手掛けたゲームのような情景であることを悟った彼。さて「一郎」の異世界生活の行方はいかに……2018年の冬アニメとして放映予定の異世界ハーレム系アニメを「大沼心」が演出するという作品。いままでありそうでなかったこの組み合わせに期待値は高い。今までの異世界ハーレム系作品とは打って変わってまた面白い演出がちりばめられた作品になることは間違いないであろう。