概要・あらすじ
転校生の竜崎海二は、竜崎組組長の跡取り息子。そんな竜崎海二が惚れたのが、威勢がよく、みんなから委員長と呼ばれる相沢実。超女好きの竜崎海二の父竜崎正和や、黒川組というヤクザの組長の娘黒川雷、竜崎海二にあこがれてヤクザになりたい姫神蛍など、ひとくせもふたくせもある人々が、竜崎海二の周りに集まってきて騒動をまきおこす。
登場人物・キャラクター
相沢 実 (あいざわ みのる)
黒髪の長い髪の女子高校生。不良にからまれた時に竜崎海二に助けられ、そのかっこよさに惚れる。クラスのみんなから委員長と呼ばれるしっかり者だが、好きになった竜崎海二には本名で呼んで欲しいと思うかわいいところがある。篤也という弟がいる。
竜崎 海二 (りゅうざき かいじ)
竜崎組組長の跡取り息子で相沢実のいる早見高校に転校してきた。短髪で黒髪。ペーパー刺青をつけてヤクザアピールのようなことをするたびに、相沢実に刺青をはがされて殴られている。そんな勢いのいい相沢実の姉御っぷりに惚れて、女房になってくれと何度もアタックをかける。
竜崎 正和 (りゅうざき まさかず)
竜崎海二の父。35歳。血液型はAB型。なかなかのイケメンでかなりの女好き。早見高校にファンクラブがあるくらいの人妻キラー。竜崎翔と結婚して婿入りし、嫁の実家の竜崎組を継ぎ2代目組長となった。
三田村 (みたむら)
相沢実たちが通う高校の校長。TVドラマ「3年B組金八先生」のファンでヤクザの息子の竜崎海二を受け入れる。たまに生徒思いのかっこいい言葉をいったりするが、相沢実に盗みをすすめてみたり、竜崎正和の口車に乗って賭け事をしたり、生徒の修学旅行にちゃっかりタダで便乗してみたりと、言葉と行動が伴わない事が多々ある。
黒川 雷 (くろかわ らい)
竜崎海二の転校前の同級生。実は黒川組というヤクザの組長の娘で、関西女総番をしている。前の学校で竜崎海二と争い、それが原因で竜崎海二は転校する事になった。竜崎海二と勝負するためにわざわざ転校してくるが、竜崎海二は黒川組のこわもてをあっさり倒すほどの強さで、その強さに惚れてしまう。
姫神 蛍 (ひめかみ ほたる)
相沢実たちの同級生。腕っぷしの強い竜崎海二にあこがれて弟子入り志願した、童顔で身長152cmの小柄なかわいらしい男の子。竜崎海二のことを師匠と呼びつきまとう。
竜崎 翔 (りゅうざき なつる)
竜崎海二の母。実家は竜崎組というヤクザだが、職業は警察官。みかけは男。夫の竜崎正和とは高校の時からの同級生で、竜崎正和だけが彼女の事を一発で女だと当てた。ナンバー式の鍵や電話を素手で壊したり、玄関のドアを蹴り壊したりとかなりのクラッシャー。
源氏 洸 (げんじ あきら)
相沢実たちの同級生。17歳の誕生日をむかえ、お肌の曲がり角がきてしまったと嘆き、自分が衰えていくのを見るのが耐えられないと自殺をしょうと考えていたナルシスト。竜崎海二の行動に美を感じ、ヤクザのように美しく散りたいと思い竜崎組に弟子入りする。
タロウ
12歳。マフィアのボスの息子。竜崎海二の祖父とタロウの父が仲がいい。相沢実のことを気に入り、アメリカに強引に一緒に連れて帰ろうとする。本当のことを言うより噓をつくのがうまく、母が早くに亡くなって寂しいという噓話をして女の子をいつも口説いている。黒髪に青い目をしていて、左耳にだけピアスをしている。 関西弁を話す。
桜木 炎 (さくらぎ えん)
北海道から転校してきた竜崎海二の幼なじみ。祖父が桜木組というヤクザの組長。祖父の命令で竜崎海二の事を殺そうと何度も仕掛けるが、毎回失敗する。同姓だが、竜崎海二の事が好き。
姫神 燕 (ひめかみ つばめ)
23歳。相沢実たちの担任を務めることになる。見かけは姫神蛍と瓜二つ。教師と生徒間の馴れ合いを嫌うが、152.5cmしかない小柄な体型と、かわいらしい外見から、腕っ節はあっても生徒に舐められっ放しである。
平 美和 (たいら よしかず)
美和と書いて「よしかず」と読むが、同僚などには「みわちゃん」と呼ばれている。万引きをしようとしていた所を竜崎翔に見つかるが、見逃してくれた事で思いを寄せるようになる。竜崎翔を追いかけて警察官になった。
集団・組織
竜崎組 (りゅうざきぐみ)
『あねさんは委員長』に登場する組織。表向きは建築業を営んでいて、建物はモダンな2階建ての家。初代組長は竜崎翔の父。竜崎正和が竜崎翔と結婚して婿入りし、2代目組長となった。
早見高校
『あねさんは委員長』の主人公相沢実たちが通っている高校。男子は学ラン、女子はブレザーにネクタイ、プリーツスカートという制服。建物は竜崎組のシマの中にあるが、理事長が学校の敷地を担保に、竜崎組と対抗する黒川組からお金を借りて取り壊しになろうとしたこともある。