いとやんごとなき

いとやんごとなき

上流階級やお金持ちの子どもたちが通う超名門校の雲上学園が舞台。母親の再婚により、セレブ校に通うことになった庶民の少女、出海あすかは、学園で最も尊いといわれる光暈寺麻呂と出会う。彼は「興奮すると股間が光る」という不思議な力を持っていた。雲上学園に君臨する、特殊能力を持った四人の高貴な学生と庶民の少女が巻き起こす学園ギャグコメディ。小学館「週刊少年サンデー」2020年第24号より連載開始。

正式名称
いとやんごとなき
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
 
学園
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概要・あらすじ

出海あすかは、母親がお金持ちと再婚したことによって、公立高校から超名門校の私立雲上学園に通うことになった。転校初日、あすかは不思議な光景を目にする。光暈寺麻呂という男子生徒が、リムジンで学校に乗り付けたとたん、その場にいた生徒たちが整列。お辞儀をして彼を迎え入れたのだ。しかも、光暈寺の股間はなぜか光っていた。クラスメートによると、光暈寺はいとやんごとなき(非常に高貴な)家柄の生まれで、全校生徒から「光の貴公子」様と呼ばれているという。「彼を見かけたらお辞儀をするように」と言われたあすかは、考えることをやめ、笑顔で承知した。彼女の望みは、平穏無事に学園生活を送ることだけであり、周りに歩調を合わせることは大切なことだった。放課後、雨が降りしきる中、あすかは光暈寺の帰宅に出くわした。あすかは、みんなと同じように行列に加わり、笑顔でお辞儀をしながら光暈寺を見ていた。すると、彼の股間が女子生徒の前でだけ光ることに気がついた。光暈寺は、転校生のあすかに気づき、彼女の名前を聞いた。その後光暈寺は、「興奮すると股間が光る」という自分の体質について、あすかに説明した。すると、あすかは反射的に「きもっ」と言葉を漏らしてしまう。あすかの言葉に、周りが凍りついた次の瞬間、光暈寺の股間はいっそう輝きを増し、あたりはまばゆい光りに包まれた。そしていつの間にか雨が上がり、空には虹がかかっていた。どうやら光暈寺はM気質であり、蔑まれたことによって大興奮したらしい。光暈寺は雨が上がったことを喜び、その場を立ち去った。翌日、あすかは、学園の5階に来るようにと呼び出しを受ける。そこには、学園の頂点に君臨する「四つ星」と呼ばれる四人がいるという。特殊能力を持った高貴な四人との出会いにより、「平穏に暮らしたい」というあすかの願いは打ち砕かれていくのだった。

登場人物・キャラクター

出海 あすか (いずみ あすか)

高校1年生の女子。庶民の生まれだが、母親がお金持ちと再婚したことにより、超名門校の私立雲上学園に通うことになる。平穏無事に学園生活を送ることが望みだが、股間が光り輝く光暈寺麻呂との出会いにより、波乱の生活を送ることになる。成績は優秀で、1学期の中間テストでは、全教科100点を取る。やむを得ない事情で、学園の頂点に君臨する「五つ星」の一人になる。

光暈寺 麻呂 (こううんじ まろ)

超名門校の私立雲上学園の男子学生。高校1年生。校章がデザインされた大きなボタンの学生服と黒縁メガネが特徴。非常に高貴な家柄の生まれで、全校生徒から尊敬されている。学園の頂点に君臨する「五つ星」の一人。二つ名は「光の貴公子」。興奮すると、股間が光るという特異体質の持ち主。股間の輝きが限界を超えると、その後遺症で股間が闇に包まれブラックホールになる。勉強熱心だが、成績は全教科平均点。出海あすかとの出会いで、自分のM体質に気がつく。

プリンセス・ローズ

超名門校の私立雲上学園に通う1年生の女子。出海あすかのクラスメートで、心優しき乙女。筋肉隆々のボディと外国人のような彫りの深い顔、金髪ロングヘアーが特徴。光暈寺麻呂に好意を寄せている。学園の頂点に君臨する「五つ星」の一人。二つ名は「薔薇の姫」。妖精と心を通わせ、妖精を通じて色々な情報を得ることができる。

漆間 泰斗 (うるしま たいと)

10歳の男の子。超名門校の私立雲上学園の頂点に君臨する「五つ星」の一人。二つ名は「不眠の御子(ねむらずのみこ)」。テレパシー、予知能力、瞬間移動などあらゆる超能力を身に付けている。校章がデザインされた大きなボタンがついた帽子を被っている。政府の要人からは「閣下」と呼ばれており、世界平和のために不眠不休で世界各国を飛び回っている。

御井 真清 (みい まさや)

超名門校の私立雲上学園に通う男子学生。学園の頂点に君臨する「五つ星」の一人。二つ名は「ご尊顔を拝してはいけないあのお方」。超イケメンで、彼の顔を見て恋に落ちたものはゴリラになってしまう。

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