概要・あらすじ
山奥から町へ引っ越してきた阿仁丸一族の長男・阿仁丸ケダマンは、あたり前小学校へ転校することに。狼男のような野生児・ケダマンは、クラスを牛耳るドラキュラ族の怒良野キラーとさっそく衝突。鋭い牙で怒良野に噛みつき、勝利を得るが、野生の血が収まらずに大暴れ。奇々怪々なクラスメイトを巻き込んで大騒動を巻き起こしていく。
登場人物・キャラクター
阿仁丸 ケダマン (あにまる けだまん)
山奥の小学校からの転校生。野性味あふれる阿仁丸家の長男。狼男の父と化け猫の母を持つ。獣のような容貌で、鋭い牙が最大の武器。得意技はかみつき攻撃で、一度噛み付くとなかなか止まらない暴れん坊。狼男や完全な狼に変身することもできる。
怒良野 キラー (どらの きらー)
ケダマンが転入したクラスの同級生。おっぱいを吸いお尻を噛むことで相手を惚れさせる「吸ケツ鬼」の一族。転校初日のケダマンと対決し、以来ライバルとなる。「怒良城霊園墓地」の地下にあるドラキュラ城で生活している。
宇佐見 ミミ (うさみ みみ)
ケダマンのクラスメイト。ウサギをモチーフにしたキャラクターで、スタイルがよい美少女。ツインテール。作中では何かとヌードになってしまう。実家にはミミそっくりの姉妹が多数住んでいる。
間身井 (まみい)
ケダマンの同級生。全身を包帯でぐるぐるに巻いたミイラ男のような風貌で関西弁を話す。実家は薬局を経営しており、局部を絆創膏で隠しただけでほぼ全裸の姉がいる。
間身井の姉 (まみいのあね)
ケダマンのクラスメイトである間身井のお姉さん。間身井薬局を経営する薬剤師。間身井と違って包帯嫌いのため、乳首と局部に売れ残りの絆創膏を貼っているだけのほぼ全裸姿。
ケダマンの姉 (けだまんのあね)
ケダマンの姉。ネコ科の動物のようなしなやかな女性。ケダマンに引けを取らないほど喧嘩が強く、大型の猫科動物に変身することができる。外では猫を被っており、すごく丁寧な言葉遣いのおしとやかな女性を演じる。
ケダマンの母 (けだまんのはは)
ケダマンのおかあさん。鍋島の猫騒動で有名な化け猫の子孫。小柄でにこやかだが、縞模様の毛としっぽが生えている。
ケダマンの父 (けだまんのちち)
ケダマンの父親。全身毛むくじゃらのオオカミ男。家長にふさわしく屈強な男性。
クマさん
ケダマンの家に居候する阿仁丸一族の親戚。大きな体をしているが心の優しい人物で、のんびり屋。
不乱健 (ふらんけん)
ケダマンが通う、あたり前小学校の番長。フランケンシュタインの怪物のような容姿で巨漢だがじつは一年生。力は強いが頭はよくない。
穴倉 熊五郎 (あなぐら くまごろう)
あたり前小学校の元番長だが、不乱健に敗れてその座を奪われる。以来、闇の番長として、一年間体育館の床下で生活し、復讐のチャンスを伺う。通称は穴熊。
多蘭ちら (たらんちら)
闇の番長・穴倉熊五郎の部下の女性。お尻からクモの糸を出すことができる超能力者。穴熊の命令でケダマンを襲う。
トバッチリ
ケダマンのクラスの担任教師。細身でメガネと髭が特徴。その名の通り、トバッチリをくらい、いつもひどい目にあわされる。妻と子供が5人いる。
場所
ケダマンの家 (けだまんのいえ)
ケダマンとその姉、両親が住む。広大な敷地にジャングルが広がっており、中に入るものは家族だろうが客だろうが全裸になるのが掟。玄関のほかに南、北、西に門があり、南門はアフリカ、北門は氷の国、西門は砂漠に通じている。また、門を通らずに塀を乗り越えて侵入すると、地獄へ行ってしまう。
あたり前小学校 (あたりまえしょうがっこう)
ケダマンが転校してきた小学校。名前に反して、吸血鬼ドラキュラやフランケンシュタインの怪物、ミイラ男、半魚人など当り前じゃない生徒がたくさん通う。ちなみに校長先生の名前は「月並」。